フライト・トゥ・ユー 第6話あらすじネタバレあらすじとネタバレ
まさかの救済と、新たな事実
降格処分。チョン・シアオのプライドはずたずただ。夜通し考え抜いて、彼女は辞職願を書き上げた。翌朝、上司のジアン・タオに提出しようとしたその時だ。待て。ベテラン機長のシエ・ゾーティエンに呼び止められた。
屋上で聞かされた話は、耳を疑うものだった。あのカタブツ鬼教官、グー・ナンティンがチョン・シアオのために動いたという。連帯責任だと自ら申し出て、処分を受けたらしい。 彼にとって、キャリアで初めての処分。 チョン・シアオは衝撃を受ける。 あの男が、自分のために?
その頃、グー・ナンティンはソン・ソンを呼び出していた。例の動画を投稿したのはチョン・シアオじゃない。それを確認するためだ。彼は静かに、事実だけを追い求めていた。
それぞれの思い
チョン・シアオはグー・ナンティンの元へ走る。全部、私の責任です。他の人を巻き込まないでください。彼女は頭を下げた。でも、見ててください。私はすぐに自分の力で這い上がりますから。その目は少しも死んでいない。
ただ、現実は厳しい。給料が減ったせいで、新居のリフォームは中断せざるを得ない。 家賃の支払いも迫ってくる。どうにもならなくて、大家に支払いの猶予を頼むメッセージを送った。すると、すぐに返事が来た。3ヶ月待つ。お礼に食事でも、と誘うチョン・シアオ。大家はそれを丁寧に断った。そう、この家の大家はグー・ナンティンだった。チョン・シアオはまだその事実を知らない。
トラブルだらけのフライト
一週間後、チョン・シアオはオブザーバーとしてフライトに臨む。今回のフライト、メンバーが濃すぎる。機長はグー・ナンティン。副操縦士はソン・ソン。客室乗務員には、親友のシア・ジーと新人のリー・ユーハン。まさに役者が勢ぞろいだ。
フライト前から、トラブルの匂いがプンプンする。出勤してきたシア・ジーは、コーヒー片手に電話するソン・ソンと盛大にぶつかる。コーヒーまみれのシア・ジーは激怒。最悪の出会いだ。
機内では、ニー・ジャンがチョン・シアオに声をかける。飯おごってくれよ。チョン・シアオは冷たく言い放つ。あなたがグー・ナンティンに告げ口したんでしょ。ニー・ジャンは何のことか分からず、ただ困惑するだけ。
離陸直前、今度は機材トラブル。ワイパーが故障した。修理を待つ間、乗客たちはイライラし始める。
チョン・シアオ、動く
そんな中、事件は起きた。新人のリー・ユーハンが、ある男性客からセクハラを受けたんだ。彼女は恐怖で泣き出してしまう。話を聞いたシア・ジーが乗客に詰め寄る。乗客はしらを切る。
そこに、チョン・シアオとパーサーのアイ・ジアが駆けつけた。 チョン・シアオはリー・ユーハンを連れて、乗客と直接対決する。男はまだ非を認めない。言い訳ばかりだ。その態度に、チョン・シアオのスイッチが入った。そうですか。では、警察を呼びましょう。あなたの指紋を鑑定してもらいます。この一言で、男の顔色が変わる。さっきまでの威勢はどこへやら。警察だけは勘弁してください!。彼は必死に謝罪した。
感想
グー・ナンティン、本当に不器用な男だよな。口を開けば厳しいことばかり言うくせに、裏ではチョン・シアオをかばって自ら処分を受けるなんて。カッコいいけど、もう少し素直になればいいのにって思うぜ。大家だったっていうのも驚きだ。家賃を待ってやる優しさ、気づかれてないぞ。
一方で、チョン・シアオの強さには毎回スカッとする。特にセクハラ客への対応は見事だった。警察呼んで指紋鑑定なんてセリフ、普通は出てこない。頭がキレる証拠だ。彼女のこういう曲がったことが大嫌いな性格が、見ていて本当に気持ちいい。
この二人の関係、ただの教官と訓練生じゃない。お互いの見えない部分に惹かれ、影響し合ってる感じがたまらない。このもどかしい距離感が、このドラマの一番の魅力かもしれないな。
つづく