あらすじ

龍炎(りゅうえん)は流蛍(りゅうけい)に対して恋心を抱きながらも、その感情をうまく理解できず不器用な行動を繰り返します。一方、流蛍は龍炎の行動に振り回されながらも、彼の過去を知ることで彼への思いやりを深めていきます。二人の関係は次第に進展していくものの、まだ誤解やすれ違いが多く、恋の行方は予測できません。龍炎の傷ついた心を

龍炎は流蛍と共に寝ようとするが、「夫婦でないと寝ない」と流蛍に諭され、一度は諦めるも結局彼女の隣で眠る。一方、雪阡尋(せつせんじん)の侍女となった青青(せいせい) は失敗ばかりだが、雪阡尋は怒るどころか彼女に惹かれ始めている様子。流蛍を喜ばせたい龍炎は甘栗を贈るが、自身の恋心には気づかず、流蛍も龍炎の動悸を病気と勘違いする。龍炎は百花楼で聞いた話を元に流蛍を連れて行くが、そこが青楼だと知った流蛍は激怒。誤解は解けるものの、龍炎は釘を刺される。夜、流蛍が寝付けないのは「認床」だと勘違いした龍炎は都から彼女の布団を取ってくるが、流蛍が龍炎を抱きしめて眠るのを見て、自分に慣れているのだと気づく。道中、芝居を見た流蛍が公正さを語るのに対し、龍炎はかつて女媧石を盗んだ濡れ衣を着せられ千年の雷劫を受けた悲しい過去を明かし、流蛍は深く同情する。

癒せるのは流蛍だけなのかもしれません。

ネタバレ

まさかの同衾拒否?!龍炎(りゅうえん)様の勘違いが可愛すぎる!

前回、晴れて(?)流蛍(りゅうけい)ちゃんと一夜を共にした龍炎(りゅうえん)様。味をしめたのか、今回も「一緒に寝ようぜ!」と流蛍(りゅうけい)ちゃんのお部屋へ。でもね、流蛍ちゃんはきっぱり!「人間界ではね、夫婦になった男女だけが一緒に寝るの!しかも、結婚っていうのは恩返しとかじゃなくて、お互いに好き同士じゃないとダメなのよ!」って。ごもっとも!

龍炎様、ポカーンよ。「え、でも前に一緒に寝たじゃん?それってつまり俺たち夫婦ってことじゃ…?」って、もうこの天然っぷりがたまらないのよ!結局、流蛍ちゃんに部屋から追い出されちゃって、屋根の上でしょんぼり。でも諦めきれない龍炎様、流蛍ちゃんが寝静まった頃にそーっとお部屋に忍び込んで、ちゃっかり隣でスヤァ…。流蛍ちゃん、全く気づいてないのがまた面白いんだけどね!

一方その頃…雪阡尋(せつせんじん)様にも春の予感?!

ところ変わって、雪阡尋(せつせんじん)様のところでお世話係(という名のドジっ子メイド)をしている青青(せいせい) ちゃん。これがまた、やらかしてくれるのよ!雪阡尋様の大事なシルクのハンカチをダメにしちゃうわ、お洋服を焦がしちゃうわで、見てるこっちはヒヤヒヤ!

でもね、雪阡尋様ったら全然怒らないの!むしろ、口元がニヤけてる…?本人も気づいてないみたいだけど、これってまさか…恋の始まり?!青青(せいせい) ちゃんの天真爛漫さが、氷のようにクールな雪阡尋様の心を溶かし始めてるのかも!この二人のスピンオフも見てみたいくらいよ!

龍炎様の不器用すぎるアプローチにキュン&ハラハラ!

流蛍ちゃんのご機嫌を取りたい龍炎様、都で流行りの甘栗を買ってきてプレゼント!もうね、この時点で龍炎様、完全に流蛍ちゃんに心奪われちゃってるのよ。ただ、本人は「恋って何それ美味しいの?」状態。流蛍ちゃんも、龍炎様のドキドキする心臓の音を聞いて「え、龍炎様、病気なの?!」って心配しちゃう始末。このすれ違いが、もどかしくてたまらないわ!

