あらすじ

抚城のチップ大会に出張したジョン・シューイーとシー・イエン。二人の関係が深まる一方で、ジョン・シューイーは自分の嘘がバレるのではないかと恐怖に怯えていた。シー・イエンが自分の姪を紹介しようとしますが、ジョン・シューイーはそれが元カレの今カノ「チン・リェー」だと思い込み、必死で避ける。大会では、ジョン・シューイーをめぐってシー・イエン、ユー・ヨウ、イー・ヤンの間で静かな火花が散る場面も。体調を崩したジョン・シューイーに、シー・イエンは限りない優しさを見せるが、その優しさが逆に彼女の罪悪感を煽ることになる。

ネタバレ

前回、ついに想いが通じ合ったシー・イエンとジョン・シューイー。ラブラブな展開かと思いきや、抚城への出張でとんでもないハラハラが待っていました!ジョン・シューイーのついた「嘘」が、いよいよ時限爆弾のようにチクタクと音を立て始めます…。

最大のピンチ!シー・イエンの姪、襲来!?

抚城のホテルで甘い雰囲気になる二人。ジョン・シューイーがおねだりのキスを求めますが、シー・イエンは優しく彼女を部屋に押し戻して休ませます。大人な対応…!と思いきや、シー・イエンはロビーで偶然、姪のチン・シーユエ(ハタ・トキズキ)に遭遇!

チン・シーユエ(ハタ・トキズキ)がグァン・ジー(グアン・ジー)と一緒にチップ大会の勉強に来たと聞き、シー・イエンはジョン・シューイーを「俺の姪だ」と紹介しようとします。しかし、ジョン・シューイーにとってシー・イエンの姪といえば、元カレの今カノである「チン・リェー」のこと。顔を合わせたら全てが終わる…!そう直感したジョン・シューイーは、「仕事が…」と苦しい言い訳でその場をなんとか回避します。いやー、見てるこっちがヒヤヒヤしちゃいますよね!

一方、シー・イエンは友人のグァン・ジー(グアン・ジー)とユー・ヨウとの集まりで、彼女ができたことを報告。「相手が間違って口説いてきたけど、結果的に正解だった」なんて、ニヤニヤしながら話すシー・イエン、可愛すぎません?でも、その相手がとんでもない爆弾を抱えているとは夢にも思っていないんですよね…。

チップ大会は恋の戦場!?

チップ大会当日。ジョン・シューイーは「チン・リェー」との遭遇を避けるため、シー・イエンとは別行動を取ります。会場でばったり会ったのは、本物の姪であるチン・シーユエ。彼女はユー・ヨウ教授を見つけると、そそくさと彼の元へ。チン・シーユエがグァン・ジーと来たと知ったユー・ヨウ、ちょっとだけ嫉妬してる顔がたまりません!

そして報告ホールでは、まさに事件が!ジョン・シューイーが入ってくると、なんとシー・イエン、ユー・ヨウ、そしてイー・ヤンの3人が同時に彼女を自分の隣に誘うんです!モテ期到来!…なんて言ってる場合じゃないほどの気まずい空気の中、ジョン・シューイーは招待主であるシー・イエンの隣へ。

すると、諦めきれないイー・ヤンがわざわざ席を交換してジョン・シューイーの隣に座るという執念を見せます。これにイラっとした我らがシー・イエン、見せつけるようにジョン・シューイーの手をぎゅっと握るんです!「彼女は俺のものだ」という無言のアピール!この独占欲、最高のご褒美です!

優しさと罪悪感のループ

会議の途中、ジョン・シューイーは体調を崩してホテルへ戻ります。彼女が鎮痛剤を求めたと聞いたシー・イエンは、心配のあまり会議を中座してホテルに駆けつけるんです。どこまでスパダリ(スーパーダーリン)なの…!

眠れずに苦しむジョン・シューイーは、駆けつけてくれたシー・イエンに甘え、彼の腕の中でようやく眠りにつきます。しかし、そんな幸せな時間も束の間、母親からの電話で現実に引き戻されます。電話口でユー・ヨウとのお見合いを催促され、シー・イエンに聞かれて「ペットの犬を選んでる」とまた嘘を重ねてしまうジョン・シューイー。

お見舞いに来た親友のビー・ルオシャンは、かいがいしく世話を焼くシー・イエンを「完璧な彼氏」と絶賛しますが、ジョン・シューイーは彼の優しさを受け取るたびに罪悪感で胸が張り裂けそうに。

「もう本当のことを話したい…」

そう打ち明けるジョン・シューイーに、ビー・ルオシャンは「今じゃない。もし別れることになったら、その結果を受け入れられるの?」と冷静に問いかけます。うーん、親友の言葉が重く突き刺さりますね。

物語のラスト、ジョン・シューイーは大学の先輩の結婚式に招待されます。しかし、その結婚式には、元カレのユエ・シンジョウが「チン・リェー」を連れて出席するという情報が…!ついに、ジョン・シューイーが作り上げた嘘の世界が、現実と交差する時が来てしまいました。一体どうなっちゃうのー!?

『始まりは君の嘘』第23話の感想

今回のエピソードは、ジョン・シューイーが抱える嘘の重みが、シー・イエンの深い愛情によって浮き彫りになる、非常に見応えのある回でした。彼の優しさが本物であればあるほど、彼女の罪悪感は増していく。この心理描写が実に巧みで、視聴しているこちらも胸が苦しくなるほどでした。特に、体調を崩したジョン・シューイーのために会議を抜けて駆けつけるシー・イエンの姿は、彼の愛情の深さを物語っています。仕事一筋に見えるCEOの彼が、一人の女性にだけ見せる特別な顔、そのギャップに心を掴まれます。一方で、嘘に嘘を重ねて後戻りできなくなっていくジョン・シューイーのもどかしさも痛いほど伝わってきました。彼女がいつ、どのように真実を告げるのか、そしてシー・イエンがそれをどう受け止めるのか、今後の展開から目が離せません。

つづく