あらすじ

海外出張のはずだったシー・イエンと、思いがけず一緒に年越しを過ごすことになったシューイー。ロマンチックな雰囲気の中、二人の関係はついに進展するかに思われました。しかし、ある出来事がきっかけで、シー・イエンは一歩引いてしまいます。後日、親友と訪れた馬場でシー・イエンと再会したシューイーですが、彼の態度はどこか冷たいものでした。すれ違う二人の心と、友人たちの新たな恋の始まりが描かれる、もどかしくも目が離せないエピソードです。

ネタバレ

さあ、やってきました第18話!今回は、甘いムードかと思いきや、じれったさMAXの展開が待っていました。シー・イエンとシューイー、二人の心が近づいたり離れたり…まるで風に揺れる凧のよう。それでは早速、気になる内容をチェックしていきましょう!

ロマンチックな年越し…のはずが!?

物語は、シー・イエンがシューイーを「星を見に行こう」と誘う、なんともロマンチックなシーンから始まります。キャンプの準備なんてしてないわ、と戸惑うシューイーをよそに、「全部準備してある」と自信満々のシー・イエン。彼が用意したのは、なんと街の夜景と花火が一望できるホテルの最上階の個室!しかも、車にはシューイーに贈るための大量のバラまで準備済み。さすが俺たちのシー・イエン、やることが違います!

最高の雰囲気の中、二人で年越しの花火を眺めます。まだ正式な恋人同士ではないけれど、その空気はとっても甘く、シー・イエンはこのチャンスに告白を決意!…した、その時でした。シューイーが夜空に願ったのは、なんと「来年は電子版の雑誌を成功させられますように」。まさかの仕事の成功祈願に、シー・イエンは告白の言葉を飲み込み、用意したバラも実家に送るよう指示してしまうのでした。あぁ、シューイー、そこは恋愛成就を願うとこでしょ!と、見ているこっちが叫びたくなりますよね。当然、シューイーはがっかり顔です。

一方、チン・シーユエ(ハタ・トキズキ)は新年早々、ユー・ヨウにアタック敢行!しかし、「僕たちは合わない」とバッサリ斬られてしまいます。

馬上で揺れる恋心

後日、シューイーは親友のビー・ルオシャンに、シー・イエンがバラをくれなかったこと、告白もしてくれなかったことを愚痴ります。するとルオシャンは「年越しに仕事の成功を願うなんて変わってるわよ。彼が告白しなかったのも無理ないわ」と的確すぎるツッコミ!まさにその通りです。

気分転換に馬場へやってきたシューイーとルオシャン。するとそこには、なんとシー・イエンとグァン・ジー(グアン・ジー)の姿が!偶然の再会に、グアン・ジーはルオシャンを甲斐甲斐しくエスコートし、二人はいい雰囲気に。

しかし、シー・イエンはシューイーに対して、なぜか意地悪でそっけない態度。年越しの件で、まだ拗ねているのでしょうか?まるで小学生男子のような彼の態度に、シューイーは戸惑うばかり。

更衣室でルオシャンに「シー・イエンに甘えてみればいいのよ。彼はあなたのことが気になってるんだから」とアドバイスされるシューイー。でも彼女は「彼の気持ちが分からない。近づいたかと思えば遠ざかる凧みたい」と本音をポロリ。

なんと、その会話をシー・イエン本人が聞いていたのです!ルオシャンが去った後、シューイーの前に現れたシー・イエンは、彼女のベルトを締めながら急接近!「昨日会ったばかりなのに、親しくないなんて言えるのか?」と、嫉妬と独占欲をむき出しにした瞳で問い詰めるのでした。この突然の行動に、シューイーは驚きで固まってしまいます。

乗馬の休憩中、シー・イエンはシューイーに「最初、なぜ俺に近づいた?」と核心に迫る質問をします。シューイーは「最初はインタビューのためでした。あなたの会社も、あなた自身も魅力的だったから」と正直に答えるのでした。

『始まりは君の嘘』第18話の感想

お互いに好意を寄せているのが明らかなのに、決定的な一歩が踏み出せない。今回のエピソードは、そんなシー・イエンとシューイーのもどかしさが詰まった回でした。最高のシチュエーションを用意しながらも、シューイーの仕事熱心な願い事ひとつで告白を諦めてしまうシー・イエンの不器用さには、思わず苦笑してしまいます。彼のプライドの高さと、シューイーへの繊細な想いが感じられる場面でした。

一方で、シューイーの恋愛に対する少し鈍感な部分も、二人の関係をじれったくさせる要因ですね。しかし、更衣室でのシー・イエンの行動は、彼の感情が抑えきれなくなった証拠。シューイーの本音を聞いてしまったことで、彼の独占欲に火がついたようです。意地悪な態度から一転しての強引な接近は、見ているこちらの心臓にも悪かったです。このすれ違いと駆け引きこそが、本作の大きな魅力だと再認識させられました。サブカップルの恋模様も進展し、物語に厚みが増しています。

つづく