あらすじとネタバレ

祝賀会と詩の会へのお誘い

いやー、やったね、慕灼華(ぼしゃくか)!見事、貢士に合格したんだ。いつものメンバー、路大娘(ろだいじょう)たちと祝杯をあげて大騒ぎ。みんなで飲んで歌って、最高の夜だよな。官吏になる夢に一歩近づいた。そんな浮かれ気分のところに、劉皎(りゅうきょう)から使いが来る。明日の詩の会に来てねってお誘いだ。エリートたちが集まるやつだな。親友の郭巨力(かくきょりき)はお前の詩、大丈夫か?って心配してる。まあ、確かに専門じゃないもんな。

男たちの嫉妬と偏見

その頃、詩の会の主役たちが集まってた。今回の科挙トップ、沈驚鴻(しんきょうこう)。それに皇子サマの劉琛(りゅうしん)もいる。彼らの話題は、もちろん慕灼華(ぼしゃくか)のことだ。女のくせに、俺たちと同じ経義科で高得点だと?しかも沈驚鴻(しんきょうこう)と並んでミスがなかったらしいぞもうね、嫉妬と偏見がダダ漏れ。特に劉琛(りゅうしん)は女なんて大したことないって完全に見下してる。沈驚鴻もどうせ怖気づいて来ないだろなんて言っちゃう。こいつら、まだ彼女の本当の実力を知らないんだ。

主役は遅れてやってくる

そこに、我らが慕灼華が登場する。悪口言ってた連中は、気まずそうな顔。そりゃそうだ。慕灼華は動じない。まずはトップの沈驚鴻に首席合格おめでとうございますって挨拶。完璧な立ち振る舞いだ。でも、周りのヤツらが馴れ馴れしいぞとかヤジを飛ばす。ここで黙ってないのが慕灼華。ただお祝いを言っただけですけど、何か?ピシャリと言い返してやった。スカッとするぜ。

この一部始終を見ていたのが、主催者の劉皎(りゅうきょう)。

慕灼華の言うことは正しい

彼女はビシッと場を収める。

公主は、慕灼華には本物の才能があるって見抜いてるんだ。

さらに、沈驚鴻にも釘を刺す。

あなたが会元(首席)として、皆を正しく導かなかったからよ

だから、みんなが彼女を不当に貶めることになった

ぐうの音も出ない正論。公主、マジでカッコいい!

沈驚鴻も素直に自分の非を認めた。

彼は、慕灼華を軽んじることは、試験官や朝廷の公平さまで疑う行為だと気づいたんだ。

劉衍(りゅうえん)の心変わりと忠告

この騒動を、定王・劉衍(りゅうえん)も見ていた。

劉琛があいつの順位はちょっとおかしいとか、まだゴチャゴチャ言ってる。

劉衍は、そんな弟をいさめる。

人の心は偏るものだ

見た目や身分で判断しないのは難しい

これ、完全に慕灼華をかばってるよな。

劉衍自身、自分が無意識に彼女をひいきしてることに気づき始めてる。

でも、ツンデレだから素直にはなれない。

こっそり慕灼華に近づいて、目立ちすぎるな。敵が増えるぞって忠告する。

心配してくれてるのがバレバレだぞ。

賞品のためなら全力投球!

さあ、いよいよ詩の会が始まる。慕灼華は、劉衍の忠告を守って、おとなしくしてようかなって考えてた。でも、優勝賞品が発表されて、目が変わる。その賞品は『滄陵志』。伝説の学者、滄陵先生の遺作だ。これ、喉から手が出るほど欲しいやつ!低調? なにそれ美味しいの?慕灼華の野心に火がついた。劉衍の忠告なんて、もう頭の片隅だ。彼女は、このレア本を手に入れるため、全力で詩作に挑むことを決意する。

感想

今回の8話、マジで痛快だったな。俺が一番好きなのは、やっぱり慕灼華が男だらけの文人会に乗り込んでいくシーン。女だからって下に見るエリートたちの鼻を、実力でへし折っていく感じがたまらない。劉琛みたいな、家柄だけでふんぞり返ってるヤツらがうろたえる姿は、見ていて最高に気持ちがいい。

そして、劉皎の存在感が半端ない。彼女はただ高貴なだけじゃない。公平で、知的で、誰が相手でも物怖じしない強さがある。彼女が慕灼華を擁護する場面は、このドラマの正義がどこにあるかをはっきり示してくれた。沈驚鴻も、ただのプライドが高いエリートじゃなくて、間違いを認められる潔さがあったのは好印象だったな。

あと、忘れちゃいけないのが劉衍のツンデレっぷり。口ではあいつを面倒に巻き込めないとか言っておきながら、結局は目で追ってるし、無意識に助け舟まで出しちゃう。本人が自分の気持ちに戸惑ってるのが、またいいんだよ。慕灼華への忠告も、不器用な優しさだよな。最後に、賞品の本のために目の色を変える慕灼華が、彼女らしくて笑った。野心家で現実的なヒロイン、やっぱり魅力的だ。

つづく