フライト・トゥ・ユー 第9話あらすじ(ネタバレあり)

地獄の地上勤務スタート

さて、チョン・シアオの受難はまだまだ続く。飛行停止を食らって、今度は地上勤務に異動だ。しかも教育係は、超マジメで有名な地上職員のチャオ・ジェンユー。彼からいきなり業務フローと全フライトスケジュールを全部暗記しろなんて言われるんだから、たまったもんじゃない。でも、そこはチョン・シアオ。文句ひとつ言わず、夜遅くまでチケットの整理を手伝ったりして、必死に食らいついていく。

すれ違う優しさと深まる誤解

そんな彼女の姿を、グー・ナンティンは遠くから見ていた。食事もとらずに働くチョン・シアオたちを心配して、こっそり差し入れを注文するんだ。いい奴だよね。でも、その優しさがまあ、届かない。ちょうどその時、彼の母親が家で倒れたって連絡が入る。結局、彼は食事を渡せないまま、急いで家に帰るしかなかった。

一方で、チョン・シアオはグー・ナンティンが意地悪して自分を飛行部に戻してくれないって完全に誤解してる。裏で糸を引いてるのがジアン部長だって知らないから、無理もないけどね。親友のソン・ソンがナンティンに口添えしても、もう少し待ってくれとしか言えない。これでチョン・シアオの不信感はMAXに達するわけだ。

家族との衝突、そして孤立

心身ともにボロボロで家に帰ると、今度は母親との大バトルが待っていた。チョン・シアオの部屋で地上勤務のマニュアルを見つけた母親は、娘が降格されたことを知って大激怒。 もうパイロットなんてやめて、一緒に青島に帰りなさいって言い出すんだ。これはチョン・シアオにとって一番キツい言葉だよね。案の定、二人は大ゲンカ。母親は血圧が上がって倒れそうになるし、もう最悪。

そんな時にグー・ナンティンから電話がかかってくるけど、チョン・シアオは完全に心を閉ざして無視。それどころか、彼の連絡先を削除してしまう。もう誰のことも信じられないって感じだ。唯一、父親だけが彼女の夢を理解して、優しく慰めてくれる。それがせめてもの救いかな。

追い打ちをかけるトラブル

プライベートがめちゃくちゃなら、仕事でも最悪の事態が起きる。広州行きのフライトが天候不良で遅延。乗客たちの不満が爆発するけど、チョン・シアオは雷雲のせいですって冷静に説明して、なんとかその場を収める。

ところが、その直後、今度は機体の機械トラブルが発覚して、さらなる遅延が決定。乗客からすればさっきの話は嘘だったのか!ってなる。一人の乗客が逆上して、チョン・シアオの顔に水をぶっかけるんだ。彼女は怒りをぐっとこらえて警察に通報しようとする。そこにグー・ナンティンが駆けつけて助けに入るけど、チョン・シアオのプライドはもうズタズタ。屈辱感でいっぱいになりながら、事情聴取のためにその場を離れるしかなかった。

第9話の感想

いやあ、今回のチョン・シアオは見ていて本当に辛かった。仕事も、家族も、恋愛も、全部がうまくいかない。まさに四面楚歌。グー・ナンティンの不器用すぎる優しさが、ことごとく裏目に出てしまうのが、本当にもどかしい。彼は彼で、彼女を飛行部に戻そうと動いてるのに、それが全く伝わらないんだから。意地悪なジアン部長の存在も、イライラに拍車をかけるよね。

母親との確執も根が深い。パイロットになることを昔から反対されていたみたいで、父親がこっそり応援してくれていた過去も明らかになった。そんな中で、乗客に水をぶっかけられるシーンは、こっちまで悔しくなったよ。でも、このどん底の状態から、彼女がどうやって這い上がっていくのか。そこがこのドラマの真骨頂なんだろうな。プライドをへし折られたエリートパイロットが、地上で何を学び、何を得るのか。彼女の強さを信じて見守りたい。

つづく