あらすじ

第37話は、三万年にわたる天界の歴史の闇がついにすべて白日の下に晒される最高潮の決戦回です。 元神を取り戻した祥雲(しょううん)と初空(しょこう)は、衆仙の目の前で天帝・昊軒(昊軒 (こうけん))の血塗られた罪状を完全に暴き立てます。 しかし、追い詰められた暴君の狂気的な反撃により、神界は崩壊寸前の絶体絶命の危機を迎えることになりました。

ネタバレ

天界が震えた真実の暴露と戦神が下した最後の決断

第37話は、三万年にわたる天界の歴史の闇がついにすべて白日の下に晒される最高潮の決戦回です。

元神を取り戻した祥雲(しょううん)と初空(しょこう)は、衆仙の目の前で天帝・昊軒(昊軒 (こうけん))の血塗られた罪状を完全に暴き立てます。

しかし、追い詰められた暴君の狂気的な反撃により、神界は崩壊寸前の絶体絶命の危機を迎えることになりました。

白日の下に晒された天帝の罪と無界の縁で繰り広げられた最後の死闘

玄天鏡が映す三万年前の惨劇と狂気に染まる天帝の暴挙

衆仙が集まる公審の場で、宋祥雲(しょううん)はこれまでに隠されていた天界の最大の禁忌を堂々と暴露しました。

第28話で明かされた双子の姉妹・明月(めいげつ)の存在を告げ、帝休神族を滅ぼした真犯人が天帝・昊軒(昊軒 (こうけん))であると告発。

大殿の空気は激しく凍りつき、どよめきと動揺が神々の間に広がります。

第36話で修茗が己の心頭血を捧げて修復した玄天鏡が、ついに真実の映像を白日の下に晒しました。

昊軒が明月(めいげつ)と死契を結び、滄海(そうかい)女帝に濡れ衣を着せた凄まじい過去が鏡の中にくっきりと映し出されます。

証拠を突きつけられた昊軒は逆上し、強大な神力を放って再び玄天鏡を粉々に破壊しました。

時を同じくして、怒りに燃える摩羅(まら)族の軍勢が天界への総攻撃を開始します。

昊軒は自身の罪を省みることなく、逆に修茗や紅線翁(こうせんおう)へ無慈悲な一撃を放って重傷を負わせました。

天帝は力ずくで祥雲(しょううん)を処刑しようと、凶悪な天雷の鞭を激しく振り上げます。

無界の夢を破りし戦神の帰還と腕に露わになった厄誅痕

絶体絶命の瞬間、無界の深淵から神力を手に入れた初空(しょこう)が、激しい光を纏って刑台へと降臨しました。

彼は深淵の奥で千重夢境に囚われ、夢の中で滄海(そうかい)と甘い婚姻の幻影を見ていたのです。

しかし本物の滄海は自分を沈沦させないと理性を覚醒させ、凄絶な意志で虚幻の夢を打ち破りました。

初空は魂飛魄散の極限の危険を冒し、無界から強大な滄海之力量を現世へと持ち帰ります。

戦神は祥雲(しょううん)の盾となり、彼女の細い肉体を狙った致命的な天雷をその身で受け止めました。

初空は奪還した神力を祥雲(しょううん)の体内へ注ぎ込み、彼女の崩壊しかけた命を懸命に繋ぎ止めます。

激しい戦闘の最中、初空の武功によって昊軒の衣服が裂け、右腕の厄誅痕が衆仙の前に露わになりました。

第31話で初空が不審に思った青雪草の汁に、実は孫(そん)天王が呪いを浮き彫りにする細工を施していたのです。

追い詰められた昊軒は、ついに自らの血塗られた大虐殺の全罪状を認め、世界を敵に回すと宣言しました。

煞気の激突と無界の縁に散った暴君の哀しき末路

昊軒は天界の天雷を強引に引き込み、凄まじい雷撃で周囲の衆仙を次々と薙ぎ払いました。

祥雲(しょううん)は溢れる神力を滾らせ、六界を破滅へ導く冷酷な暴君の前に毅然と立ち塞がります。

