あらすじ
行方不明事件の捜査は難航し、関係者たちは口を閉ざしたままです。夏希楠(シア・シーナン)は何かを隠しているようで、駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)の追及にも応じません。一方、裴溯(ペイ・スー)は特調組に復帰しますが、情報へのアクセスを制限されてしまいます。同時に行方不明の学生たちも沈黙を守り、捜査は行き詰まりを見せています。肖翰揚(シャオ・ハンヤン)の過去が少しずつ明らかになり、彼が事件の鍵を握っている可能性が高まります。様々な思惑が交錯する中、事件の真相はどこに?
ネタバレ
夏希楠(シア・シーナン)は相変わらず何かを隠している様子。駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)の追及にも涙を流すばかりで、核心に触れようとしません。一体何をそんなに恐れているのでしょうか?杜国晟(ドゥー・グオション)との関係が鍵を握っているのは間違いなさそうですが…。
一方、裴溯(ペイ・スー)は特調組復帰を要請されますが、同時に資料へのアクセス制限をかけられてしまいます。これは潘(パン)老師と杜(ドゥー)部長の思惑が絡んでいるようで、ますます不穏な空気が漂います。情報統制…何かを隠蔽しようとしているのでしょうか?
そして、行方不明の学生たちも口裏を合わせたように沈黙を守っています。まるで何かに操られているかのように…。陶澤(タオ・ゼ)の調査も難航し、突破口が見つかりません。この閉塞感、見ているこちらも息苦しくなりますね。
そんな中、肖翰揚(シャオ・ハンヤン)の過去が少しづつ明らかになってきました。幼い頃の辛い記憶、そして複雑な家庭環境。トイレでの彼の様子は見ていて胸が締め付けられました。彼が抱える闇、そして今回の事件との繋がりは…?もしかしたら、彼は事件の鍵を握る最重要人物なのかもしれません。
駱為昭と裴溯は張一凡(ジャン・イーファン)の家を訪ねます。裕福な家庭で育った彼ですが、どこか影を感じさせます。両親からのプレッシャー、そして夏希楠への秘めた想い…。彼が事件にどう関わっているのか、まだ見えてきません。
そして、狂言回しのような「死神」の存在、狂欢節でのいじめ…。学生たちの歪んだ世界観が垣間見え、ゾッとしました。馮彬(フォン・ビン)の死は、この狂ったゲームとどう繋がるのでしょうか?
梁雨今(リャン・ユジン)という新たな人物も登場し、夏希楠への嫉妬が動機として浮上してきました。確かに、優秀で美しい夏希楠への妬みは想像に難くありません。しかし、彼女が犯人だとしたら、あまりにも単純すぎるような気も…。
そして、ラストシーン!肖翰揚の取った行動は衝撃的でした。真犯人の名前を明かそうとした彼…しかし、その名前は語られませんでした。一体誰の名前を口にしようとしたのか?杜国晟の指紋…10年前の事件との関連性も示唆され、ますます謎が深まります。
『光・淵(こうえん)』第19話の感想
第19話は、重苦しい空気が終始漂う、緊張感に満ちたエピソードでした。夏希楠の沈黙、行方不明の学生たちの口裏を合わせた供述、そして裴溯への情報統制…まるで深い霧の中に迷い込んだような、息苦しさを感じました。
特に印象的だったのは、肖翰揚の描写です。トイレでの彼の独白、そして駱為昭との会話は、彼の抱える深い闇を垣間見せるものでした。過去にいじめを受けた経験、複雑な家庭環境…彼が事件の鍵を握っていることは間違いなさそうです。彼が最後に口にしようとした「真犯人」とは一体誰なのか?その名前が明かされなかったことが、更なる謎を深めています。
また、張一凡の脆さも印象的でした。裕福な家庭で育ちながらも、両親の期待という重圧に苦しみ、夏希楠への秘めた想いを抱える彼の姿は、どこか危うさを感じさせます。彼が事件にどう関わっていくのか、今後の展開が気になります。
つづく