フライト・トゥ・ユー第2話あらすじとネタバレ

旅客部への道は前途多難

貨物部から旅客部への異動が決まったチョン・シアオ。でも、前途は多難だ。旅客飛行部の部長ジアン・タオが、彼女の受け入れを露骨に嫌がっている。 未婚で子供のいない女性パイロットは扱いにくいなんて、今どき信じられない理由だ。彼はチョン・シアオを他社に推薦しようとまで画策する。

これに待ったをかけたのが、あの堅物グー・ナンティン。彼は女性パイロットが決して男性に劣らないことをデータで示し、ジアン・タオの偏見に真っ向から反対する。副社長のシュー・ツーもグー・ナンティンに同調し、公平な判断を求めた。こいつ、嫌なやつだと思ってたけど、意外と筋は通ってるのかもしれない。

一方、チョン・シアオは長年連れ添った愛機小七との別れを惜しんでいた。格納庫で機体に自分の名前とハートマークを書き残す姿は、ちょっと切ない。そこへ偶然やってきたのが、機材部の部長ニー・ジャン。彼は翼に書かれたチョン・シアオの名前を見つける。

面接での直接対決

いよいよ旅客部の面接当日。チョン・シアオは、そこでまたグー・ナンティンと顔を合わせる。 面接官の一人だった彼から、鋭い質問が次々と飛んでくる。なぜパイロットになったのか、その動機は。チョン・シアオは臆することなく答える。空と自由への憧れ、それと高い給料のため。正直でいいじゃないか。

グー・ナンティンは飛行の厳格さを説く。でも、チョン・シアオは負けていない。7年間の飛行キャリアで全優、無事故の実績を突きつける。

それでもグー・ナンティンは、例の横風着陸の一件を持ち出して彼女の適性を疑う。納得いかないチョン・シアオは、今度はこっちの番だとばかりに反撃に出る。自分が乗った便で、別のパイロットが規定のアナウンスを怠っていたことを指摘したんだ。

記録を確認したグー・ナンティンは、彼女の指摘が事実だと認めざるを得なかった。

鬼教官の誕生

結局、グー・ナンティンはチョン・シアオを観察員にすると言い渡す。パイロットとして扱わない、という意味だ。さすがにこれにはチョン・シアオも猛抗議。見かねた安全監督部のシエ・ゾーティエンが助け舟を出し、ジアン・タオは渋々テスト飛行を許可した。

テスト当日、チョン・シアオは冷静に機体を操る。バードストライクの危機を回避した直後、今度はまさかの両エンジンが故障。機体は滑走路を外れ、地上との通信も途絶える。絶体絶命のピンチだ。この状況で、グー・ナンティンは同乗していたソン・ソンを副操縦士席に行かせ、チョン・シアオをサポートするよう指示する。二人の連携で、なんとかこの危機を乗り越えた。

テスト後の講評会。グー・ナンティンはチョン・シアオの対応のミスを厳しく指摘する。チョン・シアオも安全マニュアルを盾に応戦し、二人の口論はヒートアップ。

この様子を見ていたジアン・タオは、ここぞとばかりにチョン・シアオを不合格にしようとグー・ナンティンに持ちかける。

でも、グー・ナンティンは彼女の腕と真剣さを認めていた。彼はチョン・シアオを自分の部で引き受けると言い、自ら彼女の訓練を担当することを申し出たんだ。

こうして、最悪の相性の二人が、教官と訓練生という関係になってしまった。エレベーターで二人きり、グー・ナンティンを睨みつけるチョン・シアオの顔が忘れられない。

第2話の感想

いやあ、今回もチョン・シアオとグー・ナンティンが火花を散らしまくってたな。見ていて本当に飽きない。水と油どころじゃない、ガソリンと火種みたいな二人だ。

特に面接でのバトルは最高だった。グー・ナンティンの意地悪な質問に、一歩も引かずに理路整然と、時にはユーモアを交えて切り返すチョン・シアオ。彼女の強さと頭の良さが際立っていた。こっちまでスカッとする。

ジアン・タオみたいな前時代的な上司には正直イライラさせられる。でも、だからこそ、偏見を持たずに実力で判断しようとするグー・ナンティンの存在が光るんだよな。彼はただ厳しいだけじゃなく、フェアな視点も持っている。その複雑さが、このキャラクターの魅力だと思う。

そして最後の展開。まさかグー・ナンティンがチョン・シアオの直属の教官になるなんて。これから毎日顔を合わせるのかと思うと、こっちが胃が痛くなりそうだ。でも、この最悪な関係がどう変化していくのか、すごく楽しみになってきた。

つづく