あらすじ

ついにグー・ナンティンが、チョン・シアオを自身のプライベートな空間へ招き、過去を打ち明けることで大きな一歩を踏み出します。 しかし、彼の真剣な想いに対し、チョン・シアオはすぐには答えを出せず、二人の関係は新たな局面を迎えます。 一方、職場ではニー・ジャンが副社長に就任し、ソン・ソンとシア・ジーの関係にも進展が見られます。 そんな中、青島からのフライトで機体トラブルが発生したとの一報が入り、チョン・シアオたちは緊迫した状況に巻き込まれていきます。

ネタバレ

遂に来た、グー・ナンティンの告白タイム

いやー、長かった。本当に長かった。あの鉄壁の男、グー・ナンティンが、ついにチョン・シアオを自分の家に連れて行くんだ。 連れていきたい場所があるなんて言うから、何かと思ったら自宅。

しかも、ただの家じゃない。奥の部屋には、亡くなった元恋人、羅憶(ルオ・イー)の写真がびっしり飾られていた。 彼女もパイロットで、彼にとっては忘れられない存在。 その部屋で、グー・ナンティンは自分の過去を全部話すんだ。 彼女が亡くなってから、自分の感情にフタをして、仕事だけに生きてきたって。そして、チョン・シアオのことが好きだと、はっきり伝えた。

でも、チョン・シアオの気持ちは複雑だよな。いきなり元カノの話をされて、自分はその子の代わりなんじゃないかって思うのも無理はない。 案の定、彼女は混乱して、すぐには答えを出せない。 まずは友達でいさせてほしいと言って、その場を去ってしまう。 まあ、そりゃそうだ。心の準備が追いつかないよ。

それぞれの夜と、新しい一歩

その夜、グー・ナンティンもチョン・シアオも、お互いのことを考えて眠れない。 甘い展開とはいかない、このもどかしさが、このドラマらしいよな。

一方で、チョン・シアオの両親は娘のために大きな決断をする。治療に専念するため、近くのホテルに引っ越すことにしたんだ。 お父さんもお母さんも仕事を辞めて、治療が終わったら旅行に行く計画らしい。 娘を思う親心に、ちょっとグッとくる。

職場では、新しい動きがあった。なんと、ニー・ジャンが副社長に昇進したんだ。 これ、実はグー・ナンティンが立候補を辞退したおかげ。 ニー・ジャンは親友の気持ちを知っていて、早くチョン・シアオを射止めろよって背中を押す。いい奴だな、本当に。

小さな恋と、大きな勘違い

サイドストーリーも進んでる。ソン・ソンとシア・ジーのコンビが、またいい味を出してるんだ。エレベーターが重量オーバーで鳴った時、ソン・ソンが俺が最近太ったからなんて言って、シア・ジーをかばうシーンがある。 その後、ソン・ソンは勇気を出してシア・ジーを映画に誘う。この二人の初々しい感じ、たまらないね。

そんな中、とんでもないニュースが飛び込んでくる。青島からの帰りの便で、着陸装置にトラブルが発生したって。 チョン・シアオは、その便にグー・ナンティンが乗っていると思い込んで、血の気が引く。彼女、指揮センターに駆け込むんだけど、情報は封鎖されてて何も分からない。 もうパニック状態だ。

でも、これはチョン・シアオの勘違いだった。グー・ナンティンは別の任務で、とっくに空港に戻ってきていたんだ。 トラブルの便に乗っていたのは、別のパイロット。そして、その便にはシア・ジーが乗っていた。今度はソン・ソンがパニックになる番だ。

幸い、飛行機は無事に着陸。泣きながら抱き合うソン・ソンとシア・ジーを見て、チョン・シアオが好きならはっきり言いなよって、からかう。この一連のドタバタで、チョン・シアオもソン・ソンも、自分の本当の気持ちに気づかされたんじゃないかな。

最後は、グー・ナンティンがチョン・シアオを家まで送るシーン。言いたいことは山ほどあるはずなのに、何も言えない。 ただ静かに彼女を見送るグー・ナンティンの背中が、すごく切なかった。

今回の感想

いやあ、今回はマジで感情がジェットコースターだった。グー・ナンティンがやっと、やっと重い口を開いて告白したと思ったら、チョン・シアオは混乱して保留。このじれったさが、いかにもこの二人らしい。元カノの部屋を見せてこれが俺の全てだって、不器用すぎるけど、彼の誠実さが伝わってくるやり方だよな。

一方で、飛行機トラブルの勘違いは最高のスパイスだった。チョン・シアオがグー・ナンティンを失うかもしれない恐怖を味わったことで、彼女の気持ちはもう固まったはず。普段は強気な彼女が見せた、あの取り乱しようを見れば一目瞭然だ。

ソン・ソンとシア・ジーの恋も、いい感じに進展してて癒やされる。シリアスな本筋の合間に、ああいう微笑ましいシーンがあるとホッとするよな。二つの恋が、それぞれ違う形で進んでいく。この対比が、ドラマに深みを与えていると思う。とにかく、一歩進んで半歩下がるような展開から、目が離せない回だった。

つづく