あらすじ

後輩の指導に励むなど、仕事で頼もしい一面を見せるジョン・シューイー。残業する彼女を迎えに来たシー・イエンだったが、シューイーに親しげに話しかける男性の登場に、思わず嫉妬心をのぞかせる。その後、二人で訪れた飲食店で気まずい偶然に見舞われたシューイーを、シー・イエンの思慮深い行動が救い、二人の絆はより一層深まっていく。彼の意外な一面や過去に触れる中で、シューイーの心は大きく揺さぶられ、二人の関係は新たな段階へと進むきっかけを迎えるのだった。

ネタバレ

シューイー、頼れる先輩の顔

職場では、後輩のチン・シーユエ(ハタ・トキズキ)が先輩のシュー・ユーリンに押し付けられた仕事に頭を悩ませていました。それを見かねた我らがジョン・シューイー、「記事っていうのは、ただ人の意見を書き写すんじゃなくて、自分の考えを読者に伝えることよ」とビシッと指導!シューイーの助けもあって、シーユエは見事に原稿を完成させます。シューイーの的確なアドバイスとシーユエの素直さ、この先輩後輩コンビ、なかなか良い感じですよね。

シーユエからシューイーが残業していると聞いたシー・イエンは、もちろん黙っていません。わざわざ車で会社までお迎えに。まさに理想の彼氏ムーブ!

突然のライバル?シー・イエンの嫉妬が爆発!

会社を出たシューイーを待っていたのはシー・イエンだけではありませんでした。なんと、顔なじみのデザート店の店員さんが「残業お疲れ様です」とスイーツの差し入れを持って登場!これにはシー・イエンの独占欲に火がつきます。すかさずシューイーをグイッと抱き寄せ、「彼女の彼氏ですが?」と無言のアピール。さらに店員さんにお金を送金して、完全に牽制!この一連の流れを、同僚のシュー・ユーリンが目撃してしまい、二人が本当に付き合っていると確信するのです。シー・イエンのあからさまな焼きもち、可愛すぎませんか?

最悪の再会と、最高の彼氏

お腹を空かせたシューイーを、シー・イエンは夜食に連れ出します。シューイーお気に入りの海鮮麺のお店で、いざ食べようとしたその時…なんと、元カレのユエ・シンジョウが友達と入店してくるという最悪の偶然! 気まずさのあまり食欲をなくしたシューイーは、麺に手を付けずに店を出るしかありませんでした。

しかし、シー・イエンはただの男じゃありません。シューイーを家に送った後、なんと一人であの店に戻り、海鮮麺をテイクアウトして届けてくれたのです! 「つまらない奴のために、お腹を空かせる必要はない」というセリフ付きで。この気遣い、この優しさ…シューイーじゃなくても惚れ直しますよね。

嫉妬させたい彼女と、自慢したい彼氏

後日、シューイーはシー・イエンの嫉妬心を煽ろうと、シーユエが夢中になっているユー・ヨウ教授を「あなたより若くて明るい」とわざとらしく褒めちぎります。すると、案の定むくれたシー・イエンは「僕がどれだけ優秀か見せてあげる」と、自分のトロフィーや賞状が飾られた部屋にシューイーを案内!子供みたいに対抗するシー・イエンが微笑ましいシーンでした。

そこでシー・イエンは、なぜ大企業を辞めて今の会社を立ち上げたのか、その夢と情熱を語ります。彼の真剣な眼差しと信念に心を打たれたシューイーは、衝動を抑えきれず、自らシー・イエンにキスをするのでした…!

突然のキスに我に返ったシューイーは、恥ずかしさのあまりシー・イエンの家を飛び出してしまいます。そして数日後、出張のために空港へ向かったシューイーは、同じく出張へ向かうシー・イエンとばったり遭遇。もちろんシー・イエンは彼女を逃さず、同じ飛行機、そして同じホテルへとスマートにエスコートするのでした。

『始まりは君の嘘』第14話の感想

今回のエピソードは、シー・イエンとシューイーの関係が甘く、そして深く描かれた回でした。特に印象的だったのは、シー・イエンの人間味あふれる嫉妬心です。普段は冷静沈着な彼が、シューイーに言い寄る男性に対して見せる独占欲は、彼の愛情の深さを物語っており、見ていて非常に微笑ましかったです。また、元カレとの遭遇という気まずい場面で、シューイーの心情を察し、後からそっと食事を届ける彼の優しさには感服しました。言葉少なめでも行動で示す愛情表現が、彼の魅力を一層引き立てています。シューイーが彼の夢に感銘を受けて思わずキスをしてしまうシーンは、二人の心が完全に通じ合った瞬間であり、物語の大きな転換点と言えるでしょう。二人の恋模様から目が離せません。

つづく