あらすじ

傷ついた小猫を助けようとする流莹と、それを見守る龍炎(りゅうえん)。そんな中、暗殺者に襲われた流莹を龍炎が救い出し、二人の絆が深まります。一方、青青(せいせい) は流星痕を消すために羅酆閣(らほうかく)へ向かい、冷酷な雪阡尋(せつせんじん)と運命的な出会いを果たします。龍炎の恩返しの方法が大胆すぎる一方で、それぞれのキャラクターの宿命が動き始める重要な回でし

森で刺客に襲われた流蛍(りゅうけい)を龍炎が救い、二人の絆は深まる。一方、青青は額の流星痕を消すため蔵書閣で命格星君(めいかくせいくん) に会い、羅酆閣へ行くよう助言される。龍炎は『白蛇伝』を参考に流蛍への恩返しを試みるが、その方法はどこかズレていて流蛍を困惑させる。青青は羅酆閣で浮生琵琶を手に入れようとするが、閣主の雪阡尋(せつせんじん)に見つかり、彼の侍女として働くことになる。龍炎は流蛍に「嫁ぎたい」と申し出るが、流蛍は戸惑うばかりだった。

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ネタバレ

健気な龍王様、流蛍(りゅうけい)のために奔走!でもちょっとズレてる?

森の中で怪我をした子猫を見つけた心優しき流蛍(りゅうけい)。薬草を探してあげようとしますが、うっかり転んでしまいます。そんな彼女の姿を見ていた龍炎(りゅうえん)様。流蛍(りゅうけい)がいつも自分をみすぼらしくしているのが解せない様子ですが、「猫を助けたいなら手伝うぞ」と、やっぱり優しい!でも、流蛍は「自分でやるわ!」とキッパリ。龍炎様は、その子猫がただの子猫じゃないことには気づいていたみたいですが、流蛍に断られちゃったので、ちょっと寂しそうに遠くから見守ることに。

ところが、流蛍が薬草を採っていると、突然の突風と共に黒ずくめの刺客たちが登場!流蛍、大ピンチ!そこへ颯爽と現れたのが、やっぱり我らが龍炎様!あっという間に刺客を蹴散らし、流蛍を救い出します。かっこよすぎます!

そこに羅酆閣(らほうかく)の氷星(ひょうせい)も現れて、「龍炎様、このご恩はいつか必ず!」と感謝の言葉。龍炎様は余裕で流蛍を助けたものの、実はちゃっかりかすり傷を負っていました。それに気づいた流蛍は、もう心配で心配で、慌てて龍炎様の手当てをしようとします。この二人のやり取り、見ていてキュンキュンしちゃいますよね!

青青(せいせい) 、流星痕を消す手がかりを求めて蔵書閣へ!イケメン命格星君(めいかくせいくん) との出会い

一方、私たちの元気印、青青(せいせい) は蔵書閣へ。そこで彼女を待ち受けていたのは、なんと超絶イケメンの命格星君(めいかくせいくん) !青青(せいせい) も思わず見とれちゃうほどの美しさ。最初こそ「部外者は立ち入り禁止!」と冷たかった命格星君(めいかくせいくん) ですが、青青の額にある流星痕(りゅうせいこん)に気づくと、態度が一変!「これは元神の印…消すには羅酆閣へ行くしかない」と、貴重な情報を教えてくれます。手がかりを掴んだ青青、大喜びで命格星君にお礼を言って、意気揚々と蔵書閣を後にするのでした。

龍炎様の恩返し大作戦!まさかの『白蛇伝』リスペクト!?

流蛍に手当てをしてもらった龍炎様。帰り道、流蛍が落とした本『白蛇伝』を見つけます。これまた恩返しの物語と知った龍炎様、どうやらいたく感銘を受けた様子。雨が降ってくると、すかさず『白蛇伝』の許仙ばりに流蛍に傘を差し出し、相合傘で帰るという胸キュンシーンまで!雨が止んで傘を畳むと、流蛍は龍炎様の傷口が濡れていることに気づき、またまた心配して手当てをし直そうとします。そんな流蛍の優しさに、龍炎様は「この恩返しのやり方、間違ってなかった!」と、心の中でガッツポーズ!ピュアすぎる龍炎様、可愛すぎます!

