あらすじ

水族館での約束をきっかけに、ジョン・シューイーとシー・イエンの関係は最大の危機を迎えます。ジョン・シューイーが意図的に近づいたという嘘が、ついにシー・イエンに知られてしまうのです。失意の底にいるジョン・シューイーの前に、新たなアプローチをかける人物が現れます。一方、友人であるグァン・ジーとビー・ルオシャンの関係には、大きな進展が訪れることに。それぞれの想いが交錯し、メインカップルの切ないすれ違いと、もう一組の恋の始まりが描かれる、目が離せない展開となっています。

ネタバレ

嘘がバレる、その瞬間

物語は、ジョン・シューイーが約束の場所である水族館で、ウキウキしながらシー・イエンを待っているシーンから始まります。この時の彼女は、まさかあんな悲劇が待っているとは夢にも思っていなかったでしょうね…。

約束の時間を過ぎても、シー・イエンは現れません。不安に思ったジョン・シューイーが電話をかけると、シー・イエンは電話に出ます。しかし、その声は氷のように冷たいものでした。そして、彼の口から放たれた一言が、ジョン・シューイーを絶望の淵に突き落とします。

「君の芝居に付き合ってやっただけだ」

このセリフ、強烈でしたね…。実はシー・イエン、一度は江城に帰る道すがら、どうしても気になって引き返してきていたんです。そして、水族館で自分を待つジョン・シューイーの姿を、遠くから静かに見ていました。彼女が自分に近づいた本当の理由を知ってしまったシー・イエンの心中を思うと、胸が締め付けられます。

失意のまま実家に戻ったジョン・シューイー。娘の異変に気付いた両親は心配しますが、彼女は何も話せません。そんな娘に、お母さんがかける言葉が本当に温かいんです。「仕事ならお父さんが助けるし、辞めてもいい。恋愛なら、歯を食いしばれば乗り越えられる。あなたはまだ若いんだから、もっといい人に出会えるわよ」と。そして、「時間が希望よ」と娘を励ますのでした。このお母さんの言葉は、きっと多くの人の心に響いたのではないでしょうか。

そんな傷心のジョン・シューイーのもとに、なんとイー・ヤンが訪ねてきます。SNSの投稿から実家の住所を突き止めてやってきた彼を、お母さんはてっきり娘を落ち込ませた彼氏本人だと勘違い。イー・ヤンに娘をどうやって喜ばせるかレクチャーまでする始末。ジョン・シューイーはきっぱりと彼とはあり得ないと伝えますが、イー・ヤンは諦めない様子。新たな波乱の予感がしますね。

不器用な男の告白と、大人の恋の始まり

一方、もう一組のカップルにも大きな進展がありました!そう、グァン・ジー(グアン・ジー)とビー・ルオシャンです。

グァン・ジー(グアン・ジー)は、ビー・ルオシャンがSNSに投稿した写真を見て、彼女が病気になったと心配し、なんと彼女の実家まで駆けつけます。そこで彼が目にしたのは、ビー・ルオシャンがいとこのウェディングドレス選びを手伝っている姿。これを見事に勘違いしたグァン・ジーは、彼女を連れ出し、「結婚しないでくれ!」と必死に訴えます。

そして、ついに自分の本心を打ち明けました。幼い頃の両親の離婚がトラウマで、恋愛がいつか終わってしまうことを恐れていたこと、だからこそビー・ルオシャンとの関係をあえてゲームのように軽く扱っていたこと、でも本当は彼女を失うのが怖いこと…。全てをさらけ出し、「君と一緒にいられるチャンスと、僕の大切なものすべてを交換したい」と告白します。

この不器用だけど真っ直ぐな告白を受け、ビー・ルオシャンは結婚はまだ早いとしながらも、「恋愛から始めましょう」と彼の想いを受け入れるのでした。いやー、こちらのカップルは本当に大人で、見ていて安心しますね!

仕事始めの日、失恋の痛手からビー・ルオシャンの家に泊まりに行ったジョン・シューイーは、親友が恋愛を始めたことにすぐに気づき、邪魔しないようにとそっと家を出ます。友人の幸せを喜びつつも、自分の状況と比べてしまい、切なさが増します。

物語の最後、ジョン・シューイーは読者の要望で再びイー・ヤンにインタビューすることに。イー・ヤンは帰国子女の起業家特集を提案し、他の取材対象者も紹介すると持ちかけます。仕事に打ち込むことで傷を癒そうとするジョン・シューイーは、その提案を喜んで受け入れるのでした。公私混同の新たな一歩が、今後の展開にどう影響していくのか、目が離せません。

『始まりは君の嘘』第27話の感想

今回のエピソードは、メインカップルであるジョン・シューイーとシー・イエンの関係が最も冷え切った一方で、グァン・ジーとビー・ルオシャンの関係が温かく進展するという、見事な対比が描かれていました。嘘から始まった恋の代償の大きさを突きつけられたジョン・シューイーの絶望と、シー・イエンの心の痛みがありありと伝わってきて、非常に見ごたえがありました。特に、シー・イエンがただ立ち去るのではなく、一度引き返してジョン・シューイーの姿を見つめるシーンは、彼の怒りの裏にある未練や複雑な感情を物語っており、印象深かったです。

そんな重い雰囲気の中、グァン・ジーの不器用ながらも誠実な告白は、まさに救いでした。彼の過去のトラウマと、それを乗り越えようとする勇気に胸を打たれましたし、それを受け止めるビー・ルオシャンの器の大きさにも感心させられました。二人の関係は、大人の視聴者が共感できるリアリティがあります。また、ジョン・シューイーの母親が娘にかける言葉の一つ一つが愛情に満ちていて、物語に深みと温かさを与えていました。キャラクターそれぞれの感情が丁寧に掘り下げられ、物語が大きく動いた重要な回だったと感じます。

つづく