あらすじ
肖恩(シャオ・エン)から自身の出生の秘密(慶(けい)帝帝の息子である可能性)と陳萍萍(チェン・ピンピン)の計画の一端を知らされた范閑(ファン・シエン)。一方、陳萍萍は范閑を利用した壮大な計画(神廟の秘密を探るため)を范建(ファン・ジエン)に明かし、慶(けい)帝は陳萍萍への疑いを深める。范閑は、言氷雲(イエン・ビンユン)こそが肖恩の本当の孫であり、すべてが陳萍萍の筋書き通りだったことに気づき恐怖するが、鑑査院の主となり母の死の真相を探ることを決意する。
ネタバレ
前回、肖恩(シャオ・エン)から母親・葉軽眉(イエ・チンメイ)の過去を聞いた范閑(ファン・シエン)。でも、本当の衝撃はこれからだったんだ…!
まさかの出生の秘密?范閑(ファン・シエン)、自分が皇帝の息子だと知る!?
洞窟の中、瀕死の肖恩(シャオ・エン)が語り始めたのは、なんと葉軽眉と慶(けい)帝帝(けいてい)の間に子供がいたって話! え、待って、それってまさか…? 范閑(ファン・シエン)の頭の中はグルグル! 范建(ファン・ジエン)パパや陳萍萍(チェン・ピンピン)が都入りを止めようとしたこと、慶(けい)帝帝がやけに自分に優しかったこと…全部繋がっちゃった!?
肖恩(シャオ・エン)は、范閑が自分の孫だと信じ込んでるから、「苦荷(クー・ホー)には絶対言うなよ、秘密を知ったらお前を殺すぞ」なんて心配してるんだけど、范閑の心はそれどころじゃない!
「俺はあんたの孫じゃない」
そう肖恩に告げて、范閑は洞窟を後にするんだ。肖恩は「自分の亡骸は動かさないでくれ、もう地下は嫌だ」と言い残して、静かに逝ってしまう…。切ないけど、范閑には確かめなきゃいけないことができたんだよね。
陳萍萍(チェン・ピンピン)、恐るべし!すべては壮大な計画の一部だった…
一方、都では陳萍萍(チェン・ピンピン)が范建(ファン・ジエン)に、とんでもない計画を打ち明けてた! これまでの范閑に起こった事件、北斉とのいざこざ、ぜーんぶ、肖恩に「范閑は自分の孫だ」って信じ込ませて、神廟の秘密を吐かせるための壮大な芝居だったって言うんだよ!
滕梓荊(トン・ズージン)(トン・ズージン)の件だって、わざと范閑の周りの護衛を引き離して、慶(けい)帝が選んだ滕梓荊(トン・ズージン)だけを残したんだって! 范閑の命を危険に晒してまで!? 范建(ファン・ジエン)パパ、そりゃ怒るよ!「全部お前の駒だったってことか!」って。
でも陳萍萍は「すべては慶国のため、神廟の秘密さえ手に入れれば、天下の中心になれる」って、悪びれる様子もない…。怖すぎでしょ、この人!
慶(けい)帝の疑念、そして肖恩の本当の孫は…?
この会話、実は慶(けい)帝も聞いてたんだ。陳萍萍の范閑への執着が、ただの主従や親子代わりの情を超えてるんじゃないかって疑い始めてる。で、腹心の宮典(ゴン・ディエン)に陳萍萍を見張らせることに。皇帝の疑心暗鬼、怖いねぇ…。
さらに范建パパが食い下がる!「肖恩の本当の孫はどうしたんだ!」って。そしたら陳萍萍、「北斉を心の底から憎む、立派な慶国人に育て上げた」って…! うわぁ、どこまで計算高いの!? この会話も、しっかり宮典に聞かれちゃってるんだけどね…。
范閑、点と線が繋がる!言氷雲(イエン・ビンユン)、お前だったのか…?
都に戻った范閑は、まず郭保坤(グオ・バオクン)に滕梓荊(トン・ズージン)の件を再確認。やっぱり郭保坤は黒幕じゃなかった。ってことは、やっぱり陳萍萍か! 范閑が都に来るタイミングも、肖恩と会うことも、全部仕組まれてたんだ!
次に范閑は言氷雲(イエン・ビンユン)の元へ。沈重(シェン・ジョン)の件は揺さぶりだったと白状しつつ、鑑査院に自分と同じくらいの年の奴はいるか?って探りを入れる。肖恩の孫が鑑査院にいるんじゃないかって疑ってるんだね。
そしたら言氷雲(イエン・ビンユン)、「俺も君と同い年だ。生まれた時に母は死に、父(言若海(イエン・ルオハイ)は厳しくて、人に預けられて育った」って…。
キターーーーーーー!!
范閑、ここで全部繋がった! 言氷雲こそが、肖恩の本当の孫! 滕梓荊(トン・ズージン)は言氷雲の部下だったから、言氷雲が責任を取って北斉に送られるのも計画通り。肖恩と言氷雲を交換することも、全部、ぜーんぶ陳萍萍の計算だったんだ!
范閑、生まれて初めて、本気で陳萍萍に恐怖を感じる…。そりゃそうだよね、自分も周りの人間も、みんな駒だったんだから。
決意!范閑、鑑査院の主になる!
でも、ここで終わる范閑じゃない! 恐怖を乗り越えて、彼は決意する。
「俺が鑑査院の主になる。そして、母・葉軽眉の死の真相を突き止める!」
言氷雲に協力を求めるけど、彼は「陳萍萍に報告する」って拒否。まあ、いきなりそんなこと言われてもね…。
そこへ沈(しん)小姐が言氷雲を訪ねてくるんだけど、言氷雲は「お前に情はない、沈重(シェン・ジョン)に毒を盛れ」なんて冷たく突き放しちゃう。本心じゃなさそうだけど…不器用すぎる!
最後に范閑は、王啓年(ワン・チーニニン)に「俺は鑑査院の主になる。慶国一の重臣になってやる」って宣言! さあ、范閑の反撃が始まるのか!?
つづく