あらすじ

若き敏腕記者・ジョン・シューイーは、CEO・シー・イエンへのインタビュー記事執筆に苦戦していた。何度書き直しても突き返される原稿に、締め切りが迫り焦りは募るばかり。そんな中、シー・イエンの姪であるお嬢様のチン・シーユエがコネで入社し、なんとジョン・シューイーの部下として配属されることに。公私にわたってシー・イエンに振り回されるジョン・シューイーは、記事を完成させ、さらに忘れてきたイヤリングを取り返すため、ついに大胆な行動に出ることを決意する。彼女が向かった先は、シー・イエンの自宅で…。

ネタバレ

さあ、第5話がやってきました!仕事と恋の駆け引きがますます面白くなってきましたね。今回は、ジョン・シューイーに新たな悩みの種が登場し、シー・イエンのビジネスマンとしての顔と、彼女にだけ見せる意地悪(?)な顔のギャップが際立つ回でした。

コネ入社のお嬢様登場で前途多難!?

物語は、シー・イエンの姪であるチン・シーユエ(ハタ・トキズキ)が、なんとコネでジョン・シューイーの部署に研修生としてやってくるところから始まります。やる気ゼロのお嬢様であるチン・シーユエ(ハタ・トキズキ)は、出社初日から仕事そっちのけ。ジョン・シューイーは彼女にお目付け役として簡単な仕事を振りますが、それがまさかのシー・イエンのインタビュー音声の書き起こしだったからさあ大変!

叔父であるシー・イエンの、普段は聞かない饒舌なインタビュー音声に驚きつつも、専門用語だらけの内容にまったくついていけず、早々にギブアップ。挙句の果てには、定時でさっさと帰宅し、祖父に「上司(ジョン・シューイー)が何も教えてくれない!」と泣きつく始末。しかし、その場にいたシー・イエンは「ジョン・シューイーからしっかり学べ」とピシャリ。姪っ子にも容赦ないあたり、さすがはシー・イエンですね。

一方、ジョン・シューイーのライバル(?)シュー・ユーリンも、シー・イエンに近づくためにグァン・ジー(グアン・ジー)へのインタビューをセッティングしますが、魂胆を見抜かれてあっさり撃沈。彼女の野望はまだまだ遠いようです。

鬼のダメ出し!シー・イエンのインタビュー記事

ジョン・シューイーにとっての最大の壁は、やはりシー・イエン本人。渾身の力で書き上げたインタビュー記事を提出するも、シー・イエンから「不合格」の烙印を押され、何度も突き返されてしまいます。上司のタン・イーからもプレッシャーをかけられ、締め切りは刻一刻と迫る…。焦るジョン・シューイーの姿に、こっちまでハラハラさせられます。

実はこの時、シー・イエンはライバル社による「楽安テクノロジー」の買収を阻止するために動いていました。自らの投資案を提示して社長を説得するなど、ビジネスの現場では百戦錬磨のCEOぶりを発揮。さらに、楽安が抱える技術的な問題を解決するため、旧知の仲であるユー・ヨウに協力を仰ぎ、海外から優秀な技術者を呼び寄せようと画策していました。

仕事ではこれほどまでにキレ者なのに、なぜジョン・シューイーの記事にだけはOKを出さないのか…。仕事上の厳しさなのか、それとも彼女を困らせたいだけなのか、その真意が気になるところです。

もう我慢の限界!いざ、アポなし家庭訪問へ!

記事の修正で連絡を取りたいのに、シー・イエンの電話は一向に通じません。アシスタントのチェン・ションを通じて連絡を試みても、「勤務時間外に私的な話はしない」と冷たくあしらわれる始末。

「記事の件は公的な用事だし、それに彼の車に忘れたイヤリングも返してもらわないと!」

公私両方の理由を胸に、ついにジョン・シューイーは最終手段に出ることを決意します。そう、シー・イエンの自宅へ直接押しかけるのです!

一方その頃、仕事を終えたシー・イエンは自宅でくつろいでいました。その姿は、まるで彼女がやって来るのを分かっているかのよう…。インターホンが鳴り、二人がどんな再会を果たすのか、一番盛り上がるところで次回へ続く!

『始まりは君の嘘』第5話の感想

仕事とプライベートの境界線で揺れ動く二人の姿が、より鮮明になった回でしたね。シー・イエンのキャラクターの奥深さには、本当に引き込まれます。ビジネスの交渉では一切の妥協を許さない冷徹なCEOなのに、ジョン・シューイーのことになると、わざと記事を突き返したり連絡を無視したりと、どこか意地悪な子供のようにも見えるのが面白いです。彼の行動一つ一つに「本当はどう思っているの?」と考えさせられます。

一方のジョン・シューイーも、仕事にかける情熱は人一倍なのに、恋愛が絡むと途端に空回りしてしまう不器用さが、とても人間味にあふれていて応援したくなります。新キャラクターのチン・シーユエの登場で、彼女の苦労は増えましたが、この出会いが今後の二人の関係にどんな影響を与えるのか、物語の良いスパイスになっていると感じました。二人の心理的な駆け引きが丁寧に描かれており、じっくりと関係の進展を見守りたくなります。

つづく