フライト・トゥ・ユー 第4話あらすじとネタバレ 鬼教官への反骨心、止まらない!

チョン・シアオは、グー・ナンティンが自分ばかりを目の敵にしていると感じていた。彼のやり方は、どう見ても公平じゃない。だから、彼に文句を言わせる隙を一切与えないように、残業してまで訓練に打ち込んだんだ。

周りの訓練仲間は、ちょっと迷惑そうだった。チョン・シアオのせいで、俺たちまで厳しい基準で見られるじゃないかってね。それでソン・ソンが代表して、もう少しペースを落とすよう頼みに来た。でも、今の彼女にそんな言葉は届かない。

そんな時、オーストラリア人のパイロットがソン・ソンを馬鹿にする事件が起きた。チョン・シアオは我慢ならなかった。すぐに謝罪を求めたけど、相手も引かない。一触即発の空気の中、彼女はシミュレーターでの勝負を提案したんだ。

無理がたたって、まさかのダウン

チョン・シアオはそこから寝食を忘れて、シミュレーターの訓練に没頭した。まるで何かに取り憑かれたみたいに。そして、ついに疲れ果ててしまった。

訓練中に急な腹痛に襲われた彼女は、なんとか宿舎まで戻る。翌朝、グー・ナンティンが授業に来ると、彼女の姿がない。電話もつながらない。嫌な予感がしたグー・ナンティンが宿舎へ駆けつけると、チョン・シアオが床に倒れて意識を失っていた。

その姿が、彼が過去に失った恋人の姿と重なる。グー・ナンティンはためらうことなく彼女を抱きかかえ、医務室へ運んだ。医者の診断は、徹夜による極度の疲労と生理が重なったことによるものだった。

優しい男と、不器用な男

医務室では、慌てるグー・ナンティンを見かねたニー・ジャンが、自分が看病を引き受けると申し出た。目を覚ましたチョン・シアオは、すっかり元気になっていた。ニー・ジャンが入れてくれた黒糖ジンジャーティーを飲み干すと、彼が航空ショーに行く予定だと知る。彼女はここぞとばかりにお願いして、一緒に行く約束を取り付けたんだ。

その頃、グー・ナンティンはチョン・シアオの様子が気になってニー・ジャンに電話をかける。ニー・ジャンはまだ病院で様子見が必要だと、ちょっとした嘘をついた。グー・ナンティンは授業の後、彼女のためにリンゴを買って宿舎へ向かう。でも、そこに彼女の姿はない。ちょうど帰ろうとした時、エレベーターの前で航空ショー帰りのチョン・シアオとばったり会った。彼はただ、リンゴの袋を彼女に手渡すだけだった。

突然のクビ宣告?

グー・ナンティンは、ニー・ジャンから航空ショー限定の飛行機モデルをお土産にもらった。大喜びでそれを眺めていた時、ふと気づいてしまう。ニー・ジャンがチョン・シアオを航空ショーに連れて行っていたことに。

彼の怒りは頂点に達した。その夜、彼はチョン・シアオへの勧告書を書き上げた。旅客飛行部から去れ、という内容だ。だが、チョン・シアオはそれを突きつけられても、まったく怯まない。逆に、その手紙をビリビリに破り捨ててしまった。

もう一つの事件と、新たな決意

同じ頃、客室乗務員の訓練では別の事件が起きていた。水中脱出訓練で、泳げないリー・ユーハンがパニックに陥る。それを助けようと、親友のシア・ジーが水に飛び込んだ。その瞬間、彼女のウィッグが外れ、隠していた銀色の短髪が全員の前に晒されてしまったんだ。

客室乗務員の規則では、派手な髪色は許されない。教官のアイ・ジアは激怒し、シア・ジーを厳しく叱責した。シア・ジーは、自分の認識の甘さを認めつつも、絶対に諦めないと宣言する。

チョン・シアオは、破り捨てた勧告書をテープで貼り合わせ、自分の部屋の壁に貼った。それを自分への戒めにするつもりだ。シア・ジーも髪を黒く染め直し、訓練への姿勢を改めた。二人とも、ここからが本当のスタートだった。

第4話の感想

いやー、グー・ナンティン、不器用すぎないか?心配してるなら、素直にそう言えばいいのに。倒れたチョン・シアオを運ぶシーンは、彼の過去のトラウマが見えてグッときた。彼の厳しさは、ただの意地悪じゃなくて、大切な人を二度と失いたくないっていう気持ちの裏返しなんだろうな。

一方のチョン・シアオのメンタルは鋼鉄製だ。普通、クビ宣告されたら落ち込むだろ。それを破って壁に貼るって、どれだけ反骨精神が旺盛なんだよ。最高にロックだ。

そして、ニー・ジャンのスマートな優しさが光る回だった。グー・ナンティンの空回りっぷりと対照的で、この三角関係がどうなるのか、ますます面白くなってきた。

脇役だと思ってたシア・ジーのエピソードも良かった。彼女もただの明るい子じゃなくて、ちゃんとドラマを背負ってる。それぞれのキャラクターが立ってきて、物語に深みが増した感じがする。とにかく、ぶつかり合いが激しくなってきて、目が離せない。

つづく