あらすじ
范建(ファン・ジエン)は黒騎撤退の件で慶(けい)帝帝と陳萍萍(チェン・ピンピン)に詰め寄るが、陳萍萍はそれが肖恩(シャオ・エン)に秘密を吐かせるための策だと明かす。一方、洞窟で瀕死の肖恩は、范閑(ファン・シエン)に「お前はワシの孫だ」という衝撃的な(陳萍萍に植え付けられた)嘘と共に、20年前に苦荷(クー・ホー)と神廟を探し、葉軽眉(イエ・チンメイ)と出会った過去と、神廟の秘密を語り始める。さらに、葉軽眉がその後、慶(けい)帝と結ばれ子供を身ごもったことを告げ、范閑は自身の本当の父親が慶(けい)帝である可能性に気づき愕然とする。
ネタバレ
都では大激論!陳萍萍(チェン・ピンピン)の恐るべき策略
まず都の方だけど、こっちはこっちで大変なことになってた。范閑(ファン・シエン)のパパ、范建(ファン・ジエン)がもうカンカン!「なんで黒騎を撤退させたんだ!息子が危ないだろ!」って、車椅子に乗った陳萍萍(チェン・ピンピン)をグイグイ押して、慶(けい)帝帝(けいてい)に猛抗議! いや、気持ちはわかるけど、皇帝の前でその態度は…(笑)
でもね、ここで陳萍萍(チェン・ピンピン)がとんでもないことを言い出すのよ。「肖恩(シャオ・エン)は、范閑(ファン・シエン)になら秘密を話すはずだ」って。え、どういうこと?って思ったら、なんと陳萍萍、長年かけて肖恩(シャオ・エン)に嘘を吹き込んでたっていうじゃない!
昔、肖恩(シャオ・エン)の息子が惚れた芸妓との間に子供がいたんだけど、肖恩は家柄を気にして認めなかった。陳萍萍はその孫(とされる子)を「北斉を憎むように育てている」って情報を肖恩に流し続けてたんだって!今回の黒騎撤退も、その嘘を信じ込ませて、范閑に秘密を吐かせるための計算ずくだったとか…。怖っ!陳萍萍、マジで策士すぎる! 范建(ファン・ジエン)パパも「嘘で范閑を危険に晒すなんて!」って激怒してたけど、陳萍萍も慶(けい)帝帝も、范閑なら大丈夫って信じてる感じだったね。いやー、この腹黒コンビ(失礼!)、恐ろしいわ…。
洞窟の中、肖恩が語る衝撃の「真実」
一方、洞窟の中の范閑と肖恩。まさに陳萍萍の思惑通り、肖恩は范閑に心を開き始めてた。瀕死の肖恩は、まず「お前の母親は殺されたんだ」と切り出す。そして…「お前は范建(ファン・ジエン)の息子じゃない。ワシの孫だ」って!!
キターーーー!!!
いやいやいや、待て待て待て! 范閑も「は?」って顔してたけど、こっちも「ええええ!?」って声出たわ! 肖恩は、自分の息子と芸妓の話、そして陳萍萍が長年、孫(つまり范閑だと肖恩は信じている)の情報をチラつかせてきたことを語る。陳萍萍が范閑を急速に出世させ、わざと危険な状況に追い込んだのは、全て范閑に自分(肖恩)を殺させ、秘密を葬るためだと。
范閑は「証拠は?」って食い下がるけど、肖恩も「陳萍萍が証拠なんて残すわけないだろ!」って。うーん、確かに陳萍萍ならやりかねない…。でも、范閑が肖恩の孫ってのは、さすがに嘘だよね? 陳萍萍の壮大な嘘だって信じたいけど、肖恩の必死の語り口を聞いてると、ちょっと揺らぐ…。范閑も内心「(嘘だとしても)じいさんって呼んでやろうか…」とか思ってて笑ったわ。
ついに明かされる「神廟」の秘密!
そして、ここからが本題! 肖恩が長年守り続けてきた、あの「神廟」の秘密がついに語られる!
昔々、20年くらい前かな? 北斉の皇帝が不老長寿を求めてて、その鍵が北の果てにある「神廟」にあるって噂を聞きつけた。そこで、若き日の肖恩と、あの苦荷(クー・ホー)大師が、精鋭部隊を率いて神廟探しの旅に出たんだって。
これがもう、想像を絶する過酷な旅! 雪と氷に閉ざされた極寒の地を進むうちに、仲間は次々と倒れ、食料も尽き、最後には…(ちょっとグロいから自主規制)。生き残ったのは肖恩と苦荷の二人だけ。
絶望の中、ついに二人は神廟を見つけるんだけど、これがまた不思議な場所でね。目の前にあるのに、触ろうとするとスッと動いて絶対に触れない。まるで魔法か蜃気楼みたい。
諦めかけたその時、神廟の扉が内側から開いて、中から葉軽眉(イエ・チンメイ)と名乗る、まるで仙女のような女性が現れた!
おおおお!范閑ママ、登場!
葉軽眉は苦荷に「これを読んで修行なさい」って秘伝の書みたいなのをポイッと渡し、「この神廟はヤバいから早く離れなさい」って言って、大きな箱を持ってさっさと山を下りて行っちゃったんだって。肖恩がもう一度扉に触ろうとしたら、神廟はフッと消えて、また別の場所に現れたとか…。何それ、超SFファンタジー!
葉軽眉は去り際に、「神廟のことは秘密に」「神廟は人の認識によって姿を変える」「神廟の下にはヤバいものが封印されてて、それが解き放たれたら世界が終わる」って言い残したらしい。
范閑は、葉軽眉が言ってた「助けに行く友人」ってのが、いつもそばにいる五竹(ウージュー) のことだってピンときてたね。さすが親子!
葉軽眉のその後、そして范閑の本当の父親は…?
肖恩の話は続く。葉軽眉はその後、盲目の従者(五竹(ウージュー)と一緒に各地を旅して、東夷城で四顧剣(スー・グージエン)に会い、南慶に来て葉流雲(イエ・リウユン)とも交流。そして、南慶で巨大な商会を築き、数々の発明品を生み出し、天下の富を手に入れた…って、ママ、どんだけチートキャラなのよ!
そして、肖恩は最後にこう言った。「葉軽眉は、今の慶(けい)帝と結ばれた。正式な結婚はしなかったが、彼女は慶(けい)帝の子を身ごもった…」
…!!!???
これを聞いた時の范閑の顔! まさに「え、俺のパパって、あの皇帝陛下!?」って顔してた! もう、衝撃すぎて言葉も出ないって感じだったね。
いやー、今回はマジで神回だった! 范閑の出生の秘密(の核心に迫る情報)と、世界の根幹に関わる神廟の謎が一気に語られて、もう頭の中が大混乱よ! 陳萍萍の策略、肖恩の悲劇、葉軽眉の破天荒さ、そして慶(けい)帝との関係…。点と点が繋がりそうで、まだ繋がらない感じがたまらない! 次回が待ちきれないよー!
つづく