あらすじ

フライト中に乗客が亡くなった件で、鷺洲(ルージョウ)航空内で公式な調査会が開かれる。機長の江韜(ジアン・タオ)は、緊急着陸しなかった自身の判断に問題はなかったと主張。副操縦士の林一成(リン・イーチョン)も彼に同調する。しかし、オブザーバーとして同乗していた程霄(チョン・シアオ)は、江韜の報告と自身の記憶に食い違いを感じ、彼の証言に強く反発する。調査は江韜に有利な形で進み、彼に責任はないとの結論が出てしまう。納得できない程霄と、彼女の訴えに疑念を抱いた顧南亭(ナンティン)は、それぞれが独自に真相の解明に乗り出す。

ネタバレ

嘘で固められた調査会

フライト中の乗客の死を巡って、ついに社内調査が始まった。まあ、当然だよな。

程霄(チョン・シアオ)は自分の記憶通り、正直に全部話した。でも、機長の江韜(ジアン・タオ)は違った。副操縦士の林一成(リン・イーチョン)と口裏を合わせて、嘘の証言を始めたんだ。 サイゴンに緊急着陸するつもりはなかったってさ。

それだけじゃない。江韜(ジアン・タオ)は証拠まで用意してた。サイゴンの空港が一時的に閉鎖されてたっていう、謎の交信記録だ。程霄(チョン・シアオ)はそんなの聞いたこともない。江韜(ジアン・タオ)は君が客室に行ってる間に受け取ったの一点張り。こいつ、完全に黒だろ。

程霄(チョン・シアオ)は録音がおかしい!改ざんされてる!って食い下がった。でも、証拠がない。結局、調査会は江韜に責任なしっていう最悪の結論を出した。納得できるわけないよな。程霄はすぐに顧南亭(ナンティン)に助けを求めた。

それぞれの正義、それぞれの戦い

顧南亭(ナンティン)は、さすがに江韜が録音を偽造するなんて大胆なことをするとは思えなかったみたい。でも、程霄の必死の訴えを見て、彼も動き出す。まずは、あからさまに挙動不審だった林一成に話を聞きに行った。

林一成、やっぱり何か隠してた。江韜に弱みを握られてたんだ。娘の私立学校への転校を世話してもらって、口封じされてた。自分の保身と娘のために、嘘をつくしかなかったわけだ。気持ちは分からなくもないけど、ダサいよな。

顧南亭(ナンティン)は諦めない。今度は自腹でサイゴンに飛んだ。空港の資料室で、問題の録音記録のコピーを手に入れる。でも、これも江韜が先回りして仕込んだ罠だった。顧南亭が去った後、職員がすぐに江韜に電話してた。もう、どこまで腐ってるんだ。

その頃、程霄は亡くなった乗客の遺族の家を訪ねていた。そこで、夫妻が弁護士費用をだまし取られて、泣き寝入りするしかない状況を知る。これを見た程霄の正義感に火がついた。私が新しい弁護士を探す!って。彼女のこういうところ、本当にすごいと思う。

暴かれるか、隠蔽工作

サイゴンから戻った顧南亭は、手に入れた録音を程霄に渡した。一緒に真実を暴こうとする。でも、程霄はこれは私がやる。あなたはもう関わらないでと彼を突き放すんだ。彼を巻き込みたくないっていう、彼女なりの優しさなんだろうな。

一方、調査会を仕切った謝澤天(シエ・ゾーティエン)も、江韜の動きに何か気づいてるっぽい。意味深な言葉で探りを入れてる。

そして顧南亭。彼は諦めずに録音を何度も何度も聞き返していた。ついに、その音声にある決定的な違和感を見つけ出すんだ。

今回の感想

いやー、今回は江韜のクズっぷりが本当にすごかったな。自分の出世のために、人の死を利用するだけじゃなくて、部下まで買収して嘘の証言をさせるなんて、パイロット以前に人としてどうなんだよ。林一成も、娘のためっていうのは分かるけど、見ていて情けなかった。

でも、そんなドス黒い展開の中で、程霄のまっすぐな正義感がめちゃくちゃ光ってた。普通、会社に逆らってまで遺族のために動けないよ。彼女の強さと行動力は、本当に見ていて気持ちがいい。

顧南亭も、冷静だけど熱い。自分の足で証拠を探しに行く姿はカッコよかった。二人が同じ目的のために動いてるのに、ちょっとすれ違っちゃうのがもどかしい。早くタッグを組んで、江韜の嘘を全部暴いてほしい。謝澤天(シエ・ゾーティエン)がどっちの味方なのかも、今後のキーポイントになりそうだ。

つづく