あらすじ

ジョン・シューイーは、CEOのシー・イエンから何度も原稿のダメ出しを受け、ついに彼の自宅で直接指導を受けることになる。厳しい指摘を受けながらも、なんとか原稿を完成させるが、その過程で二人の距離は予期せぬ形で急接近する。一方、シューイーは仕事で重要な情報を得るため、キーパーソンであるユー・ヨウに接触を試みる。しかし、その行動が思わぬ波紋を呼ぶことに。仕事の成功と恋の行方、その両方で奮闘するシューイーの姿が描かれる。

ネタバレ

事の発端は、またしてもジョン・シューイーの原稿。シー・イエンから3度目のダメ出しを食らったシューイーは、「これはもう、私に会いたいだけでしょ!」と半ば確信して彼のマンションへ。するとシー・イエンはあっさり否定するものの、的確に原稿の問題点を指摘。ぐうの音も出ないシューイーは、なんと彼の家で直接指導を受けながら修正作業をすることに!

家の中で二人きり。シューイーは自分の美貌に彼が少しは動揺するだろうと期待しますが、シー・イエンは仕事モード全開で全く動じません。そのクールな姿に、シューイーはちょっぴりガッカリ。

その頃、シー・イエンの姪であるチン・シーユエが叔父に電話をかけると「今は都合が悪い」と断られてしまいます。一緒にいたグァン・ジーは「美女をかくまっているな」とニヤニヤ。シーユエも「あの叔父さんに春が来た!?」と大騒ぎ。まさかその相手がシューイーだとは夢にも思っていません。

深夜までかかって、ようやく原稿はOKに。大喜びのシューイーは、ここぞとばかりに独占インタビューと電子版への掲載を改めてお願いし、勢い余って「あなたを追いかけてもいいですか?」と、まさかのストレート告白!これには鉄壁のCEOも内心タジタジ。動揺を隠せないシー・イエンは、なんとシューイーを家から追い出してしまうのでした。

親友のビー・ルオシャンに「告白したら追い出された!」と愚痴るシューイー。しかしルオシャンは「それは典型的な好きの裏返しよ!原稿のダメ出しだって、あなたに会うための口実だったのよ、きっと」と名推理。

一方、シー・イエンもシューイーの告白に動揺を隠せません。シューイーは彼が拒否しなかったことをポジティブに捉え、怒涛のメッセージ攻撃を開始!

そんな中、シューイーは仕事で重要な鍵を握る人物、ユー・ヨウに接触しようとします。しかし、シー・イエンがユー・ヨウと一緒にいる時に、シューイーから彼に電話がかかってきたことで事態は思わぬ方向へ。シー・イエンの心に、メラメラと嫉妬の炎が燃え上がります。

その結果、どうなったか?ライバルのシュー・ユーリンがトップ記事の座を狙う中、シューイーは記事の最終承認をシー・イエンからもらう必要がありました。しかし、嫉妬心に火がついたシー・イエンは、わざと返信をせず、シューイーを焦らすという、なんとも子供っぽい意地悪をするのでした。彼のせいで編集部全員が残業するハメに…。恋はCEOをも幼稚にさせる、ということですね!

『始まりは君の嘘』第6話の感想

今回のエピソードは、シー・イエンの人間らしい一面が垣間見えた、非常に見応えのある回でした。これまで完璧で冷静沈着なCEOとして描かれてきた彼が、シューイーの真っ直ぐな告白に動揺し、挙句の果てには家から追い出してしまう姿は、彼の可愛らしい本質を浮き彫りにしました。さらに、シューイーが仕事のためにユー・ヨウへ連絡したことに対して、あからさまに嫉妬し、仕事で意地悪をするという行動は、彼の感情が大きく揺れ動いている証拠です。シューイーの積極的なアプローチが、鉄壁だった彼の心を確実に溶かし始めているのが分かり、二人の関係の進展から目が離せません。仕事上の駆け引きと恋愛模様が巧みに絡み合い、物語に一層の深みを与えていました。

つづく