あらすじ

大裕国の命運を賭けた峝関(どうかん)の戦いは、ついに最終局面を迎えます。 李嶷(リー・ニー)(リー・ニー)は崔家軍の精鋭を率いて城内に潜入し、逆賊・孫靖(スン・ジン)(スン・ジン)を絶体絶命の窮地へと追い詰めました。 しかし、城壁の上に現れた「太孫(たいそん)」の存在が、勝利を目前にした戦場に巨大な混乱を巻き起こします。 崔琳(ツイ・リン)(ツイ・リン)が仕掛けた大胆不敵な博打と、血に染まる決戦の果てに動き出す新たな宮廷の暗流から目が離せません。

ネタバレ

宿敵の終焉と新たな陰謀!峝関の城壁で交錯する真偽の太孫

大裕国の命運を賭けた峝関(どうかん)の戦いは、ついに最終局面を迎えます。

李嶷(リー・ニー)は崔家軍の精鋭を率いて城内に潜入し、逆賊・孫靖(スン・ジン)を絶体絶命の窮地へと追い詰めました。

しかし、城壁の上に現れた太孫の存在が、勝利を目前にした戦場に巨大な混乱を巻き起こします。

崔琳(ツイ・リン)が仕掛けた大胆不敵な博打と、血に染まる決戦の果てに動き出す新たな宮廷の暗流から目が離せません。

逆賊の自刎から失踪の謎へ!峝関を揺るがす真贋の心理戦

1. 井戸からの奇襲と城壁の脅迫!李嶷(リー・ニー)が突きつけられた生贄の選択

夜闇に乗じ、李嶷は崔家軍の精鋭を率いて水井から峝関の内部へと密かに潜入しました。

息の合った奇襲により一気に城門を奪取された孫靖(スン・ジン)は、敗局を悟り最後の狂気に出ます。

幼い太孫を人質として城壁の上に引きずり出し、退兵と新皇の譲位を要求。

しかし、大局を見据える李嶷は、逆賊の卑劣な要求を毅然とした態度で跳ね除けました。

喉元を掴まれた少年は、顔面を蒼白にしながらも皇族の誇りを失わず、城下の李嶷へ向かって賊を討てと叫びます。

孫靖が利剣を少年の首筋に突き立て、今すぐ退兵せねば命はないと脅迫したその瞬間。

李嶷は無辜の子供を救うため、自らの命と引き換えに太孫を解放せよと極限の提案を口にしました。

2. 破空の一矢と崔琳(ツイ・リン)の豪賭!暴かれた偽物の正体と孫靖の終焉

緊迫する戦場に、一本の鋭い矢が風を切り裂いて飛び込み、李嶷の手から剣を叩き落としました。

驚く一同の前に現れたのは、もう一人の幼い少年を連れた崔琳です。

崔琳は城壁の上を指さし、あそこにいるのは偽物であり、自分が連れている少年こそが本物の太孫(たいそん)であると言い放ちました。

第23話で太孫が捕縛されたという悲報を受け、彼女は独自に動いていたのです。

孫靖、その子供を使って天下を欺けると思うな!

