フライト・トゥ・ユー 第8話あらすじ(ネタバレあり)
海での大騒動
休暇先で新年を迎えたクルーたち。チョン・シアオは母親の長電話を避けてさっさと電話を切る。相変わらずだ。一方、グー・ナンティンは一人、海辺で母親に電話していた。そこにアイ・ジアがやってきて少し話す。
翌日、事件は起きる。レストランでリー・ユーハンと一緒だったグー・ナンティンは、海でチョン・シアオがバイクから飛び降りるのを目撃する。彼は過去のトラウマがフラッシュバック。恋人が溺れた記憶が蘇り、パニック状態で海へ飛び込んでいく。
もちろん、チョン・シアオはただ楽しく泳いでいただけ。それなのに、グー・ナンティンは彼女を力ずくで岸へ引き上げる。パイロットが危険なことをするな!と怒鳴るけど、チョン・シアオからすれば迷惑な話だ。二人は激しく口論になり、チョン・シアオは怒ってその場を去ってしまう。
非情な通告
会社に戻ると、事態はさらに悪化する。グー・ナンティンはチョン・シアオに1週間の飛行停止とボーナスカットを言い渡す。これだけでも納得いかないのに、追い打ちをかけるようにジアン・タオ部長が登場。前のフライトで乗客からクレームが入ったことを理由に、チョン・シアオを地上勤務に異動させると決定する。
グー・ナンティンは反対する。でも、ジアン・タオの決定は覆らない。親友のシア・ジーも引っ越してしまい、チョン・シアオは一人ぼっちになる。
一度は折れた心
自分の正義を信じて行動した結果がこれだ。チョン・シアオはついに心が折れ、辞職を決意する。まだ誰もいない早朝のオフィスに行き、グー・ナンティンの部屋のドアの隙間から辞職届を滑り込ませた。
夢だったパイロットの道を諦め、会社を去る彼女の背中は見ていられなかった。絶望の中、彼女は家主(もちろん、正体は知らないままのグー・ナンティンだ)にメッセージを送る。自分の苦しい状況を打ち明けたんだ。すると、家主から理想を諦めるなと励ましの返事が届く。この言葉で、彼女は少しだけ救われる。そして、辞職を思いとどまった。
出勤してきたグー・ナンティンを見つけると、彼女は慌ててオフィスへ走る。彼がドアを開けた瞬間、滑り込んで辞職届を回収。グー・ナンティンは、明日から地上勤務へ行くようにと、事務的に告げるだけだった。
新たなスタートライン
地上勤務の初日。チョン・シアオはパイロットの制服から外した小さな飛行機のピンを、新しい制服の胸につける。彼女のプライドであり、空へ戻るという誓いだ。地上サービス保障部の部長に案内され、彼女の新しい仕事が始まる。
感想
いやあ、今回はグー・ナンティンがひどいよな。もちろん、彼には過去のトラウマがあって、チョン・シアオを心配しての行動だってのは分かる。でも、それが全部裏目に出てる。海での一件も、彼女からすればいきなり何なの?って感じだし、その後の処分の根拠にもなってしまう。不器用すぎるだろ。
一方で、チョン・シアオの強さには本当に頭が下がる。あれだけ理不尽な目に遭って、一度は辞職まで考えたのに、たった一言の励ましで立ち直るんだから。家主がグー・ナンティンだと知らないからこその素直な反応なんだろうけど、このすれ違いがまた、もどかしい。
結局、彼女は地上勤務というどん底から這い上がることになる。でも、最後のシーンで制服に飛行機のピンを付けた姿を見て、俺は確信したよ。彼女は絶対に終わらない。むしろ、ここからが本当の始まりなんだって。この逆境が、彼女をさらに強く、たくましいパイロットに成長させるんだろうな。
つづく