組織の冷酷さと過去の因縁
物語は、コ作家(Writer Go)とイェリムが新たなカモを見つける場面から始まります。イ・ギヒョンという男が、違法賭博ビジネスを始めたいと100万ドルの資金を持って現れました。
しかし、イェリムは冷徹にコストを計算し、その資金では維持できないと突き返します。ギヒョンは仕方なく、今の仕事を続けて資金を稼ぐことに同意しました。
ここで恐ろしいのが、ギヒョンが連れてきた若者たちへの扱いです。彼らが現金がないと言うと、コ作家は不機嫌になり、外へ連れ出します。そこで傭兵上がりのチョルウンが彼らの耳をナイフで切りつけるのです。この残虐な光景を、ドギは物陰からじっと見つめていました。
時は遡り、7年前。かつては正直な検事だったコ作家が、なぜ悪に染まったのかが描かれます。彼は金のために職を捨て、詐欺師の牧師ジュ・ソクボン(通称:和尚)、友人のチェルミン(通称:キム警部)、そしてハッカーのイェリムを集めました。こうしてサムフン島を拠点とする、巨大なフィッシング詐欺組織が誕生したのです。
ドギたちの反撃作戦スタート
現在に戻り、ムジゲ運輸のメンバーとポン記者は作戦会議を開きます。ゴウンの調査で、組織の幹部たちが過去の犯罪歴をコ作家によって消されていることが判明しました。
ドギは冷静に指摘します。海外のサーバーをすべてダウンさせない限り、彼らを完全に排除することはできないと。
そこでチームは二手に分かれることにしました。ゴウンはサーバーへのハッキング準備を進め、ジノンに必要な機材を取りに行かせます。残りのメンバーは、サムフン島の詐欺師たちの注意を引くための陽動作戦に出るのです。
仲間割れを誘う心理戦
翌日、ドギ、ソンチョル、ゴウン、ギョングの4人は、コ作家たちとの面談に臨みます。ここで彼らは一芝居打ちました。
コ作家がオンラインショッピングサイトの開設を提案すると、ソンチョルは賭博サイトがいいと譲りません。ドギとソンチョルはわざとらしく口論を始め、別々に相談することにします。
ここからの心理戦が見事でした。ドギはコ作家にソンチョルを殺してくれと頼み、逆にソンチョルは和尚にドギを殺してくれと依頼します。極めつけはゴウンです。彼女はコ作家に私の友達を全員殺してと衝撃的な依頼をするのです。
実はコ作家自身も、島での生活に飽き飽きしていました。彼は部下たちの金を奪い、全員始末して島を出ようと画策していたのです。ドギたちの提案は、彼の裏切り心を刺激する絶好の餌となりました。
決死のハッキングと逃走劇
ジノンが現金と機材を持って戻ってきました。ドギはコ作家をタクシーに乗せて現金の入ったバッグを見せ、ソンチョルも和尚を連れ出します。その隙に、ジノンとギョングはイェリムを賭け事に誘い込みました。
敵が分散している間に、ゴウンが動きます。メインサーバーを特定し、ファイアウォールを突破。イェリムのノートパソコンから強力なマルウェアをアップロードし、組織の全システムをダウンさせることに成功しました!
しかし、ここからが修羅場です。異変に気づいたイェリムが戻ってきますが、パソコンはすでに破壊されています。ドギはコ作家を降ろし、チョルウンに襲われそうになっていたゴウンを間一髪で救出しました。
怒り狂った幹部たちが、一斉にドギたちを追いかけます。ドギの運転するタクシーに、メンバー全員が乗り込みました。しかし、狭い海岸道路で3台の敵車両に挟まれ、海へ突き落とされそうになります。
衝撃の結末と最大エネルギー
逃げ場を失ったドギですが、彼には切り札がありました。ジノンが緊急用に設置していた最大エネルギーボタンです。
ドギがスイッチを押すと、凄まじい電流が放出されました。その電流はイェリムの車を焼き尽くし、連鎖して和尚の車、そしてコ作家たちのトラックへと伝わります。車内の悪党たちは全員感電死するという、壮絶な最期を遂げました。
コ作家だけは辛うじてボートで逃げようとしますが、ドギは逃しません。冷静にボートを狙撃し、大爆発と共にコ作家は海の藻屑と消えました。
ソウルに戻ったポン記者は、潜入取材の結果を公表し、フィッシング詐欺組織の実態を暴きます。ドギは静かにミッション完了を告げ、チームは平和な日常へと戻っていくのでした。
第14話の感想
崖っぷちでのカーチェイスは本当に手に汗握りましたね!ジノンさんの発明した最大エネルギーボタン、まさかあんな威力があるとは驚きです。悪党たちが互いを裏切ろうとして自滅していく展開は、見ていてとてもスカッとしました。最後の一撃も容赦がなく、これぞ模範タクシーという勧善懲悪の爽快感たっぷりのエピソードでした。
つづく

