証拠隠滅、ギリギリセーフ
まず冒頭。ウンスが車のトランクを開けるシーンから始まる。シャベルがシートの下に隠してある。もう心臓に悪い。警官がまさにトランクを覗き込もうとした、その瞬間。タイミングよく別の場所に呼ばれて去っていくんだ。本当にギリギリだった。彼女たちはなんとかその場を切り抜ける。
家に帰った女たちは、息を潜めてニュースをチェックする。もちろん、警察の捜査が始まったっていう報道ばっかり。これからどうなるのか、不安しかない空気が漂う。
事件の後、それぞれの日常
息子の行方と母親たちの温度差
ジョンスクはもうパニック状態。息子のジンピョが消えて、気が気じゃない。そんな中、ヒスが意外と落ち着いているように見える。それにジョンスクがキレるんだ。なんであんたは平気なの!って。まあ、母親としては当然の反応かもしれない。
ジニョンはヒスの味方をする。彼女は、失踪したチャン・ガンが上海に秘密の家族でも作ってるんじゃないかって考えてる。だから、ジンピョの件もチャン・ガンが何か関係してると信じてるみたい。
50億ウォンの横領疑惑
ここで別の問題が発覚する。ヒスが会社の口座から50億ウォンをジンピョの個人口座に移してたことがバレるんだ。これ、実はチャン・ガンが引き出した金だった。会社は大騒ぎになる。
でも、会社は評判が傷つくのを恐れて、この件を警察沙汰にはしなかった。それに、その金はキムっていう女性の裏金だったらしい。会社が金銭的に補填したから、キムも黙って矛を収めた。結局、事件は内々で処理される。ジニョンもこれで一安心。彼女はヒスに謝って、ヒスの言うことをすっかり信じ込んでいる。
新しい一歩を踏み出す女たち
ウンス、家族と向き合う
ウンスは実家からの電話で、母親の様子を見に行く。そこで気づくんだ。家の写真に写る母親は一度も笑っていない。それに、時々あざがあることにも。ウンスは家に帰ると、父親のチョ氏に最後の警告をする。もう一度母さんに手を出したら、家族全員がお前を見捨てるから。このセリフ、しびれたよ。彼女、本当に強くなった。
ウンスは昔、弟のウニョクと隠れていたクローゼットを捨てる決心をする。母親も弟も、それを喜んで受け入れる。過去との決別。新しい始まりのサインだ。ウンスは母親を街に連れ出して、プレゼントを買ったり、いいレストランで食事したりする。このシーンは見ていて少しだけ救われたな。
ヒス、自分を取り戻す
一方、ヒスは新しいミニドレスを買う。店員にあざがあっても綺麗ですよと言われて、少しだけ自信を取り戻すんだ。ウンスと遊びに出かけるけど、ふとした瞬間に闇に引き戻されそうになる。心の傷は、そう簡単には癒えない。
数週間が経つ。みんなの体のあざや傷は消えてきた。ヒスは再出発のために、ウンスの紹介でソベクの倉庫で働き始める。ソベクはまだチャン・ガンのことを気にしているけど、彼女を受け入れてくれる。
忍び寄る新たな影
ジョンスクの監視
ジョンスクは、ヒスが新しい仕事を見つけて楽しそうにしているのが許せない。自分の息子は行方不明なのに、って。彼女は警備員に金を渡して、ヒスの行動を監視させる。警備員はヒスは笑う、化粧をする、毎日出かけるなんてメモを取る。この執念、ちょっと怖いよ。
ウンスを追い詰める過去
ウンスにも新たな問題が降りかかる。昔、自殺した上司の妻、カンの事件。その夫だったクォン氏のDV疑惑について、記者が調査を始めたんだ。警察はウンスに証言を求めてくる。マネージャーは黙ってろと警告する。ウンスは一度は口をつぐもうとする。でも、クォンがお得意の金で解決しようとしてきた。その態度に、ウンスはついにキレる。本当のことを全部話します。そう宣言してその場を去る。よく言った!
絶望の中で生まれる絆
気分転換に、ウンスはヒスとソベクをカンの好きだったレストランに連れて行く。最悪なことに、そこでクォンとばったり会ってしまう。ウンスはトイレに隠れるけど、クォンはズカズカと入ってきて彼女を脅す。彼がウンスに手をあげようとした瞬間、ソベクが助けに入る。まさにヒーロー。
3人は倉庫に戻る。ヒスは、ウンスがそんなに苦しんでいたことに気づけなかった自分を責めて泣く。ソベクは、自分が落ち込んだ時にやるという麻雀を二人に教える。ヒスはすぐにコツを掴んで、少しだけ場の空気が和む。
でも、その平和も長くは続かない。ウンスがソベクの壊れたカレンダーを直そうとすると、彼が冷たくそれを止める。カレンダーの日付は、彼の息子の命日だった。ここで、ヒスとソベクは子供を失った親としての悲しみを共有する。このシーンは本当に重くて、胸が詰まった。
罪悪感と終わらない悪夢
クォンの報復は早かった。ウンスの昇進の話が白紙に戻される。それから、女たちはジンピョの幻覚や幻聴に悩まされ始める。罪悪感が彼女たちを蝕んでいく。
そしてラストシーン。ヒスが一人でいるアパートに、誰かが侵入してくる。彼女は恐怖で叫び声をあげる。ここで第5話は終わり。一体誰なんだよ!
感想
今回は、事件そのものよりも、その後の心の動きに焦点が当たっていた回だったね。みんなが罪の意識を抱えながら、なんとか前に進もうとする姿がリアルだった。特にウンスが父親に啖呵を切ったシーンは、今までの彼女からは考えられない強さが見えて、見ていてスカッとした。彼女の成長物語でもあるんだな、このドラマは。
一方で、ヒスが少しずつ自分を取り戻そうとしている姿は応援したくなる。でも、ふとした瞬間に見せる虚ろな目が、彼女の傷の深さを物語っていて切ない。そして、ジョンスクの母親としての執念が、だんだん狂気に変わっていく様子が本当に怖い。
そんな重い空気の中で、ソベクの存在が唯一の救いかもしれない。彼もまた大きな傷を抱えているからこそ、ヒスやウンスの痛みに寄り添える。3人が麻雀をするシーンは、束の間の安らぎだった。
最後の侵入者は一体誰なのか。死んだはずのジンピョなのか、それとも全く別の人物か。女たちの罪悪感が見せた幻覚という可能性もある。とにかく、また悪夢が始まる予感がして、次週まで眠れないよ。
つづく

