あらすじ

16年前の少女誘拐殺人事件の真相がついに明らかになり、犯人の動機と驚くべき策略が判明します。事件解決の糸口が見つかったと思いきや、裴溯(ペイ・スー)は事件の裏に潜む更なる闇に気づき、謎の「先生」と接触します。彼は13区の海湾に手がかりを見つけ、危険な賭けに出ようとしているようです。一方、駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)は師匠の墓前で事件解決を報告しますが、新たな事件が発生。慈善家の交通事故死を不審に思う遺族の依頼を受け、調査を開始します。一見ただの事故に見えますが、裴溯は独自の調査で新たな情報を入手し、事件は複雑な様相を呈していきます。

ネタバレ

16年前の少女誘拐殺人事件、ついに真相が明らかに!犯人の蘇玲奈(スー・リンナイ)は、嫉妬に狂い、恐ろしい犯行に及んだのでした。被害者の郭菲玲(フェイ・リン)の幸せな家庭を妬み、残酷にも彼女の命を奪ったのです。しかも、偽装工作まで…。事件の真相を知った父親の悲しみは、想像を絶するものでした。

一件落着…と思いきや、新たな疑惑が浮上。裴溯(ペイ・スー)は、事件の裏に潜むさらに深い闇を感じ取ります。13区の海湾に手がかりを見つけた彼は、謎の「先生」と接触。この先生、裴溯(ペイ・スー)の特異な体質…そう、彼もまた「ゼロ度共情者」であることに興味津々の様子。一体何を企んでいるのでしょうか?

そして、裴溯(ペイ・スー)の悪夢。過去のトラウマに苛まれる彼の様子は、見ているこちらも胸が締め付けられます。彼が見た悪夢は、一体何を意味するのか…? さらに、裴溯は父親の秘密基地を発見!そこには、13区の投資に関わる資料が…。このプロジェクト、実は闇の組織「光耀基金」と繋がっている可能性が…? 13区の秘密、それは恐らく「最高の遺体遺棄場所」…。裴溯は、敵の敵と手を組む危険な賭けに出るのでしょうか?

一方、駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)は、師匠の墓前で事件解決を報告。しかし、彼もまた、この事件の裏に潜む大きな影を感じ取っていました。そして、思わぬ人物との再会!なんと、楊曦(ヤン・シー)が調査チームに研修生として参加することに。駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)は驚きを隠せません。

調査チーム内での裴溯と駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)の静かな攻防戦も見どころ。互いに探り合い、牽制し合う二人の緊張感…目が離せません!

そんな中、新たな事件発生!慈善家の周俊皓(ジョウ・ジュンハオ)が交通事故で死亡。一見ただの事故に見えますが、遺族の周懐幸(ジョウ・ホワイシン)は、何者かによる殺害を疑っています。裴溯は、周俊皓に隠し子がいたという噂を耳にします。果たして、これは真実なのか、それとも…?

周懐幸の不可解な言動、そして裴溯が持ち出した「弑君者」という本の意味深な引用…。新たな事件は、複雑に絡み合い、混迷を極めていきます。

そして、駱為昭は裴溯に鋭い質問を投げかけます。「父親との関係が緊張しているのは何故か?」と。裴溯の抱える心の闇、そして彼の出生の秘密…今後、徐々に明らかになっていくのでしょうか?

『光・淵(こうえん)』第10話の感想

第10話は、真相解明と新たな謎の提示が巧みに交錯し、息つく暇もない展開でした。蘇玲奈の犯行動機が明らかになり、16年前の事件の真相にようやくたどり着いた安堵感もありましたが、同時に、彼女の歪んだ心理と残忍な行動に戦慄を覚えました。事件解決の糸口を見つけたと思えば、すぐに新たな謎が提示される構成は見事。特に、13区の秘密、光耀基金との繋がり、そして裴溯の過去など、今後の展開を期待させる伏線が散りばめられており、非常に引き込まれました。

駱為昭と裴溯の静かな心理戦も、このドラマの魅力の一つです。互いに探り合い、牽制し合う二人の緊張感は、見ているこちらにも伝わってくるようでした。今回の慈善家殺人事件も、単純な事故に見せかけた計画的な犯行である可能性が高く、真相究明が待ち遠しいです。周懐幸の不可解な言動や、裴溯が言及した「弑君者」という本の意味など、気になる点がいくつもあり、今後の展開を考察する楽しみを与えてくれます。それぞれの登場人物の思惑が複雑に絡み合い、物語はますます深みを増していく予感。次回のエピソードで、どのような真実が明らかになるのか、今から期待に胸を膨らませています。

つづく