フライト・トゥ・ユー 第5話あらすじとネタバレ

オーストラリアでの最終決戦

オーストラリアでの訓練もいよいよ大詰め。鬼教官のグー・ナンティンから半日の休みをもらって、みんなホッと一息ついてる。でも、我らがチョン・シアオは休んでなんかいられない。オーストラリアのパイロットと、シミュレーターでどっちが上か勝負することになったんだ。

この勝負、もちろんグー・ナンティンもこっそり見てる。最初は止めようとしたくせに、結局は観察室からガッツリ監視。本当、素直じゃないよな。

試合は三本勝負。一本目はチョン・シアオと相棒のソン・ソンが息の合ったチームワークで見事に勝利。二本目は惜しくも負けちまった。そして運命の三本目、ここでグー・ナンティンが動く。お題を急遽大風と乱気流の中での着陸に変更させたんだ。これ、完全にチョン・シアオを試してるよな。

案の定、シミュレーターはメチャクチャな悪天候になる。チョン・シアオは冷静に操縦するけど、着陸寸前でふと、昔の貨物機でのヤバい経験を思い出す。彼女が選んだのは、着陸のやり直し。つまりゴーアラウンド。この判断で勝負には負けた。でも、観察室のグー・ナンティンは、その判断に満足げな笑みを浮かべてた。安全第一っていう、パイロットとして一番大事なことが分かってるじゃねえかってことだ。

負けは負け。チョン・シアオは約束通り、罰ゲームで氷水を頭からぶっかけられる。寒さに震えながらも耐え抜く姿は、見ていて胸が熱くなる。そんな彼女を見て、グー・ナンティンは風邪を引かないようにって、ソン・ソンに頼んでこっそり手作りのスープを届けさせるんだ。ツンデレがすぎる!

まさかの理不尽な降格

帰国後、最後の訓練も全員無事にクリア。客室乗務員になった親友のシア・ジーたちも正式に配属が決まって、いよいよパイロットたちの採用結果が発表される時が来た。

訓練生は全員、副操縦士として採用。のはずだった。チョン・シアオを除いては。

上司のジアン・タオが、彼女に噛み付いたんだ。前にチョン・シアオが撮った動画がネットでちょっとした騒ぎになったことを持ち出して、彼女を旅客機部門に入れるのは絶対にダメだとゴネ始めた。成績トップで、実技も完璧だったのに、だ。

ここでまたグー・ナンティンが動く。彼はチョン・シアオをかばうために、あえて俺が責任を持つと宣言。彼女をオブザーバー(観察員)に降格させて、自分の直属の部下として面倒を見ることにしたんだ。これ、一見すると厳しい処分だけど、実はジアン・タオから守るための唯一の方法だったのかもしれない。

当然、チョン・シアオは納得いかない。なんで自分だけが、とジアン・タオに食ってかかるけど、聞く耳を持ってもらえない。家に帰って、親友のシア・ジーにもう辞めてやる!ってブチ切れるのも無理はないよな。

今回のエピソードの感想

いやー、今回は見ていて本当に腹が立ったな!チョン・シアオが実力で勝負して、パイロットとして正しい判断をしたのに、結果はまさかの降格。上司のジアン・タオ、ああいう自分の感情だけで部下を評価するタイプ、どこの会社にも一人はいるよな。彼の理不尽さには、こっちまで頭にきたよ。

でも、そんな中で光るのがグー・ナンティンの行動だ。彼は口では厳しいことを言うし、いつも仏頂面。だけど、やってることは全部チョン・シアオのためなんだよな。シミュレーターの課題を難しくしたのも彼女の成長を促すためだし、今回、観察員として自分の下に置いたのも、他の場所で潰されないように守るため。彼の不器用な優しさが、じわじวと伝わってくる回だった。この二人の関係が、これからどうなっていくのか。ただの上司と部下じゃ終わらないだろうな。

つづく