あらすじ

敏腕記者のジョン・シューイーに、ある企業の若きCEOからインタビューのオファーが舞い込む。しかし、それは仕事の依頼だけでなく、彼からの熱烈なアプローチも含まれていた。恋人であるシー・イエンとの信頼関係を胸に、シューイーはこの仕事にプロとして向き合うことを決意する。その後、二人はチップ学会に参加するため地方都市・撫城へ出張することに。しかし、そこでは予期せぬトラブルが彼女を待ち受けていた。他のキャラクターたちの恋も動き出し、物語が大きく展開する。

ネタバレ

宣戦布告?新たな恋のライバル登場!

物語は、黒馬科技の若きCEO、イー・ヤンが、我らがジョン・シューイーにインタビューを申し込みながら、超ストレートに好意を伝えてくるところからスタートします。「あなたの文章も、あなた自身も好きだ」なんて、なかなかのパワープレイですよね!

もちろんシューイーは、「彼氏がいるので」とキッパリお断り。でも、イー・ヤンは諦めません。「恋愛なんてタイミング。僕と彼氏を比べてみればいい」と、まさかの比較検討を提案してくるんです。これにはシューイーも呆れつつ、「私の彼は比べるまでもなく最高なの!」と一蹴。それでも、敏腕記者としての血が騒ぐのか、価値あるインタビューのオファー自体は検討することにしました。

揺るぎない信頼!シー・イエンの神対応

この一件を、シューイーは恋人のシー・イエンに正直に報告します。普通ならヤキモチのひとつも焼きそうなものですが、シー・イエンの器はケタ違いでした。「君が取材を終えたら、もっと僕を好きになるはずだ」と自信満々!それどころか、「君の輝きがもっと増すように、僕も輝いて、他の誰も入り込む隙間がないくらいになろう」なんて、最高の殺し文句まで飛び出す始末。こんなこと言われたら、もうメロメロですよね!二人の間にある深い信頼関係が、本当に素敵です。

一方、シューイーの上司・タン・イーも、部下の恋愛事情を知って思うところがあった様子。隠し事の多い自分の恋愛を振り返り、恋人のグアン・シアンチェンに電話。でも、グアン・シアンチェンは「公開するかどうかより、二人の気持ちが大事」と、これまた大人な対応。周りのカップルも、それぞれ関係を深めているようです。

それぞれの思惑が交差する撫城へ

物語の舞台は、チップ大会が開催される撫城へ移ります。

シー・イエンとの出張に心躍らせるシューイー。しかし出発の直前、まさかの元カレユエ・シンジョウとばったり遭遇!シー・イエンの車で迎えに来てもらったシューイーを見て、ユエ・シンジョウは「金持ちの愛人になったのか」と最低な勘繰りをします。これにシューイーは「あなたへの当てつけだって?自意識過剰よ」と痛烈な一言で撃退!スカッとしましたね!

その頃、チン・シーユエ(ハタ・トキズキ)は、想いを寄せるユー・ヨウが撫城の大会に行くと聞きつけ、叔父のグァン・ジー(グアン・ジー)に同行を懇願。これが原因で、グァン・ジー(グアン・ジー)はビー・ルオシャンからの誘いを断ることに…。若者たちの恋模様も、なにやら複雑に絡み合ってきました。

夜市のハプニングと甘いご褒美

撫城のホテルに到着したものの、会食で不在のシー・イエンに会えず、拗ねてしまったシューイー。なんと一人で夜市に繰り出してしまいます。案の定、そこでチンピラに絡まれて大ピンチ!そこへ颯爽と現れたのが、もちろん我らがシー・イエンです!

情報を聞きつけて駆けつけたシー・イエンは、あっという間にチンピラを撃退。しかし、シューイーの無鉄砲さにはご立腹の様子。「一人で危険な真似をするな」と叱るシー・イエンと、「一人ぼっちにさせたあなたが悪いのよ」と言い返すシューイー。痴話喧嘩かと思いきや、シー・イエンの口から出たのは「君が綺麗すぎるから心配なんだ」というまさかのセリフ!

そしてホテルに戻るエレベーターの中、甘い雰囲気になった二人はついにキス…!恥ずかしがるシューイーですが、次の瞬間、シー・イエンに「もう一回」とおねだりする小悪魔っぷりを発揮!なんとも甘いエンディングで、見ているこちらの頬も緩みっぱなしでした。

『始まりは君の嘘』第22話の感想

今回は、シー・イエンとシューイーのカップルとしての成熟度が一段と増した回でした。イー・ヤンという新たな存在が登場したにも関わらず、二人の間には微塵の不安も揺らぎもありません。互いの仕事や能力を尊重し、高め合おうとする姿勢は、まさに理想のパートナーシップと言えるでしょう。特に、シューイーの仕事を全面的に応援し、絶対的な自信を見せるシー・イエンの姿には、彼の深い愛情と人間的な大きさを感じました。また、チン・シーユエ(ハタ・トキズキ)やビー・ルオシャンなど、脇を固めるキャラクターたちの恋愛模様もそれぞれに動き出し、物語にさらなる奥行きと面白みを与えています。ただ甘いだけでなく、キャラクター一人ひとりの成長や葛藤が丁寧に描かれている点が、このドラマの大きな魅力だと改めて感じさせられました。

つづく