崔琳の毅然とした一喝により、孫靖の心理的防壁は完全に崩壊します。

混乱に乗じて全軍が突撃する中、第23話で生死不明とされていた韓暢(かんちょう)将軍が、満身創痍の体を引きずり天降神兵の如く城壁へ登り詰めました。

韓暢将軍は見事な武芸で孫靖の手から少年を奪還。

大勢が決し、さらに第18話で蕭氏(しょうし)に盛られた毒が五臓六腑を蝕んだ孫靖は、不敵に笑いながら自らの首を刎ねて果てました。

3. 身代わりの代償と二人の嫌隙!闇から伸びる柳承鋒(リウ・チェンフォン)の毒牙

逆賊は滅びたものの、戦後処理の中で凄まじい事実が発覚します。

崔琳が連れてきた少年もまた、孫靖を欺くために用意した替身(身代わり)であり、本物の太孫は戦火の混乱で行方不明になっていたのです。

驚愕した李嶷は激しい焦燥に駆られ、太孫の捜索のために城外へと飛び出します。

この一件により、命を懸けて共闘したはずの二人の間に深い嫌隙(心の溝)が生まれ、崔琳はやり切れない悔しさを抱えて立ち去りました。

李嶷はひとまず峝関に戻り、孫靖の遺物を捜索する中で、朝廷の内部に逆賊と内通していた黒幕の証拠を発見します。

一方、逃亡を続けていた柳承鋒(リウ・チェンフォン)は、李嶷の異母兄である三男・李崃(り らい)に接触。

東宮(皇太子)の座を狙う李崃と結託した柳承鋒は、李嶷を誘い出すため、あろうことか崔琳に掲碩(けいせき)の猛毒を盛るという暴挙に出ます。

幸いにも解薬が間に合い崔琳は一命を取り留めますが、二人の誤解はさらに泥沼化していきました。

4.私は嫌だと言い放った麗人!権力の檻を拒む二人の深情

激しい怒りと不信感を抱く崔琳に対し、李嶷はついに自らの本心を吐露します。

自分がここまで太孫の安危に執着するのは、かつて命を救ってくれた蕭氏との約束を果たすためであること。

そして何よりも、自分自身が求めているのは朝廷の権力ではなく、崔琳と共に平凡な日常を送ることであると告白しました。

第10話の雨夜の約束や第17話の楽游原での抱擁で確かめ合った二人の理想が、再び呼び覚まされます。

崔琳は彼の重すぎる宿命に涙しつつも、幼い太孫がこの大裕国の重い社稷(国家)を背負えるのかという現実的な懸念を口にします。

李嶷は正統な血脈を守り、賢臣が補佐すれば必ず名君になると自らの忠義を崩しません。

意見は平行線をたどりますが、崔琳は最後に我不願(私は嫌だ)という言葉を残します。

それは朝廷の言いなりになることへの拒絶であり、どんな風雨が待ち受けていようとも、自分の足で李嶷と共に歩んでいくという、彼女なりの揺るぎない愛の宣誓でした。

孫靖を自刎に追い込んだ真偽の太孫という二重の陽謀

第24話の決戦を制した最大の鍵は、崔琳が仕掛けた真偽の太孫を巡る二重の陽謀です。

孫靖は第23話の時点で本物の太孫を捕らえたと確信していましたが、崔琳がさらに別の少年を本物として提示したことで、情報の非対称性が発生しました。

この戦術の恐るべき点は、城下の李嶷すら騙し、孫靖に自分の手元にいるのは本当に本物なのかという致命的な疑心暗鬼を生じさせたことです。

心理的な主導権を完全に奪われたからこそ、孫靖は軍を動かすタイミングを失い、韓暢将軍の奇襲を許す結果となりました。

しかし、この知略の代償は小さくありませんでした。

太孫を大裕国の正統なる象徴として迎えるべき立場にある皇子の李嶷と、軍閥の現実的な利害と民の安寧を第一に考える女軍師の崔琳。

二人の価値観の衝突は、孫靖という共通の敵を失ったことで、これからの新朝における正統性と現実主義の対立という新たなステージへの移行を告げています。

宿敵の最期と不穏な東宮争い!二人が選ぶ未来の選択(感想)

大裕国を恐怖に陥れた梟雄・孫靖の最期にふさわしい、凄まじい緊張感の回でした。

城壁の上で血を吐きながら自刎する孫靖の姿には、悪役ながらも一世の英雄としての悲壮な美しさが漂っていました。

しかし、勝利の余韻に浸る間もなく、柳承鋒と李崃の黒い同盟が結成され、崔琳が毒害されるという展開の速さには目を見張るものがあります。

どれほど朝廷の罠に引き裂かれそうになっても、最後に私は嫌だときっぱり言い放ち、自分の意志で李嶷の隣に立つことを決める崔琳の強さには胸が熱くなりました。

次回、行方不明となった太孫の行方はどこへ向かうのか。

そして李崃と柳承鋒が仕掛ける、東宮の座を巡る新たな罠に、李嶷はどう立ち向かうのでしょうか。

新章へと突入する二人の知略戦から、一瞬も目が離せません!

つづく