あらすじ(ネタバレあり)

豹変したチャン・ガン

いやー、とんでもないことになったよ。あのチャン・ガンがヒスの家に現れたんだ。ウンスが思ってたような、人のいい家族思いの男じゃ全然なかった。あいつ、ジンピョのスマホから消されたデータを全部復元してた。

つまり、家の監視カメラ映像も、ヒスが森でジンピョの墓を掘った場所も、全部バレてる。チャン・ガンはヒスに言った。5日で30億ウォン用意しろって。完全に立場が逆転して、彼女をオモチャみたいに扱い始めた。

新たな殺人

ヒスは要求をのむしかない。チャン・ガンが誰にも見られずに帰れるように手伝わされた。でも、ジョンスクが送り込んでたスパイの警備員が、運悪くチャン・ガンを見つけちまう。チャン・ガンは、ためらうことなくその警備員を殺した。もう完全にヤバいやつじゃん。

それぞれが、自分のために

ヒスに30億ウォンなんて大金はない。持ってる宝石を全部質に入れた。それでも全然足りない。ついに自分のアパートと母親の家まで売りに出す決心をした。彼女はもう、精神的にボロボロだ。スマホの充電が切れてるのにも気づかない。

連絡が取れなくなったヒスのせいで、チャン・ガンはウンスを巻き込む。ウンスはヒスに私が何とかするって約束するんだ。でも、あのイカれたチャン・ガンには敵わない。ショッピングモールで脅されて、ジンピョのスマホを奪おうとしたら、逆に身代金を31億ウォンに吊り上げられた。

追い詰められたウンスは、会長に泣きついて始末屋を紹介してもらう。その始末屋がファンって男だ。一方、刑事のジニョンも動く。警備員が殺された事件で、母親のジョンスクはヒスが犯人だと決めつけてる。ジニョンは駐車場の監視カメラから兄チャン・ガンの姿を見つけると、その映像を消去した。兄をかばってるわけじゃない。自分の経歴に傷がつくのが嫌なだけ。自分のためなんだよな、この人も。

止まらない脅迫

チャン・ガンは、大金がすぐには手に入らないと悟る。今度はジョンスクを騙しにかかった。ジンピョのフリをして逃亡中だってメールを送る。まんまと金をせしめた。本当にクズだよな。

その金で派手に遊び始めたチャン・ガンは、ソベクの倉庫で働いてたウィって男に会う。酔っぱらって女二人から30億もらうなんて自慢話をべらべら喋ってた。ソベクは、ウンスが始末屋のファンを雇ったことを知る。ファンの会社が殺し屋みたいな連中だと知って、嫌な予感がしたんだろう。ファンに情報を流させて、ついにチャン・ガンを発見する。

チャン・ガンはさらにヒスたちを追い詰めるため、森へ向かう。そして、ジンピョの墓を見つけちまった。始末屋のファンからその報告を受けたウンスは、これ以上墓の場所を知られたくない。ファンに追跡をやめさせた。

絡み合う糸

ジニョンは、ヒスが損をしてまでアパートを売ろうとしてるのを見て不審に思う。ヒスを尾行したら、ウンスと会っているところを目撃した。ウンスがジンピョの愛人だった女だと気づき、今度はウンスを尾行する。

その頃、ウンスはチャン・ガンを始末屋ファンの元へおびき出す計画を立てていた。殺すか、少なくとも黙らせるつもりだったんだろう。ジニョンが二人を追っていると、同僚から電話が入る。警備員が殺された時間に、ヒスの姿が駐車場の車のドラレコに映ってたっていうんだ。

ジニョンは、その証拠映像を消しに向かう。その途中で、今度は母親のジョンスクから電話だ。ジンピョが帰ってきたって。ジニョンはチャン・ガンが母に送ったメールを見て、すぐに偽物だと見抜いた。兄は家族相手でも、もっとカッチリした文章を書くからだ。

絶体絶命のラスト

ウンスの車に乗っていたチャン・ガンは、金をもらいに行くんじゃないってことに気づく。あいつ、わざと車をクラッシュさせた。逃げようとするのを止めようとしたウンスを殴って気絶させる。そして一人で車を降りて、幹線道路に出た。

その先には、一台の車が止まっていた。ジニョンの車だ。チャン・ガンは、まっすぐその車の前に立った。

第6話の感想

いや、マジかよ。今回の話、息つく暇もなかったな。チャン・ガン、ただのそっくりさんじゃなくて、とんでもない悪党だった。ジンピョのスマホから全部データ復元してるとか、用意周到すぎる。人を殺すのも平気だし、もはやジンピョよりヤバいんじゃないか。

ウンスもヒスも、必死に金策したり始末屋雇ったりしてるけど、全部チャン・ガンの手のひらの上って感じがして、見ててハラハラする。特に面白いのがジニョンだよな。兄を助けるフリして、全部自分のキャリアのため。証拠隠滅する時のあの冷たい目、最高にクールだ。

女性陣三人が、誰一人として他人のためじゃなく、自分のために必死に動いてるのがこのドラマのリアルなところ。ソベクが唯一の良心みたいに見えてくるけど、そもそもウンスに替え玉作戦を提案したの、君だよな?ってツッコミたくなる。全員が泥沼にはまっていく展開、本当に目が離せないよ。

つづく