無実の訴えと残酷な判決
物語は、ユンスの弁護士が彼女に正当防衛を主張するよう説得するところから始まります。殺人を認めて正当防衛だったと言えば、刑が軽くなるというのです。
しかし、現場検証のビデオの中で、ユンスは途中から泣き叫び、頑なに無実を訴えていました。裁判でも、彼女は弁護士のアドバイスを無視します。私はやっていないそう主張し続けましたが、現実は非情でした。下された判決は、無期懲役。あまりにも重い現実に、言葉を失ってしまいますよね。
謎の女、モウンの逮捕
一方、警察はガラス張りの豪華な邸宅に突入し、そこにいたモウンを逮捕します。彼女は警察署で、自分はこの家の夫婦に雇われた歯科助手だと語りました。しかし、扱いはまるでメイドのようだったとも。
彼女のバッグからは毒薬と手術用メスが見つかります。リュ刑事が指紋がないことを指摘すると、彼女は診療所での薬品事故のせいだと平然と答えました。
精神科医が呼ばれ、彼女の精神状態を探ります。夫婦の死に様を語るモウンの様子は、どこか恍惚としていて、恐怖すら感じさせるものでした。
絶望の淵に立たされたユンス
ユンスのもとに、友人のムンジュンが面会に訪れます。これまでユンスの娘・ソプの面倒を見てくれていたムンジュンですが、世間のバッシングが自身の息子にまで及び始めていました。
ソプを養子に出すことにしたのその言葉は、ユンスにとって死刑宣告よりも辛いものでした。独房に戻ったユンスは、声を殺して泣き崩れます。
その泣き声に苛立った同房のワルスンと喧嘩になり、ユンスは自ら壁に頭を打ち付けてしまいます。医務室で手当てを受けるユンスに、医師は優しく諭しました。娘さんのために、生きなきゃだめだ
刑務所での出会いと魔女の提案
モウンが刑務所に到着したとき、怪我をして運ばれるユンスとすれ違います。その後、モウンもまた、同房の受刑者から因縁をつけられました。しかし、彼女は怯むどころか鉛筆を折り、相手の頸動脈に突きつけて脅します。小さなひと突きで、あんたを殺せるのよ
この騒ぎで懲罰房に入れられたモウンですが、そこで蜘蛛の巣を見てパニックに。彼女は極度の蜘蛛恐怖症だったのです。看守は仕方なく、彼女を別の部屋へ移動させました。
でも、これはすべてモウンの演技だったのです。彼女が移動したかったのは、ユンスの隣の部屋でした。
壁越しに、モウンはユンスに語りかけます。私は殺人者で、魔女よそして、信じられない提案をしました。ユンスに協力してもらう代わりに、ユンスの夫・キデを殺したのは自分だと自白するというのです。
法廷を揺るがす衝撃の告白
1週間後、懲罰房から出たユンスは、新聞記事でモウンがサイコパスの魔女と呼ばれていることを知ります。さらに、弁護士が辞任したため、新しい弁護士を探さなければならなくなりました。
一方、モウンは新しい弁護士に対し、陪審員裁判を要求します。この要求は通り、世間の注目を集める中で裁判が始まりました。
発言を許可されたモウンは、静かに、しかし衝撃的な言葉を口にします。私は、別の殺人も告白したいのです。アン・キデさんを殺したのは私です
法廷は騒然となりました。刑務所のテレビでそのニュースを見たユンスは、呆然とします。あの雨の日、黒いパーカーを着ていた人物。その顔と、テレビの中のモウンの顔を重ね合わせ、彼女は震えるのでした。
第2話の感想
モウンの不気味な魅力に圧倒されました!鉛筆一本で相手を制圧するシーンの冷徹さと、蜘蛛を怖がる演技のギャップが凄まじいです。それにしても、ユンスが可哀想すぎます。娘とも引き離され、無実の罪で無期懲役なんて…。ラストのモウンの告白には鳥肌が立ちました。彼女は本当にユンスを救う救世主なのか、それともただのゲームなのか。続きが気になって仕方ありません!
つづく

