あらすじとネタバレ
早速、今回の話を振り返っていこうか。
まさかの人質作戦と李嶷(りぎょく)の決断
まず、李嶷(りぎょく)の奇襲作戦がすごかった。崔家の精鋭を引き連れて、まさかの井戸から潜入するんだ。あっという間に城門を奪い取った。この手際の良さは、さすが李嶷(りぎょく)だよな。
でも、これで終わりじゃない。追い詰められた孫靖(そんせい)が、とんでもない手に出た。偽物とはいえ、皇太孫(たいそん)を人質に取りやがったんだ。李嶷に兵を引け、それから新しい皇帝に譲位させろって要求する。もうめちゃくちゃだ。
もちろん、李嶷はそんな要求を飲むわけがない。きっぱりと断る。
城の上では、孫靖(そんせい)に首を絞められた偽の皇太孫(たいそん)が叫ぶんだ。こいつを殺してくれって。子供なのに、その気迫は本物だった。李嶷も見ていて辛かっただろうな。孫靖(そんせい)のやり方は卑劣すぎる。
ここで李嶷が信じられない提案をする。自分の命と皇太孫を交換しろって言ったんだ。本当に驚いた。あいつは、いつだって自分の身を顧みない。
崔琳(さいりん)、起死回生の一手?
まさに絶体絶命。息をのむ瞬間だった。その時、一本の矢が飛んできて、李嶷の剣を弾き飛ばす。
誰かと思ったら、崔琳(さいりん)だった。しかも、彼女の隣にはもう一人、皇太孫と同じくらいの年の子供がいる。
崔琳(さいりん)は城の上に向かって叫ぶんだ。そいつは偽物だ!こっちが本物の皇太孫だ!って。これには俺も、そして李嶷も、完全に意表を突かれた。一体どういうことなんだ?
崔琳は続けて孫靖の陰謀を全部ばらす。孫靖は必死にごまかそうとするけど、もう遅い。崔琳の合図で、兵士たちが一斉に孫靖を取り囲んだ。
そこに、怪我から回復した韓将軍(かんしょうぐん)が登場。城の上に駆け上がって、孫靖から皇太孫を奪い返す。万事休す。追い詰められた孫靖は、毒が体に回ったこともあって、最後は自分で命を絶った。これで、ようやく反乱は終わったんだ。
衝撃の真実と二人のすれ違い
一件落着、かと思いきや、ここからがまたややこしい。
崔琳が、李嶷に衝撃の事実を告白する。自分が連れてきた子供も、実は身代わりだったんだ。本物の皇太孫は、混乱の中で行方不明になってしまった。
これには李嶷も激怒する。皇太孫がいなくなったことで、二人の間に大きな溝ができてしまった。崔琳は何も言えず、悔しそうにその場を去っていく。見ていて本当に切なかった。
李嶷はひとまず城に戻って、孫靖の遺品を調べる。すると、朝廷の誰かと孫靖が裏で繋がっていた証拠が見つかる。でも、黒幕が誰なのかまでは分からない。嫌な予感がするよな。
新たな陰謀と李嶷の本心
その頃、あの柳承鋒(りゅう しょうほう)がまた動き出す。今度は李崃(り らい)に近づいて、皇太子の座に就くための策を授けるんだ。
それだけじゃない。柳承鋒は李嶷をおびき出すために、なんと崔琳に毒を盛る。やり方が本当に汚い。幸い、解毒薬が間に合って崔琳は助かったけど、この事件で二人の誤解はさらに深まってしまった。
崔琳は李嶷に問い詰める。なぜ、そこまで皇太孫にこだわるのかって。
そこで李嶷は、ついに本心を打ち明ける。亡くなった蕭氏(しょうし)に頼まれたから皇太孫を守っていること。でも、本当の望みは、崔琳と一緒に権力争いから離れて、静かに暮らすことなんだって。
崔琳はその言葉に心を動かされる。でも、彼女は彼女で思うことがある。皇太孫が本当に国を治める器なのか、疑問に思っているんだ。
李嶷は、皇太孫は正統な血筋だし、賢い家臣が支えれば大丈夫だと信じている。二人の意見は食い違う。でも、お互いを深く想っている気持ちは、痛いほど伝わってきた。
最後に崔琳は嫌だと一言だけ言って、この話を終える。これから先、何があっても二人で一緒に乗り越えていく。そんな決意が感じられたよ。
第24話の感想
今回は情報量がとにかく多かった。孫靖の反乱が決着したと思ったら、すぐに皇太孫の失踪問題が浮上する。その裏では柳承鋒が暗躍していて、休む暇もない。李嶷と崔琳の関係も、お互いを想っているのに立場やすれ違いからギクシャクしてしまい、見ているこっちがハラハラしたよ。特に、崔琳が偽の皇太孫を連れてきて場を支配するシーンは、彼女の覚悟と賢さが光っていた。ただ、そのせいで二人の間に亀裂が入ってしまうのは皮肉だよな。このもどかしさが、このドラマの魅力なんだろう。アクションも心理戦も、そして切ない恋愛模様も全部詰まった、見ごたえのある回だった。
つづく