あらすじ

太后の誕生祝宴で、范閑(ファン・シエン)は狼桃(ラン・タオ)との武術試合を迫られるが、海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)の機転と二人の「剣舞」で場を収める。その裏で、太后は范閑との交易を決定し、それに反対した沈重(シェン・ジョン)は上杉虎(シャンシャンフー)の告発によって失脚する。范閑は上杉虎に肖恩(シャオ・エン)の遺志を伝え、北斉の諜報網を何道人(ホー・ダオレン)に託す。出発前、病床の荘墨韓(ジュアン・モーハン)と感動的な最後の対面を果たすが、北斉を発つ日に彼の訃報を知る。一方、失脚した沈重は范閑一行の襲撃を計画していた。

ネタバレ

宴の席でまさかの展開!范閑(ファン・シエン)、舞う!?

物語は、北斉の太后さまの誕生日を祝う盛大な宴からスタート。我らが范閑(ファン・シエン)、美味しい料理に舌鼓を打ってるところに、あの武術バカ、狼桃(ラン・タオ)が「おい、范閑!手合わせ願おう!」とか言い出すわけ。空気読んでくれよ~って感じだけど、范閑は「いやいや、私なんて弱っちいですから~」って、いつものらりくらり。

でもね、狼桃がしつこい!「南慶(けい)帝の武人は腰抜けか!」なんて煽るもんだから、范閑も「や、やるしかねぇか…」って雰囲気に。そこに颯爽と現れたのが、我らが聖女、海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)!「待った!私が相手になりましょう!」って、カッコ良すぎか!

で、太后さまも「よかろう!」ってことで、范閑 VS 海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)のスペシャルマッチが決定! 剣を構えて、いざ尋常に…と思いきや、あれ?なんか様子がおかしいぞ? 二人とも、真剣勝負っていうより、なんだか楽しそうに剣を合わせてる?

次の瞬間、天井からひらひら~っと赤い布が! 二人はそれを掴んで、まるで舞踏会みたいに優雅に舞い始めたの! ええええ!? 何これ、超キレイ! 太后さまもポカーン( ゚д゚)ってなってるし、会場も大盛り上がり!

でも、ここで水を差すヤツが登場。「これは君主を欺く行為だ!」って、カタブツ役人が怒鳴り出した。そしたら范閑、シュパッ!とその役人のテーブルを真っ二つ! 料理が役人にぶっかかって、会場は大爆笑! この機転、さすが范閑だよね! で、ドサクサに紛れて「はい、私の負けでーす!」って宣言しちゃうんだから、もう最高!

一方、影の功労者、王啓年(ワン・チーニニン)は、護衛の高達(ガオ・ダー)に「いいか、奥方には『血みどろの死闘だった』って報告するんだぞ!」って耳打ち。抜かりないねぇ、王啓年(ワン・チーニニン)! 高達(ガオ・ダー)も「さすが王さん、賢くなった気がします!」って感心してるし。

権力闘争激化!沈重(シェン・ジョン)、まさかの失脚…

宴のドタバタ劇の裏では、もっとシリアスな駆け引きが。太后さまが「范閑と交易するわよ!」って宣言したもんだから、錦衣衛のトップ、沈重(シェン・ジョン)が「お待ちください!」って猛反対。

でも、ここでまさかのカウンターパンチ! 上杉虎(シャンシャンフー)が「沈重こそ、南慶(けい)帝と通じて軍事機密を漏らした裏切り者だ!」って告発! しかも、「妹が言氷雲(イエン・ビンユン)とイイ仲になって情報を流してたんだ!」って、もうドロドロ…。

沈重は必死に否定するけど、太后さまは若き皇帝・戦豆豆(ヂャン・ドウドウ)にお伺いを立てて、「よし、罷免!」ってバッサリ。その場で官服まで剥ぎ取られちゃうんだから、見てるこっちもヒヤヒヤ…。最後まで「私は北斉のため…!」って叫びながら連れ出される沈重、哀れなり…。

そして、若き皇帝、范閑に「紅楼夢の続き、早く頼むよ」って、ちゃっかり催促してるのが、なんか可愛い。

新たな因縁と、託される密命

沈重が失脚した後、今度は上杉虎(シャンシャンフー)が范閑の元へ。「義父、肖恩(シャオ・エン)の遺骨を返してくれ」と。范閑は「肖恩(シャオ・エン)殿は、土の下ではなく、陽の光を浴びていたいと願っていた」と、その遺志を伝える。上杉虎は、喪が明けたら范閑の命を狙うと宣言。うわー、また新たな因縁が生まれちゃったよ…。

そして范閑は、北斉での諜報活動の後始末。上京の密偵網を、あの何道人(ホー・ダオレン)に託すことに。一方、北斉の皇帝は、狼桃からの報告で全てお見通し。「郭保坤(グオ・バオクン)は囮、本命は何道人(ホー・ダオレン)だ。彼を利用して南慶に揺さぶりをかける」って、若き皇帝、恐るべし…。范閑の本当の敵は北斉じゃなく、南慶の皇子たちだって見抜いてるんだから、末恐ろしいわ!

文壇の巨星との、最後の対話

北斉を発つ前に、范閑にはどうしても会いたい人がいた。それは、かつて范閑を陥れたけど、今はその才能を認めている文壇の大御所、荘墨韓(ジュアン・モーハン)。海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)の手引きで、病床の荘墨韓(ジュアン・モーハン)と対面する范閑。

荘墨韓は、范閑が詠んだ数々の詩について、「あれは一体どこから?」と問いかける。范閑は「この時代には記録されていない、別の時代の文明の記憶です」と、少しだけ真実を匂わせる。荘墨韓は、かつての非礼を詫び、范閑は肖恩の死を伝える。荘墨韓は「肖恩のように殺戮に走るな。そして、あの素晴らしい詩を汚すな」と諭す。涙ながらに別れを告げる范閑…このシーン、マジで泣ける…。

旅立ちの日、そして衝撃の知らせ

ついに南慶使節団の帰国の日。しかし、失脚した沈重が黙っているはずがなかった! 彼は、皇帝の命令もないのに、決死の覚悟で范閑たちを襲撃する手筈を整えていたのだ! うわー、最後まで諦めない男、沈重!

范閑たちが上京を後にする中、見送る郭保坤(グオ・バオクン)の寂しそうな顔が印象的だったね…。そして、森で待っていた海棠朶朶(ハイタンドゥオドゥオ)と最後の別れ。彼女が持ってきたたくさんの餞別。でも、彼女が最後に告げた言葉は、あまりにも衝撃的だった。

「荘墨韓先生が…亡くなられた」

えええええ!? さっき会ったばかりなのに!? 范閑の驚きと悲しみが、画面越しに伝わってきて、もう…!

つづく