いや~、今回の33話は糖度高めかと思いきや、とんでもない爆弾が投下されましたね!シー・イエンとジョン・シューイーの関係は、もはや社内公認のラブラブっぷり。でも、幸せな時間だけじゃ終わらないのが、このドラマの面白いところ。早速、あらすじとネタバレを見ていきましょう!
酔いも覚めたシー・イエンがジョン・シューイーの家から帰る間際、シューイーはこっそり彼のスマホを操作。自分の名前を「私のダーリン♡」的な、甘~い名前に変更しちゃいます。翌朝、それを見た姪のチン・シーユエ(ハタ・トキズキ)にからかわれるシー・イエンですが、まんざらでもない様子で家族に彼女の存在をカミングアウト。「近いうちに家に連れてくる」と宣言までしちゃって、もうデレデレですね!
職場では、シューイーの幸せオーラに上司のタン・イーも気づきます。恋愛しても仕事は疎かにするなよ、と釘を刺しつつも、どこか嬉しそう。そのタン・イーには、グアン・ジーから「親父はあなたのことを本気で想っている」と伝えられます。父親と息子の両方から想われるなんて、タン・イーも罪な女性です…。
一方、ビジネスの世界では不穏な動きが。イー・ヤンの黒馬科技はチームが未熟で、シー・イエンの楽安科技を買収しようと画策。生き残りをかけた企業間の駆け引きも、ますます激しくなっていきます。
さて、問題のシーンはここから!
シー・イエンがシューイーを迎えに行くと、なぜか親友のビー・ルオシャンの出迎えで空港へ行くことに。そこでシューイーは、偶然にも自分の大好きなアイドル歌手、ソン・ラーランに遭遇!大興奮でファンとしてツーショット写真を撮ってもらいます。シー・イエンは「?」という顔で見ていますが、それもそのはず…。
その後、シューイーはルオシャンと「ソン・ラーランに隠し子がいるって噂、絶対嘘だよね!もし本当だったら、私その場で頭を丸めるわ!」なんて過激な賭けまでしでかします。…シューイー、逃げて!それ、特大ブーメランだから!
夜、二人はこれまでの嘘やすれ違いについて本音で語り合います。シューイーは、また嘘で傷つくのが怖いと不安を吐露。シー・イエンは「過去はもう終わったことだ。君は俺の彼女で、他のカップルと何も変わらない」と優しく抱きしめます。バレンタインのプレゼントを渡したり、嫉妬でやきもちを焼いたりと、甘い時間を過ごす二人。
そんな中、シー・イエンに一本の電話が。相手はなんと、彼の姉。シー・イエンはシューイーに電話を代わろうとしますが、シューイーは相手が誰か知らずに断ってしまいます。食後、シューイーが「お姉さんってどんな人?」と聞くと、シー・イエンは「歌って踊るのが好きな人だよ」とだけ答えます。…そう、もうお分かりですね。シー・イエンの姉こそ、シューイーが敬愛してやまないアイドル、ソン・ラーランその人だったのです!
このとんでもない事実に気づかないまま、シューイーは職場で新たなトラブルに巻き込まれます。ライバルのシュー・ユーリンが、シューイーが「年寄りの金持ち(シー・イエンのこと)を捕まえた」という根も葉もない噂を流したのです。怒ったシューイーが問い詰めても、ユーリンはしらを切り、二人の対立はますます深まっていくのでした。
『始まりは君の嘘』第33話の感想
今回のエピソードは、甘さと苦さが絶妙にブレンドされた一杯のコーヒーのようでした。シー・イエンとジョン・シューイーのカップルらしいやり取りには、思わず頬が緩んでしまいます。特に、過去の嘘に対するシューイーの不安を、シー・イエンが真っ直ぐな言葉で包み込むシーンは、二人の絆がより深まったことを感じさせ、心に温かいものが広がりました。
しかし、その一方で物語は大きな皮肉を仕掛けてきます。シューイーが憧れてやまないアイドルが、まさか恋人の実の姉だったとは。しかも本人の前で「隠し子がいたら…」などと過激な発言をしてしまう展開は、見ているこちらがヒヤヒヤするほど巧みでした。この事実が明らかになった時、彼女がどんな反応を示すのか、想像するだけで今後の展開から目が離せません。甘い恋のすぐそばに、新たな波乱の予感が漂う、見事な脚本だと感じました。
つづく