あらすじ

花芷(かし)は3つの店舗を借りて大きな店を開き、商売は順調な滑り出しを見せる。その裏で、芍薬(しゃくやく)は沈煥(しんかん)に二度も仕返しを成功させる。花芷は行き倒れていた鄭知(ていち)を助け、家の教師として迎え入れる。鄭知の教えは花家の子供たちに良い影響を与えるが、新たな問題も発生する。一方、花芷と顧晏惜(こあんせき)の関係は少しずつ深まり、互いに惹かれ合っていく。しかし、花家の内部では不協和音が生じ始め、夏金娥(かきんが)は助けを求めることを決意する。

ネタバレ

まず冒頭からスカッとしちゃった!芍薬(しゃくやく)ちゃん、普段はおっとりしてるけど、やるときはやる子なのよ!抱夏(ほうか)から「花お姉ちゃんが沈煥(しんかん)たちにいじめられる!」って聞くやいなや、愛用の針を取り出して、沈煥(しんかん)の腕にブスブスッ!あの憎たらしい沈煥(しんかん)が痛さのあまり逃げ出すなんて、見ていて痛快だったわ~!

一方、我らが花芷(かし)は商売の才覚をますます発揮!迎春(げいしゅん)が見つけてきた3つの店舗、なんと全部借りてぶち抜きで大きなお店を開く計画なの!家計を支えるためとはいえ、その決断力と行動力には毎回舌を巻いちゃうわ。お店の準備が進む中、抱夏と念秋(ねんしゅう)は自分の名前を書けるようになったり、拂冬(ふつとう)は新しいお菓子の開発に余念がなかったりと、花家の日常も少しずつ前に進んでいるのが微笑ましいわね。

そんな中、顧晏惜(こあんせき)は密書の一件、花芷(かし)のことを思うと調査を少し控えようとしてるみたい。彼女をこれ以上苦しめたくないっていう優しさなのかしら…切ないわね。

そして、ついに花家のお店がオープン!開店祝いには取引先の旦那衆も駆けつけて、お店はお客さんでごった返し!まさに飛ぶ鳥を落とす勢いよ!侍女たちもそれぞれの持ち場で大活躍。ここで意外な才能を発揮したのが三嫂の夏金娥(かきんが)!花芷が帳簿付けに手間取っているのを見て、なんと家宝(?)のそろばんを取り出して鮮やかに計算しちゃうの!これには花芷も大喜びで、念秋にそろばんを習うよう言いつけるんだけど…この判断が後々ちょっとした波乱を呼ぶのよね。

お店のそばでは、鄭知(ていち)という青年が行き倒れているのを花芷が発見。芍薬(しゃくやく)ちゃんがまたまた針治療で助けるんだけど、この鄭知さん、実はすごい秀才なのに活躍の場がないみたい。花芷は彼に屋敷で先生をしてほしいと頼むんだけど、一度は断られちゃうの。でも、花芷の名字が「花」だと知った途端、態度を改めて引き受けるのよ。何か訳がありそうね…?

そしてそして、街で遊んでいた芍薬(しゃくやく)ちゃん、またまた沈煥と遭遇!今度は彼が買おうとしていたお菓子にこっそり薬を盛って、おまけに彼の馬まで逃がしちゃうんだから、もう最高!芍薬ちゃん、グッジョブ!

花芷は乗馬もすっかり上達して、顧晏惜(こあんせき)と一緒に林の中を駆け抜けたり、疲れたら川辺で二人きりで休憩したり…きゃー!このシーン、ドキドキしちゃったわ!顧晏惜(こあんせき)は自分のことを少しだけ花芷に語るんだけど、まだ全部は明かしてくれないのよね。もどかしいけど、それがまたいいのよ!

でも、顧晏惜は花屹正(かきつせい)のそばにいた童僕のことも気になっているみたいで、鐘(ジョン)おじさんに探りを入れるんだけど、鐘おじさんも警戒して何も話さないの。花芷は顧晏惜のことを信じているみたいだけど、この辺りも今後の展開に影響してきそうね。

鄭知先生の授業が始まると、最初はふざけていた花家の子供たちも、先生の苦労話や学問への情熱を聞いて心を入れ替えるの。特に柏林(はくりん)なんて、大好きだったコオロギを逃がして勉強に集中するようになるんだから、すごい変化よね!二夫人(にふじん)もこれには一安心。でも、柏林と柏礼(はくれい)がお店を手伝っていると、昔の学友にからかわれて、ついにはケンカ騒ぎに…まだまだ前途多難ね。

花芷が毎日お店のために奔走する姿を見て、二夫人(にふじん)は「番頭や帳場係を雇ったらどうか」と心配するの。当時は商人が身分が低いとされていたから、名家の娘が働くことに抵抗があるのよね。花芷もその気持ちは分かりつつ、はっきりとは返事をしないの。そして、かつて都で才女と謳われた花霊(かれい)は、今の状況にプライドが傷ついて、花芷に不満をぶつける始末…あーあ、女の嫉妬って怖いわね。

さらに、念秋が帳簿付けでミスを連発して、夏金娥(かきんが)に厳しく叱責されちゃうの。腫れた手で泣く念秋と、頭を抱える三嫂、そして何もできずに部屋を出る花芷…見ていて胸が痛んだわ。

八方塞がりな状況に、夏金娥(かきんが)はついに実家から信頼できる手助けとして夏明(かめい)を呼ぶことを決意するの。これは吉と出るか凶と出るか…?

そしてラストシーン!落ち込む花芷が訓練場にいると、顧晏惜が帰ってくるの。二人で木の下に座って星空を見上げていると、花芷がそっと顧晏惜の肩に寄りかかるのよ…!きゃー!月明かりの下、時がゆっくりと流れていく…もう、ロマンチックすぎるでしょ!顧晏惜は「何もしてあげられない」と思いながらも、花芷の肩を強く抱きしめて、今のこの瞬間の温もりを分かち合おうとするの。もう、こっちまでキュンキュンしちゃったわ!

つづく