あらすじ
荘墨韓(ジュアン・モーハン)の遺志を受け継いだ范閑(ファン・シエン)だったが、帰国の途中で沈重(シェン・ジョン)の襲撃に遭う。激闘の末、沈重は投降し、黒幕が二皇子(だいにこうじ)と李雲睿(リー・ユンルイ)であることを暴露した後、上杉虎(シャンシャンフー)に殺害される。道中、二皇子の腹心・謝必安(シエ・ビーアン)が現れ、范閑の大切な人々を人質に取り、二皇子への協力を迫る。范閑は脅迫を跳ねつけるが、謝必安と私兵に包囲される。絶体絶命の状況で范閑が兵士たちを牽制した直後、味方であるはずの言氷雲(イエン・ビンユン)に背後から刺され、倒れてしまう。
ネタバレ
今回も息つく暇もなかったね!范閑(ファン・シエン)の北斉(ほくせい)での波乱万丈なミッションも、いよいよフィナーレかと思いきや…とんでもない展開が待ってたよ!マジで心臓に悪いって!
荘墨韓(ジュアン・モーハン)先生の遺志と、迫りくる魔の手
まずは、ちょっとしんみりするシーンから。海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)(ハイタンドゥオドゥオ)が、亡くなった文壇の大御所、荘墨韓先生の遺言を伝えに来てくれたんだ。なんと、先生が生涯をかけて集めた蔵書すべてと、手書きの目録まで范閑(ファン・シエン)に託すって!これって、実質「文壇の後継者はお前だ!」ってことだよね。范閑(ファン・シエン)も、先生の想いを受け取って、ぐっときてたなぁ。それに、司理理(スー・リーリー)が物陰から范閑のことを見送ってたって…切ない!
でもね、感傷に浸る間なんて全然なかった!沈重(シェン・ジョン)の妹さんが血相変えて駆け込んできて、「兄が使節団を襲う!」って警告してくれたんだけど、もう遅かった!言葉が終わるか終わらないかのうちに、沈重(シェン・ジョン)が殺し屋を引き連れて登場!いきなり壮絶なバトル開始だよ!
しかも、森の中には北斉の禁軍もいてさ。これは小皇帝(しょうこうてい)が司理理(スー・リーリー)を守るために配置してたみたい。范閑と海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)も応戦するんだけど、敵はあの沈重(シェン・ジョン)だからね…。
悲劇と衝撃の告白…黒幕はまさかの!?
ここで悲劇が…。重傷の言氷雲(イエン・ビンユン)が沈重に追い詰められちゃうんだけど、そこを庇ったのは…なんと沈重の妹さん!実の兄に斬りつけられるなんて、悲しすぎるよ…。言氷雲(イエン・ビンユン)、めちゃくちゃ取り乱して「絶対に助ける!」って叫んでたけど、見てるこっちも辛かった…。
多勢に無勢、ついに沈重も観念して投降。でも、ただじゃ転ばないのがこの男。最後に范閑にとんでもない爆弾情報をリーク!内庫(ないこ)の密輸品の黒幕は、慶(けい)帝国(けいこく)の大商人・明家(めいけ)で、その背後にいるのは…なんと二皇子(だいにこうじ)と長公主(ちょうこうしゅ)・李雲睿(リー・ユンルイ)だって!!
ええええ!?李雲睿(リー・ユンルイ)って、ずっと太子(たいし)派だと思ってたのに、まさか二皇子と繋がってたなんて!これは衝撃すぎ!范閑も呆然としてたよ。
沈重は、この情報と引き換えに妹の命を助けてくれ、って。さらに、妹の嫌疑を晴らすために、わざと妹を軽く斬りつけて、「こいつは裏切ってない」って見せかける芝居まで打つんだ。最後まで妹思いなんだか、非情なんだか…。范閑に妹を託して、自分は捕まるんだけど、結局、肖恩(シャオ・エン)の仇討ちに燃える上杉虎(シャンシャンフー)に殺されちゃうんだよね…。なんとも言えない最期だった。
慶(けい)帝国への帰り道、新たな脅威と卑劣な罠
さて、一行は慶国への帰路につくんだけど、もちろんすんなり帰れるわけがない!
意識不明だった沈重の妹さんは、少しずつ回復してるみたいだけど、まだ目覚めない。言氷雲(イエン・ビンユン)は表向きは「興味ない」みたいな態度だけど、絶対気にしてるよね!ツンデレか!范閑は、二皇子のことを警戒して、言氷雲に「一緒に手を組まないか?」って持ちかけるんだけど、言氷雲はまだ考え中って感じ。
そんな中、夜の野営地に現れたのが、二皇子の腹心・謝必安(シエ・ビーアン)。丁寧な物腰で近づいてきたと思ったら、二皇子からの手紙を范閑と言氷雲に同時に開けさせるんだ。
手紙の内容は…もう最悪!二皇子は、李雲睿(リー・ユンルイ)との共謀をあっさり認めた上で、「これまでのことは水に流して、俺に協力しろ。そうすれば慶国一の重臣にしてやる」だって!しかも、手紙に自分の名前は書かないっていう用意周到ぶり。腹立つわー!范閑はもちろん、「ふざけんな!」って感じ。
さらに謝必安は、二皇子からの「贈り物」と称して、とんでもないものを突きつけてくるんだ。それは…
- 亡くなった滕梓荊(トン・ズージン)の息子が大好きなお菓子
- 弟・范思轍(ファン・スージョー)が経営する書店の帳簿
- 師匠・費介(フェイ・ジエ)に范閑が贈った医療用手袋
これってつまり、「お前の大事な奴らの命は、俺が握ってるぞ」っていう、めちゃくちゃ卑劣な脅迫!范閑、怒りでワナワナしてたよ…。特に、毒の達人である費介(フェイ・ジエ)先生まで人質に取られてるかもしれないって聞いて、さすがの范閑も動揺を隠せない。
絶体絶命…そして、まさかの裏切り!?
謝必安は「援軍も来てる。降伏しろ」って迫る。言氷雲は「ここは一旦引くべきだ」って言うんだけど、范閑は「絶対に屈しない!」って決意を固めるんだ。
そして翌朝。悪夢から覚めた范閑が出発しようとすると、そこには謝必安と二皇子の私兵たちがズラリ!完全に包囲されちゃった!
絶体絶命のピンチ!でも、ここで范閑が啖呵を切る!
「范思轍(ファン・スージョー)は范(ファン)家の跡取りだぞ!殺したら親父(范建(ファン・ジエン)が黙ってない!」
「費介(フェイ・ジエ)先生は鑑査院(かんさいん)の幹部だ!殺したら鑑査院が黙ってない!」
「滕梓荊(トン・ズージン)の息子を殺したら…俺がお前ら全員、そして二皇子の命を奪ってやる!」
この気迫に、さすがの私兵たちも、そして謝必安も一瞬怯むんだ。よし、いけるか!?…って思った、その瞬間!!!
信じられない光景が…!!
なんと、背後にいた言氷雲が、いきなり范閑の背中を剣で貫いたんだ!!!
えええええええええ!?!?!?
嘘でしょ!?なんで!?ずっと一緒に戦ってきた仲間じゃん!あの冷静沈着な言氷雲が、まさか裏切るなんて…!
血を流して倒れる范閑…。マジで衝撃的すぎるラスト…。一体どうなっちゃうの!?