なあ、今回の10話、見たか?グー・ナンティンとチョン・シアオの距離が、じれったいけど少しだけ縮まった回だったな。俺、こういうじわじわくる展開、結構好きなんだよ。

フライト・トゥ・ユー 第10話あらすじとネタバレ

すれ違う優しさ、タイミングの悪さ

まず、チョン・シアオがかわいそうだった。警察での聴取が終わって、一人で海辺をさまようんだ。 雨は降ってくるし、心はズタボロ。そんな時に頼れる友達のシア・ジーはフライト中で捕まらない。 彼女は仕方なく近くのカフェに駆け込む。

一方、我らがグー・ナンティン。チョン・シアオを心配して警察署まで探しに行くんだよ。 でも、もう彼女はいない。そこで諦めないのがグー・ナンティンだ。今度はリー・ユーハンを家まで送るついでに、チョン・シアオの住所を聞き出そうとする。まあ、口実つけてたけどな。

チョン・シアオがいたカフェは、偶然にもシエ・ゾーティエンの友人の店だった。シエがグー・ナンティンに連絡してくれて、やっと居場所がわかる。カフェに着いたグー・ナンティンは、窓から彼女の姿を見るんだ。でも、声をかけない。結局、店が閉まる時間になっても起きないチョン・シアオ。彼女はテーブルに突っ伏して寝てしまう。グー・ナンティンは、そっと自分の上着をかけて、そのまま黙って帰るんだよ。

いや、不器用すぎるだろ!一言大丈夫か?って言えばいいだけなのに。

翌朝、チョン・シアオはグー・ナンティンが来ていたことを知る。 でも、会社に行くと、今度は同僚のチャオ・ジェンユーが朝食を持ってきてくれて、二人で食べてるんだ。 そこに、グー・ナンティンが手作りサンドイッチを持って現れる。その光景を見て、また何も言えずに去っていく。タイミングが悪すぎる。見てるこっちがもどかしくなるよな。

誤解が解ける時

そんな中、出張に行くニー・ジャンがチョン・シアオに声をかける。 そこで、衝撃の事実が判明する。チョン・シアオが地上勤務になったのは、ジアン・タオの指示だったってこと。 グー・ナンティンは全く関係なかったんだ。

それを聞いて、チョン・シアオは自分の勘違いに気づく。そりゃそうだ。今まで散々グー・ナンティンを逆恨みしてたんだから。彼女はすぐに、洗濯したグー・ナンティンの上着を返しに行って、素直に謝罪する。ここで腐らずに絶対に夢は諦めないって宣言するのが、チョン・シアオらしいよな。グー・ナンティンも、その言葉を聞いて安心したみたいだった。

空港での人助けと、見えた本心

話は空港の搭乗口に移る。北京行きのフライト前、乗客の老人がパニックになっていた。精神的に不安定な妻がいなくなったらしい。 チョン・シアオとグー・ナンティンは、すぐに手分けして彼女を探し始める。

グー・ナンティンがゲームセンターで奥さんを見つけ出す。 彼女は、亡くなった自分の息子と若者を間違えて、抱きしめて離さない状態だった。 事情を聞くと、夫婦は亡き息子の誕生日を祝うために、息子が好きだったブドウを持って深圳へ向かう途中だったという。 この話は、さすがにグッとくる。

グー・ナンティンは、夫婦のために新しい航空券を手配し、ブドウとシャツまで用意してあげるんだ。 本当に優しい男だよ。そして、お礼にもらったブドウをチョン・シアオに渡す。君へのお礼だって言ってな。

その直後、遅れてきたジアン・タオがチョン・シアオに嫌味を言う。でも、今の彼女は負けてない。きっぱりと言い返す。見ていてスッキリしたよ。

機内では、ジアン・タオが上司のシュー・ツーに、チョン・シアオを近々パイロットに復帰させると話しているのをグー・ナンティンが耳にする。 どうやら、ニー・ジャンが裏で動いてくれたみたいだ。

この一連の出来事を見て、チョン・シアオは何かを感じたんだろうな。彼女は、自分の両親に電話して食事に誘う。老夫婦の姿に、自分の家族を重ねたのかもしれない。

感想

今回の10話は、グー・ナンティンの不器用な優しさが全開だったな。心配で探し回るくせに、本人を目の前にすると何も言えない。手作りサンドイッチまで用意するなんて、行動はすごく良いのに、あと一歩が踏み出せないのが彼らしい。そのすれ違いが、見ていて本当にもどかしい。でも、そこがいいんだよな。

チョン・シアオがニー・ジャンから真実を聞いて、自分の勘違いに気づくシーンはスカッとした。彼女は間違っていたとわかったら、すぐに謝れる強さがある。そこが彼女の魅力だ。地上勤務に落ちても腐らず、前を向く姿勢には勇気をもらえる。

空港での老夫婦のエピソードも、すごく効いていた。二人が協力して人探しをする中で、物理的にも心理的にも距離が縮まった感じがしたよな。あの出来事がきっかけで、チョン・シアオが自分の親に電話するラストも良かった。単なるトラブル解決で終わらせず、キャラクターの心境の変化にしっかり繋げている脚本がうまい。派手なアクションはないけど、こういう丁寧な心情描写がこのドラマの良さだと思う。

つづく