あらすじ
高則(こうそく)の罠により、趙雲(ちょううん)は夏侯傑(かこうけつ)から疑われ、追われる身に!さらに、高則との直接対決も避けられない状況に…。趙雲は一体どうなってしまうのか!?そして、兵法書の行方は!?
ネタバレ
真定(しんてい)県からすごすごと帰ってきた高則(こうそく)。夏侯傑(かこうけつ)は、高則の鼻っ柱をへし折るように「お前は頭が良いと自惚れているが、老いぼれに騙されたな!」と嫌味たっぷり。李全(りぜん)は死に、兵法書も行方不明…高則は焦りながらも、必ず見つけ出すと息巻きます。
すると夏侯傑はニヤリ。「フフフ、ちゃんと準備しておいたぞ」と、軽衣を屋敷に誘い込んだことを明かします。趙雲(ちょううん)がまだ生きていたことに驚く高則。夏侯傑は、趙雲を襲撃したのが高則だと見抜いていたのです!
高則は、趙雲に会いにいくと見せかけ、夏侯傑の元を後にします。一方、軽衣は趙雲のために手作りの戦袍を。袖を通した趙雲を見て、「想像以上に素敵!」と頬を赤らめます。趙雲も、この戦袍を着て必ずや手柄を立てると約束。軽衣は、どんな戦に出ても無事に帰ってきてほしいと願うのでした。
そこに高則が乗り込んできます。「男女が二人きりで会うとは何事だ!趙雲は教師だったはず、軽衣の評判を考えているのか!」と、嫌味ったらしく非難。
趙雲は、杜厥(とけつ)から手に入れた高家の玉佩を高則に見せつけます。「この玉佩は、お前の先祖代々のもの。お前はこれで城壁を築き、名声を得ようとした。挙句の果てには、人を買収して人を殺そうとした。そんなお前に、真定の民や軽衣を愛する資格があるのか!」と、正論パンチを繰り出します。
趙雲は柳慎(りゅうしん)と拾妹(しゅう まい)に、夏侯傑が自分を受け入れたのは何か目的があるからだと打ち明けます。もしかしたら、両親の死にも夏侯傑が関わっているかもしれないと…。
一方、宝月(ほうげつ)は酒場で李飛燕(りひえん)と偶然出会い、高則の悪行を聞いて激怒!高則に復讐しようとしますが、龐士元に止められます。「趙雲が危機に陥るまで、軽はずみな行動は控えるべきだ」と諭されるのでした。
高則は趙雲を陥れるため、公孫瓚(こうそんさん)が趙雲に宛てた偽の書状を作成。趙雲が夏侯傑の兵符を盗もうとしていると告げ口します。夏侯傑は趙雲に、「お前には良くしてやったつもりだ」と切り出します。趙雲は感謝していると答えますが、夏侯傑は「ならばなぜ公孫瓚と結託し、間者として兵符を盗もうとするのか!」と詰め寄ります。
趙雲は身に覚えがないと反論しますが、夏侯傑は「潔白を証明したいなら、『楽毅百戦術』を渡せ」と要求。趙雲は拒否し、夏侯傑は部下に趙雲を捕らえるよう命じます。趙雲は難なく包囲網を突破しますが、背後には高則が!ついに趙雲と高則が直接対決することになるのでした!
つづく