なあ、今回のフライト・トゥ・ユー、なかなか話が動いたよ。チョン・シアオとグー・ナンティンの関係も、会社の権力争いも、一気に進んだ感じだ。
フライト・トゥ・ユー第29話あらすじとネタバレ
チョン・シアオ、まさかのウソ
まず驚いたのが、チョン・シアオの件だ。母親とケンカした父親が家に帰ってこないもんだから、チョン・シアオは会社を辞めて実家に帰るかどうかの瀬戸際だった。だけど、父親がとんでもないことを言い出すんだ。偶然会ったニー・ジャンをこいつがチョン・シアオの彼氏だってことにして、母親をごまかそうって作戦。
いやいや、親父さん、それは無理があるだろ!って思ったね。チョン・シアオも最初は猛反対する。当たり前だ。でも、他にいい考えも浮かばなくて、結局はこのウソに乗ることにした。これで、彼女は会社を辞めずに済んだわけだ。ま、結果オーライだけど、このウソが後々どう響いてくるのか、ちょっとヒヤヒヤするよな。
グー・ナンティンの小さなガッツポーズ
一方、俺たちのグー・ナンティン。チョン・シアオが会社に残ると聞いて、内心めちゃくちゃ喜んでた。もちろん、あのポーカーフェイスだから、表には全然出さない。でも、休暇を取り消しに来たチョン・シアオを見た時の、あの安堵した顔。絶対、心の中ではガッツポーズしてたに違いない。
母親からも過去は忘れて、チョン・シアオを逃しちゃダメよなんて言われて、本人もその気になってる。いいぞ、もっといけ!って感じだ。それで、シンガポールへの初フライトにチョン・シアオを指名するんだ。公私混同って言われかねないけど、こういうストレートな行動は嫌いじゃない。
嵐のシンガポール初便
ここからが本番だ。鷺洲(ルージョウ)航空はシンガポール線を開設。その記念すべき初フライトで、事件は起きる。このフライトには、副社長の座を狙うジアン・タオが機長として搭乗。彼はVIP客の馮総(フォン社長)にペコペコして、もう見るからにゴマすり全開。チョン・シアオは、そういうのが大嫌いだから、案の定ジアン・タオとぶつかる。
まず、シンガポールの天気が悪くて着陸できない。チョン・シアオは安全を考えて、近くの広州空港への目的地変更を提案する。だけど、ジアン・タオは契約の時間が気になるから、上空で待機しようとするんだ。パイロットとしてどっちが正しいかは、言うまでもないよな。結局、チョン・シアオの意見が通って、広州に無事着陸した。
機長の決断、ふたたび
一難去ってまた一難。翌日、シンガポールへ向かう機内で、今度は急病人が発生する。乗客がトイレで倒れたんだ。幸い、意識はすぐに戻った。当然、チョン・シアオや地上にいるグー・ナンティンは、万が一を考えて最寄りの空港への緊急着陸を主張する。
だけど、ジアン・タオの頭の中は、午後の契約調印式でいっぱい。乗客の容態が少し安定したのを見て、このままシンガポールへ直行するって言い出したんだ。チョン・シアオが必死に説得しても、聞く耳を持たない。彼の判断は、会社の利益か、人命の安全か。この選択が、彼の運命を大きく左右することになる。
第29話の感想
今回の話は、ジアン・タオっていう男の本性が丸出しになった回だったな。自分の出世のためなら、乗客の安全さえ二の次にする。彼の判断は、機長として、いや、人としてどうなんだろう。馮総っていうVIPに媚びへつらう姿も、見ていて気持ちのいいものじゃなかった。こういう人間が権力を持つと、組織は腐っていくんだろうな、なんてことまで考えちまったよ。
一方で、チョン・シアオとグー・ナンティンの関係は、じれったいけど少しずつ進んでる。お互いを意識しまくってるのに、決定的な一言が言えない。そこに、ニー・ジャンが偽の彼氏として参戦してきたから、話はさらにややこしくなった。この三角関係が、今後のスパイスになるのは間違いない。仕事のプロ意識と、恋愛模様。この二つの軸がうまく絡み合ってて、見ごたえがあったよ。
つづく