街に出れば、その美貌で女性たちの視線を釘付けにする龍炎様。わざと転んで助けを求める女子まで現れる始末!龍炎様は冷ややかに一瞥するだけですが、見かねた流蛍がそっと龍炎様の腕を組んでガード!ナイスアシストです、流蛍!

流蛍は「もう恩返しはいいのよ」と龍炎様に伝えますが、龍炎様は以前買った『君王報恩』なる本を取り出し、「全部この本に書いてあった通りにやったんだ!」と衝撃の告白!流蛍は「そんな変な本読んじゃダメ!」と慌てて止めますが、龍炎様はその本をシュッと消し去り、心の中では「やっぱり許仙と白娘子の恩返しが最強!」と、『白蛇伝』へのリスペクトを深めていくのでした。龍炎様、どこまでも真面目で一生懸命なんだけど、ちょっとズレてるのがまた魅力ですよね!

青青、羅酆閣で大ピンチ!冷酷な閣主・雪阡尋(せつせんじん)との出会い

さて、青青は苦労の末、ついに羅酆閣の場所を突き止めます。そこで見つけたのは、流星痕を消す力を持つという浮生琵琶(ふせいびわ)。「これで悩みが解決する!」と喜んだのも束の間、琵琶の弦に手を伸ばそうとしたところを氷星に見つかり、あっけなく捕まってしまいます。

そして、羅酆閣の主、雪阡尋(せつせんじん)の前に引き出される青青。この雪阡尋(せつせんじん)がまた、氷のように冷たい雰囲気の超絶美形!事情を聞いた雪阡尋は、顔も上げずに「殺せ」と一言。ひえ~!青青は必死に命乞いをし、「琵琶を借りたいだけなんです!」と訴えます。浮生琵琶は雪阡尋様にとって、それはそれは大切なものらしく、数百年も誰も手を出そうとしなかったとか。青青の言葉に、ようやく顔を上げた雪阡尋。青青の額の流星痕を見た瞬間、なぜか激しい頭痛に襲われます。一体どういうこと!?

結局、雪阡尋は青青の法力を封じ、「素性がわかるまで、百年ここで侍女として仕えよ」と命じます。殺されずに済んだものの、とんでもないことになっちゃいましたね、青青!この二人、何か因縁がありそうな予感…!

龍炎様、まさかの求婚!?「流蛍、俺を娶ってくれ!」

『白蛇伝』で白素貞が恩返しのために許仙に嫁いだことを知った龍炎様。嫁ぐことの意味はよくわかっていないようですが、「俺も流蛍に嫁ぎたい!」と、とんでもないことを言い出します!これには流蛍もビックリ仰天!「いやいやいや、私に龍炎様を娶るなんて無理です!」と全力で拒否!

龍炎様は「心配いらない、お前の好きな姿にもなれるぞ?」と、どこまでも流蛍ファースト。流蛍は龍炎様の容姿が嫌なわけではなく、「あなたを助けたのは夏侯雪(かこう・せつ)よ」と真実を告げようとします。しかし、龍炎様は流蛍の香りをクンクン…「いや、お前が俺を助けたんだ」と確信している様子。もう、龍炎様の思い込み、強すぎです!

流蛍は困り果て、「疲れたから休むわ…」と退散しようとしますが、龍炎様は「ああ」と頷きつつも、その場を動こうとしません。え、もしかして一緒に休むつもり!?龍炎様のピュアで真っ直ぐな愛情表現(?)に、流蛍もタジタジですね!

『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第3話 感想

龍炎様の一途な恩返しは、相変わらずどこかズレていて、思わず笑みがこぼれてしまいます。流蛍がそれに戸惑いながらも、龍炎様の純粋さを受け止めようとする姿が健気で、二人の関係性が微笑ましいです。『白蛇伝』を参考にするあたり、龍炎様の真面目さが愛おしいですね。

一方、青青のパートも目が離せません。流星痕を消すために果敢に行動する彼女が、羅酆閣で雪阡尋という新たな重要人物と出会い、予期せぬ運命に巻き込まれていく展開は、物語に新たな深みを与えています。冷酷に見える雪阡尋と青青の関係がどう変化していくのか、非常に興味深いです。

つづく