あらすじ

趙雲(ちょううん)は、劉備(りゅうび)の夫人と阿斗を救出するため、曹操(そうそう)軍に立ち向かいます。しかし、軽衣との関係や公孫宝月(ほうげつ)の登場で、彼の運命はさらに複雑に絡み合っていきます。果たして、趙雲は無事に夫人と阿斗を救出し、劉備の信頼を取り戻すことができるのでしょうか?そして、軽衣との恋の行方は?次回も見逃せません!

劉表が病に倒れ、後継者問題で揺れる荊州。一方、曹操の報復を予期した諸葛亮(しょかつりょう)は、新野を放棄し民と共に襄陽へ撤退する策を劉備に進言。その撤退戦の最中、趙雲は行方不明となった劉備の夫人と若君・阿斗を救うため、単騎で曹操軍の追撃が迫る長坂坡へと向かう。誤解やすれ違いが交錯する中、趙雲の忠義と武勇が試される。そして、趙雲を巡る軽衣と公孫宝月の想いもまた、新たな波乱を呼ぶ。

ネタバレ

襄陽城に渦巻く陰謀…劉表の命、風前の灯火!

まずはお馴染み、荊州の襄陽城から。劉表のおっちゃん、もうかなりヤバいみたい…。自分の命が長くないことを悟って、奥さんに「劉備(りゅうび)を新野から呼んできてくれ!話があるんだ!」って頼むんだけど、この奥さんがねぇ…。「もう死にそうなのに、まだ他人のこと気にしてんの!?」って感じで、めちゃくちゃ冷たいのよ。それどころか、自分の弟に「劉表が死んだら、息子の劉琮を後継者にするから!長男の劉琦は江夏にでも置いといて、後で始末するわ」とか言っちゃってるし!こ、怖すぎるんですけど…!荊州、いきなり不穏な空気プンプン丸だよ!

孔明先生の神采配!曹操(そうそう)へのカウンターパンチは「水攻め」からの「火攻め」!?

一方、博望坡で曹操(そうそう)軍に一泡吹かせた劉備(りゅうび)軍。でも、軍師の孔明先生は「曹操は負けず嫌いだから、絶対すぐに仕返しに来るぞ」と冷静に分析。しかも、劉表が病気で荊州の協力も期待できない。「新野は小さいから長持ちしない。民を連れて襄陽へ、ダメなら江夏へ逃げるべきだ。江夏なら劉琦殿が助けてくれるはず」と劉備に進言するんだ。

でもね、ただ逃げるだけじゃ孔明先生の名が廃るってもんよ!「新野をタダで曹操にくれてやるつもりはない。奴らが来たら、また痛い目にあわせてやる!」だって!博望坡では火攻めだったけど、今回はなんと「火攻めの前に、水でよーく浸してやる」ですって!ひえぇ、えげつないけど、頼もしすぎる!そして、各将軍に具体的な戦術を指示。曹操軍、また孔明先生の罠にハマっちゃうのか!?

子龍、出陣!胸には孔明の言葉と、軽衣への想い…

そして、我らが趙子龍(ちょうしりゅう)!孔明先生の指示を受けて出陣するんだけど、その脳裏には先生の言葉がリフレイン。「この戦は全勝を求めるな。曹操軍に損害を与えれば目的達成だ。夜明けになったら兵を引いて、関羽(かんう)殿、張飛(ちょうひ)殿と合流し、襄陽へ向かえ」と。

そんな子龍の進軍ルートに、なんと軽衣が待ってたの!「聞きたいことがあるの!」って詰め寄る軽衣だけど、子龍は「俺たちの問題は、今すぐ話せるような簡単なことじゃない。今は殿が民を連れて襄陽へ向かっている。曹操軍も追ってくる。一刻の猶予もないんだ。戻ったら、必ず話す」って…切なすぎる!でも、任務優先なのが子龍様らしいよね!

道中、瀕死の難民に出会った子龍。自分も大変なのに、持ってた薬や食料を全部あげちゃうんだよ!柳慎(りゅうしん)は「何してんすか!」って感じだけど、「見殺しにはできない」って…どこまで優しいの、この人は!惚れてまうやろー!

劉備軍、大ピンチ!夫人と若君はどこへ!?子龍、単騎駆け!

劉備一行が民を引き連れて移動中、曹操軍の不意打ちに!張飛(ちょうひ)が駆けつけて劉備はなんとか無事だったんだけど、甘夫人、糜夫人、そして幼い阿斗が行方不明に!大パニックだよ!

子龍は、奥方たちが民衆に紛れて逃げたと聞いて、「天に昇り地に潜ってでも、必ず奥方様と若君を連れ戻します!」と簡大人に伝言。村々をしらみつぶしに探して、ついに甘夫人を発見!村人に保護されてたみたい。よかった~!でも、阿斗を抱いた糜夫人はまだ見つからない…。

そんな時、曹操軍の淳于導って将軍が、劉備軍の捕虜(なんと糜竺!)を連れて勝ち誇って通りかかるの。子龍、一瞬で淳于導を討ち取って糜竺を救出!かっこよすぎ!糜竺から、糜夫人と阿斗が長坂坡で生死不明だと聞いて、子龍は馬を飛ばす!

…なんだけど、この糜竺、劉備のところに戻って「趙子龍(ちょうしりゅう)が曹操に寝返りました!」とか報告しちゃうの!おいおい、助けてもらった恩を仇で返すとはこのことか!?でも、劉備は「子龍が曹操軍に向かったのには理由があるはずだ。彼が裏切るはずがない」って、子龍を信じてるんだよね。この信頼関係、泣ける!

そして子龍、曹操が直々に送り込んだ夏侯恩(博望坡でやられた夏侯惇の仇討ちに燃えてる!)と耿純(こうじゅん)の部隊に真正面から突っ込んでいく!夏侯恩、剣を抜こうとするんだけど、抜く前に子龍の一撃で心臓を貫かれちゃった…強すぎる!まさに一騎当千!

公孫宝月(ほうげつ)の助太刀!そして軽衣のヤキモチが爆発!?

場面は変わって、公孫宝月(ほうげつ)が部下と駆けつけ、劉備軍を助太刀!さすが女傑!戦いが終わって、兵士たちに感謝されるんだけど、「礼には及ばない。ただ、子龍将軍に公孫宝月が助けに来たと伝えてくれればいい」って…健気!

でも、ここでまさかの展開!死んだふりしてた曹操兵が宝月を背後から襲おうとしたその時!どこからともなく現れた軽衣が、その兵士をバッサリ!えええええ!?

宝月が振り返ると、軽衣の剣が首筋に!「趙子龍はあなたと一緒にいたのね…もしかして、趙子龍はあなたのことの方が大事なのかしら?あなたが私の手の中にいれば、趙子龍も来ないわけにはいかないでしょう?」って、完全に誤解してるし、ヤキモチ全開!宝月の部下に「趙子龍を呼んでこい!臨虚観で待ってる」と告げる軽衣。

うわー!子龍、最大のピンチは戦場じゃなくて、女の戦いだったりして!?どうなっちゃうのー!?次回が待ちきれない!

つづく