あらすじ

関羽(かんう)は曹操(そうそう)の元を離れ劉備(りゅうび)の元へ向かう。趙雲(ちょううん)は荊州へ向かう途中、山賊に襲われる村を救う。そして、新任の県令が張飛(ちょうひ)であることを知る。

ネタバレ

今回は、あの張飛(ちょうひ)がまさかの県令として登場!一体何が起こるのか、目が離せませんぞ!

物語は、関羽(かんう)が劉備(りゅうび)からの手紙を受け取るところから始まります。どうやら、兄貴分の劉備(りゅうび)は関羽(かんう)のことを誤解している様子。関羽はすぐに釈明の手紙を書き、曹操(そうそう)に暇乞いをしたら、すぐに義姉たちを連れて劉備の元へ向かうと伝えます。

一方、曹操(そうそう)は関羽が辞職の挨拶に来ることを知っていて、あえて会わないようにします。関羽は張遼にも会おうとしますが、病気を理由に断られてしまいます。しかし、関羽の決意は固く、曹操への感謝と別れの手紙を残し、曹操からの贈り物も全て置いて、義姉たちと共に城を出て行くのです。

曹操は、関羽の筋の通った行動と、旧主への忠義に感銘を受け、張遼に関羽を追いかけさせ、旅費と錦のローブを贈らせます。

場面は変わり、公孫宝月(ほうげつ)が、命の恩人である西涼太守・馬騰の息子、錦馬超(ばちょう)こと馬孟起に会いに来ます。馬超(ばちょう)は、宝月が感謝だけが目的ではないことを見抜き、宝月は馬超の頭の良さを褒め称えます。そして、馬超に、西涼から中原に来たのは、馬騰が袁紹(えんしょう)と同盟を結ぶためではないかと問い詰めます。宝月は、袁紹(えんしょう)には父親の仇があるので、必ず復讐すると宣言。馬超に、袁紹の首を斬るために袁府に連れて行くか、西涼に戻って馬騰から百万の兵を借りて冀州を制圧するかの二択を迫ります。馬超は、宝月の天真爛漫さに呆れてしまうのでした。

さて、趙雲(ちょううん)一行は、水鏡先生の導きに従い荊州へ向かう途中、臥牛山を通りかかります。そこを根城にする山賊たちは、趙雲(ちょううん)一行を襲う計画を立てます。趙雲たちは臥龍村に到着しますが、村の子どもたちは、馬に乗った人を見ると悪い人だと思って逃げ出します。飛燕(ひえん)は、村人がなぜ役人に訴えないのか疑問に思いますが、村人たちは、山賊が凶悪で、役人は手出ししようとしないと言います。さらに、最近赴任してきた新しい県令が、兵や食料を徴収するため、村人の生活は苦しくなる一方だと嘆きます。そこへ、来福客栈の女将である三娘が現れ、趙雲たちを宿に誘います。村人たちは、三娘を恐れている様子で、そそくさと立ち去るのでした。

宿に着いた柳慎(りゅうしん)は、酒や料理が豊富に揃っていることに喜びますが、趙雲は、山賊が出没し、役人が搾取する村で、なぜこんなに物が揃っているのか不審に思います。趙雲が庭に出ると、部屋にいた柳慎(りゅうしん)たちは、三娘が箸に塗った睡眠薬で眠らされてしまいます。趙雲が部屋に戻ると、仲間たちの姿はなく、愛槍である百鳥朝鳳槍も消えていました。

一方、臥牛山の山賊たちは、趙雲の銀槍を眺めながら、伝説の百鳥朝鳳槍ではないかと騒ぎます。そして、もしかしたら、自分たちが襲ったのは、磐河の戦いで文醜と戦った趙雲ではないかと心配になります。案の定、その予感は的中し、夜になると趙雲がたった一人で山賊のアジトに乗り込んできます。趙雲は、山賊の頭である裴元紹を倒し、山賊が奪った村人の財産を全て返還させ、食料を分け与えます。すると、食料を受け取る人の中に、古城の元県令の姿がありました。村人たちは、彼には食料を受け取る資格がないと言いますが、元県令は、新しい県令に追い出されたと告白します。

正義感に燃える趙雲は、村人を連れて役所に嘆願に行きますが、そこで驚きの光景を目にします。なんと、新しい県令は、行方不明だった猛将・張飛(ちょうひ)、こと張翼徳だったのです!

いや~、今回はまさかの展開でしたね!張飛が県令になっているとは、一体何があったのでしょうか!?そして、趙雲は、張飛とどのように関わっていくのでしょうか!?次回も見逃せませんぞ!

つづく