しかし昊軒の肉体には、かつて吸収した明月公主(めいげつひめ)の煞気が未だ不気味に残留していました。

滄海の力が回復すれば明月の力も連動し、祥雲(しょううん)が神力を放てば強烈な反噬を受けるという罠。

外道に堕ちた昊軒は無界の縁へと逃亡しますが、祥雲(しょううん)は諦めずに彼へ改心の道を諭し続けます。

己の劣等感から兄への憎悪を募らせる昊軒に対し、初空は天道の大義を掲げて剣を構えました。

狂気に憑りつかれた昊軒は、明月の力を限界まで引き寄せて天界を滅亡の危機に陥れます。

祥雲(しょううん)と初空は手を取り合って防御を結ぶも、三人の神力は激しく激突し全員が重傷を負いました。

昊軒が最後の悪足掻きで祥雲(しょううん)の命を脅かした瞬間、初空の神剣が暴君を无界の深淵へと突き落とします。

護神呪の時空を超えた発動と祥雲(しょううん)の腕に抱かれた寂滅

戦いには勝利したものの、過剰な神力を受け入れた祥雲(しょううん)の肉体は臨界点を迎えていました。

第29話で登場した聖物・天穹玉の輝きが明滅し、彼女の元神の脆弱さを静かに告げます。

駆けつけた修茗や神々が絶望するなか、初空は迷うことなく最後の秘術を起動しました。

三万年前から彼らの魂を繋ぎ、第22話の晨星台でも不気味な残痕を見せていた護神呪。

初空は自らの金麒麟の治癒之力をすべて使い果たし、最愛の滄海の身代わりとして寂滅を選びます。

戦神の命の灯火は完全に消え去り、彼は祥雲(しょううん)の腕の中で静かに永眠の眠りにつきました。

戦星の隕落とともに天界には静かな光が戻り、三万年に及ぶ血塗られた対峙が終焉を迎えます。

六界に広がる美しい霞光のなかで、衆仙は去りゆく英雄の背中を涙ながらに見つめていました。

孫(そん)天王が仕掛けた青雪草の罠と麒麟族の命を削る治癒能力

昊軒の右腕を暴いた孫(そん)天王の老獪な情報操作の真実

第37話で最も驚くべき頭脳戦の成果は、昊軒の右腕に刻まれた厄誅痕の完全な暴露です。

第31話において、天帝は青雪草の霊力を巧みに使って呪いの痕跡を完全に消し去っていました。

しかし、李 (り)天王の無念を晴らそうと誓った孫(そん)天王が、事前にその草の汁へ特殊な細工を施していたのです。

この手順により、初空の放った一撃が引き金となって天帝の隠蔽工作は完全に崩壊しました。

護神呪の等価交換システムがもたらした戦神の寂滅

初空が最後に発動した護神呪の身代わりシステムは、麒麟族の持つ最高の禁忌の神力です。

第22話で不発に終わった際、それは過去の呪縛が継続しているためだと説明されていました。

今回は初空が自らの命の根源である金麒麟の力をすべて祥雲(しょううん)へと転移させることで、彼女の元神を完全修復したのです。

自分の魂を対価にして愛する人を現世に繋ぎ止める、まさに命を賭けた等価交換でした。

英雄の消滅に流した涙とすべてが完結する最終回への架け橋

昊軒を無界へ突き落としたカタルシスから、一転して初空が寂滅を迎える展開に激しく胸を締め付けられました

祥雲(しょううん)の腕の中で静かに目を閉じる初空の美しい顔には、プロのライターとしても涙を禁じ得ません。

三万年の恩讐を晴らした天界ですが、最愛の伴侶を失った祥雲の孤独な心が本当に切なく響きます。

次回の第38話は、ついにすべての物語が完結を迎える涙の大結局(最終回)です。

命を失った初空の魂は本当に消滅してしまったのか、それとも新たな奇跡の輪廻が始まるのでしょうか。

霞光のなかに眠る彼らの最後の純愛の結末を、一瞬たりとも見逃さずに見届けましょう。

つづく