今回の『楽游原』、とんでもない回だったぞ。マジで色々ひっくり返ったから、しっかりついてきてくれよな。
あらすじ
意識不明だった崔倚(つい より)が、ついに目を覚ましたんだ。部下たちが喜んだのも束の間、いきなり崔公子を捕らえろって命令するから、みんなポカンだよな。そりゃそうだ、今まで息子として育ててきた柳承鋒(りゅう しょうほう)のことだから。
その頃、当の柳承鋒は完全に開き直ってた。自分の企みがバレて逆上したのか、育ての親である崔倚を殺せって、とんでもない命令を下すんだ。正気じゃないよ、あいつ。腹心の阿恕(あじょ)に親父を襲わせるなんて、もう人間として終わってる。
ネタバレ
崔倚が絶体絶命!って瞬間に、崔琳(さいりん)が颯爽と現れた。ナイスタイミング!それに続いて李嶷(りぎょく)も軍を率いて駆けつけて、一気に形勢逆転だ。
乱戦の中、崔倚はあることに気づく。柳承鋒が連れてきた兵士たち、こいつら崔家の長年の宿敵、揭碩(けっさつ)人じゃないかと。怒り狂った崔倚の剣さばきが、そりゃもうすごかった。
そして、柳承鋒から俺を息子と思ったことなんてないだろ!みたいに問い詰められて、崔倚はついに全てをぶちまけた。お前は息子じゃない!って。衝撃の事実だよな。柳承鋒は、崔琳(さいりん)という本当の娘を隠すために、表向き息子として軍に置いていただけの、全くの他人だったんだ。崔倚の本当の血を引くのは、そばにいた何校尉(かこうい)ただ一人。 今日から俺には娘しかいないって宣言は、グッときたな。
でも柳承鋒も往生際が悪い。大勢の揭碩人を呼び出して、崔府の人間を人質に取りやがった。さすがの崔倚もショックで倒れそうになるけど、そこは崔琳が冷静だった。李嶷(りぎょく)が城の外に罠を仕掛けてるって伝えたんだ。計画通り、柳承鋒たちは罠にかかった。だけど、揭碩の毒薬がヤバくて、結局逃げられちまったけどな。
後で李嶷(りぎょく)が崔琳にこっそり教えてたけど、実は数日前に桃子(ももこ)と二人で崔府に忍び込んで、崔倚の治療をしてたらしい。李嶷、本当にやることがニクいよな。
一方、都では新皇帝が崔倚に息子がいないなら、もう怖くないななんてほくそ笑んでる。崔家軍を手なずけるために、養子を送り込む計画まで立ててる始末。皇后の盧氏(ろし)は、崔琳を公主として宮中に迎える案を出したりして、どいつもこいつもうさん臭い。
崔倚が回復してから、李嶷が今後の作戦を提案しにきた。崔家軍が朝廷から睨まれずに力を保つための、かなりうまい策だ。崔倚も大筋は同意したんだけど、孫靖(そんせい)討伐に誰が行くかで一悶着。崔倚が俺が行く!って言い張るんだ。そしたら李嶷が笑いながら言ったんだ。崔琳は、お父様がそう言うって分かってましたよって。 つまり、崔琳と李嶷の間ではもう全部決まってて、親父には事後報告。これには崔倚もタジタジだったな。
そんな中、もっとヤバいニュースが飛び込んできた。逃亡中だった韓将軍(かんしょうぐん)と太孫(たいそん)が、孫靖(そんせい)に捕まったらしい。蕭氏(しょうし)から助けを求められた李嶷は、迷わず救出を約束した。公のため、そして私情のためにも、あいつは動く男だからな。
感想
いやー、今回はマジで神回だった。柳承鋒の正体がついに明かされたけど、予想以上にクズで驚いたよ。育ての親を殺そうとするわ、宿敵と手を組むわで、もう救いようがない。崔倚が息子はいない、娘だけだって宣言したシーンは、彼の怒りと悲しみ、そして崔琳への深い愛情が伝わってきて、正直泣きそうになった。
李嶷の活躍も光ってたな。裏でこっそり崔倚を助けてたなんて、カッコよすぎだろ。崔琳との信頼関係がどんどん深まっていくのが見ていて嬉しいよ。頑固な崔倚を、崔琳と二人でうまく手玉に取るシーンは、シリアスな展開の中のいいアクセントになってた。
柳承鋒が逃げたことと、太孫(たいそん)が捕まったことで、物語はまた新しいステージに進みそうだ。特に李嶷が太孫救出に向かうってことは、孫靖(そんせい)との直接対決が近いってことだからな。目が離せない展開が続きそうだぜ。
つづく