自分の気持ちが分からなくて混乱した龍炎様、ふらっと立ち寄ったのがなんと百花楼(今でいう遊郭みたいなところね!)。そこで白蛇伝の芝居を見て、「そうか!流蛍に愛の証を渡してないからダメなんだ!」とまたまた勘違い!で、そこのお菓子が美味しかったからって、何も知らない流蛍ちゃんを百花楼に連れて行っちゃうのよ!

流蛍ちゃん、最初は美味しいお菓子にご満悦だったんだけど、そこが青楼だって分かった瞬間、ブチギレ!「龍炎様のバカー!」ってなっちゃうのも無理ないわよね。龍炎様、慌てて追いかけて事情を説明して、なんとか誤解は解けたんだけど、「もう二度とあんなところ行っちゃダメだからね!」って釘を刺されちゃいました。龍炎様、学習してね!

「認床」じゃなくて「認龍炎」だった?!甘すぎる夜

お部屋に戻った流蛍ちゃん、裁縫中に指をチクッ!すかさず龍炎様が現れて「大丈夫か?!」って。もう過保護なんだから!夜も更けて、流蛍ちゃんがなかなか寝付けないのを見て「どうしたんだ?」と聞くと、「寝床が変わると眠れないの(認床なの)」と流蛍ちゃん。

それを聞いた龍炎様、なんと一瞬で都に戻って、流蛍ちゃんがいつも使ってるお布団を持ってきちゃうのよ!どんだけハイスペックなの?!でもね、いざそのお布団で寝かせても、流蛍ちゃんったらお布団を蹴飛ばして、龍炎様にギュッとしがみついてスヤスヤ…。それを見た龍炎様、「フッ…こいつ、認床なんかじゃない。俺に慣れてるだけじゃないか」って、あの優しい微笑み!キャー!こっちが眠れなくなるわ!

龍炎様の悲しい過去…明かされる真実

翌日、都へ向かう道中、一行は「狸猫換太子(たぬきのねこ たいしをかえる)」の芝居を目にするの。流蛍ちゃんが「包大人(ほうたいじん)は本当に公正な方ね」と感心していると、龍炎様がポツリ。「天界にすら公正なんてない。ましてや人間界に…」。

そして語られる、龍炎様の壮絶な過去。かつて重傷を負って女媧台(じょかだい)に落ちた時、女媧石の力で傷は癒えたんだけど、番人が持ち場を離れていたせいで「女媧石を盗もうとした」と濡れ衣を着せられちゃったの。天帝は弁解すら許さず、千年間も雷の罰を与え続け、人間界に落として修練し直させたっていうじゃない…!

流蛍ちゃんが前回助けたのは、まさにその雷劫を終えたばかりの龍炎様だったのね…。それを知った流蛍ちゃん、龍炎様の古傷を見て、もう胸がいっぱい。龍炎様も、自分を心から心配してくれる流蛍ちゃんを見て、また心臓がドキドキ…。二人の間に、また一つ深くて切ない絆が生まれた瞬間だったわ。

いやー、今回も盛りだくさんだったわね!龍炎様の不器用な優しさと、流蛍ちゃんの真っ直ぐな気持ちが、見ていて本当に応援したくなる!そして、雪阡尋様と青青ちゃんの恋の行方も気になるし、龍炎様の過去の冤罪もいつか晴らされる日が来るのかしら…?

『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第4話感想

『龍王の恋 永遠(とわ)なる誓い』第4話、今回も見どころ満載でしたね。龍炎と流蛍のやり取りは、相変わらず微笑ましくも、どこかじれったい感じがたまりません。龍炎の天然っぷりと、流蛍の一生懸命さが本当に愛おしいです。

一方で、雪阡尋と青青の意外な関係性も面白い展開になってきました。クールな雪阡尋が青青の前では少しずつ変わっていく様子は、見ていて興味深いです。

そして何より、龍炎の悲しい過去が明らかになったシーンは胸が締め付けられました。濡れ衣を着せられ、千年もの苦しみを受けた彼の孤独を思うと、流蛍の優しさが一層際立ち、心に響きました。キャラクターたちの心情が丁寧に描かれており、物語の深みが増したように感じます。それぞれの想いが今後どのように交錯していくのか、じっくりと見守りたいと思います。

つづく