あらすじ

趙雲(ちょううん)は阿斗を抱えた糜夫人を発見するが、夫人は自害してしまう。趙雲は阿斗を守りながら曹軍の包囲を突破する。劉備(りゅうび)は阿斗を粗末に扱い、軽衣は公孫宝月(ほうげつ)を連れて趙雲に真相を問い詰めようとする。高則(こうそく)は倚天(いてん)剣を盗み、軽衣を刺して

趙雲は糜夫人から阿斗を託され、単騎で曹操(そうそう)軍を突破する。一方、軽衣は父の仇の真相を確かめるため公孫宝月を人質に取り、趙雲を待つ。臨虚観で趙雲と対峙した軽衣は、そこに現れた高則から衝撃の事実を知らされる。高則が夏侯傑(かこうけつ)殺害の真犯人だと告白し、逆上した軽衣は高則に斬りかかろうとするが、高則の刃が趙雲を襲う。軽衣は趙雲をかばい、その身に剣を受けてしまうのだった。

しまう。趙雲は高則を追う。

ネタバレ

絶体絶命!趙雲(ちょううん)、阿斗を救うため曹操(そうそう)軍に単騎突撃!

前回、劉備(りゅうび)様ご一行とはぐれてしまった趙雲。ようやく見つけたのは、なんと足を怪我して動けない糜夫人と、その腕の中で泣きじゃくる若君・阿斗様!糜夫人はね、趙雲に「この子だけは…劉備様の唯一の跡継ぎなのです…!」って涙ながらに託すんですよ。そして、足手まといになるまいと、井戸に身を投げちゃうんです…もう、このシーンは涙なしには見られませんでしたね…。

悲しむ暇もなく、趙雲は阿斗様を胸に抱き、曹操軍の大群の中へ!曹操自ら「あの男を生け捕りにせよ!絶対に矢を放つな!」なんて命令を出すもんだから、趙雲はもう鬼神のごとき強さで敵をなぎ倒していくんです。脳裏には、亡き父や師匠、そして愛する軽衣や擎児(けいじ)の顔が浮かんで…それがまた趙雲を奮い立たせるんですよね。いやー、あの長坂坡(ちょうはんは)での戦いっぷりは、まさに伝説!


劉備の非情な一面と、軽衣の揺れる想い

やっとの思いで劉備様のもとにたどり着いた趙雲。でもね、劉備様ったら「この赤子のために、危うく趙雲を失うところだったわ!」なんて言って、阿斗様を地面に投げ捨てようとするんですよ!奥さんの甘夫人が必死で止めて事なきを得ましたけど、ちょっと劉備様の冷酷な一面が見えちゃいましたね…。

一方その頃、なんと軽衣が公孫宝月(ほうげつ)を人質にとっているっていう情報が!どうやら軽衣は、趙雲が本当に父親の仇なのか、自分の目で確かめたいみたいなんです。公孫宝月は「人を疑うなら、目で見るんじゃなくて心で感じなさいよ!」なんて軽衣を諭すんですけど、軽衣の心は揺れ動いていて…。愛と憎しみの間で苦しむ軽衣の姿は、見ていて本当に切なかったです。


ついに明かされる衝撃の真実!そして、悲劇の刃が…

劉備様一行は、諸葛亮(しょかつりょう)孔明と劉琦(りゅうき)の手助けでなんとか長江(ちょうこう)を渡ることに成功。そんな中、趙雲は霜児(そうじ)から「軽衣お嬢様が臨虚観(りんきょかん)で待っています!早く行かないと公孫お嬢様が危ない!」と知らされ、急いで向かいます。

その頃、高則(こうそく)も何やら不穏な動きを…。なんと曹操の陣営から、あの名剣・倚天剣(倚天(いてん)剣)を盗み出していたんです!

臨虚観で再会した趙雲と軽衣。軽衣は剣を突きつけ「父を殺したのはあなたなの!?」と問い詰めます。趙雲は、夏侯傑(かこうけつ)の欲深さや、高則(こうそく)こそが裏で糸を引いていた可能性を語るんですが、軽衣は信じられない様子…。

そこへ、なんと高則本人が登場!「そうだよ、夏侯傑(かこうけつ)は俺が殺したんだ。満足か?」って、あっさり白状しちゃうんですよ!もう、この男、どこまで性根が腐ってるんだか!

怒りに震える軽衣が高則に斬りかかろうとした瞬間、高則は倚天剣を抜き、趙雲に襲いかかります!とっさに軽衣は趙雲をかばい、その刃を受けてしまうんです…!愛する人のために、自らの命を犠牲にするなんて…。

高則は軽衣を傷つけてしまったことに動揺し、その場から逃走。趙雲は、血を流して倒れる軽衣を抱きしめながら、高則を追うのでした…。

いやもう、今回は本当に衝撃的でしたね。軽衣の運命がこんな形で決まってしまうなんて…。そして、高則の卑劣さには本当に腹が立ちます!趙雲は軽衣の仇を討つことができるんでしょうか?次回も見逃せません!

つづく