あらすじ
経済誌の記者シューイーが書いたある記事をきっかけに、シー・イエンは彼女の気持ちが自分にないのではないかと疑い始め、心を閉ざしてしまいます。シューイーは必死に彼との関係を修復しようと試みますが、彼女の行動はことごとく裏目に出てしまい、二人の間の溝は深まるばかり。一方、シー・イエンは社内でも困難な状況に直面していました。こじれてしまった二人の関係に、周囲の人々の思惑も絡み合い、物語は新たな局面を迎えます。果たして、シューイーの声はシー・イエンに届くのでしょうか。
ネタバレ
誤解の始まりは一本の記事から
物語は、シー・イエンがSNSでシューイーが書いたイー・ヤンのインタビュー記事を見つけるところから始まります。シューイーが自分以外の男に夢中になっているように見えてしまったシー・イエンは、自分が彼女にとって特別な存在ではないんだと思い込み、激しく落ち込んでしまいます。
その頃、大学にいたチン・シーユエ(ハタ・トキズキ)は、偶然ユー・ヨウ教授と再会。なんと、あのユー・ヨウから食事に誘われるという急展開!勉強の面倒まで見てくれるという彼の申し出に、シーユエは「これはチャンス!」とばかりに、恋の駆け引きを始めることを決意します。この二人のサイドストーリーも気になりますよね。
こじれていく二人の関係
シー・イエンの嫉妬は、とんでもない方向へ。姪のシーユエに「会社を辞めろ」と命令。しかし、ユー・ヨウをがっかりさせたくないシーユエは、退職ではなく長期休暇を申請します。この話を聞いたシューイーは、シー・イエンが自分の周りの人間を意図的に遠ざけようとしているのだと勘違いしてしまいます。
なんとか誤解を解こうと、シューイーはシー・イエンに会いに会社へ向かいますが、そこで告げられたのは「提携プロジェクトの中止」と「面会拒絶」という残酷な言葉でした。
追い詰められたシューイーは、メッセージで嘘をついたことを謝罪しつつも、仕事への影響を心配して提携の継続を願ってしまいます。これが完全に裏目!シー・イエンは「結局、君は仕事のことしか頭にないんだな」と激怒し、なんとシューイーの連絡先をブロックしてしまうのです。
最後の手段も裏目に…
連絡手段を断たれたシューイーは、最後の望みをかけてメールを送ります。「私がこのプロジェクトから降りますので、会社同士の提携は続けてください」と。良かれと思っての行動でしたが、シー・イエンには「こんなに簡単に俺のことを諦めるのか」と、さらに怒りを買う結果に…。もう、お互いのプライドが邪魔をして、本心が全く伝わらない!
そんな中、シー・イエンは会社でも古株の株主から経営手腕を問われ、公私ともに窮地に立たされていました。
それぞれの道と、一筋の光
シューイーは特集から降板することになり、その座を狙っていた同僚のシュー・ユーリンが後任に。案の定、ユーリンは勝ち誇ったようにシューイーに嫌味を言いますが、いざ取材に行くと、シー・イエンから「同じプロジェクトで記者は二人も受け入れない」と一蹴され、空喜びに終わります。ちょっとスッキリする場面でしたね。
傷心のシューイーを励ましたのは、意外にもイー・ヤン。彼はシューイーをボクシングに誘い、彼女の心を少し軽くしてあげます。
一方、シーユエと連絡が取れず気になっていたユー・ヨウは、シューイーに相談。そこで二人の関係がこじれていることを知り、的確なアドバイスを送ります。「シー・イエンは君が自分の気持ちを無視して、仕事の話ばかりするから怒っているんだ」と。この言葉は、シューイーに届いたのでしょうか。
物語のラスト、シューイーはかつてシー・イエンと歩いた川辺にいました。どうすれば彼に本心が伝わるのか…と悩む彼女のすぐそばを、シー・イエンが通り過ぎていくという、あまりにも切ないすれ違いで幕を閉じます。
『始まりは君の嘘』第28話の感想
今回のエピソードは、主人公二人の意地っ張りな性格が招いた、もどかしくも切ないすれ違いが中心に描かれていました。お互いに相手を想っているはずなのに、些細な誤解と高いプライドが壁となり、本心が全く伝わらない様子は、見ていて胸が締め付けられるようでした。特に、シューイーが良かれと思って取る行動が、ことごとくシー・イエンの怒りを増幅させてしまう展開は、恋愛におけるコミュニケーションの難しさを改めて感じさせます。一方で、ユー・ヨウ教授の存在が大きな救いでした。彼がシューイーに与えた的確なアドバイスは、まさに視聴者が「そう、そこなんだよ!」と叫びたいポイントを突いており、今後の関係修復への重要な鍵となりそうです。シー・イエンがチン・シーユエ(ハタ・トキズキ)に恋愛相談をする場面も、彼の不器用な一面が垣間見え、キャラクターの多面性を感じさせました。二人の心が再び通じ合う日を、静かに見守りたいと思います。
つづく