あらすじ
花芷(かし)は花家の教育改革として「百業課」を始め、最初の講師に顧晏惜(こあんせき)を招く。一方、芍薬(しゃくやく)が沈煥(しんかん)の学友に騙され危険な目に遭うが沈煥に助けられる。この一件で芍薬が沈煥に薬を盛ったことが発覚し、顧晏惜は激怒する。そんな中、太后と林婉(りんわん)の間で交わされていた密書を巡り、花芷と顧晏惜は緊迫した状況に陥るが、密書の内容は二人の私的な手紙だったことが判明。顧晏惜は花家の潔白を証明するため手紙を持ち帰り、皇帝に大火事の真相も追っていることを告げる。
ネタバレ
いや~、今回も花芷(かし)の行動力と、じれったいけど目が離せない顧晏惜(こあんせき)との関係にハラハラドキドキさせられっぱなしの第16話でしたね! まるでジェットコースターみたいな展開で、ブログ主もテレビの前で釘付けでしたよ!
さてさて、前回、花家を立て直すために色々と策を練っていた花芷(かし)ですが、今回はついに教育改革に乗り出します!
まず、叔母の夏金娥(かきんが)が、息子の夏明(かめい)に花家の帳簿管理を任せるんだけど、これがまた「他の人には内緒でね!」なんて言うもんだから、ちょっと不穏な空気が漂うのよね…。でも、私たちの花芷(かし)はそんなことお構いなし!
なんと、以前は宝物だった絵画「早春渓行図」を喧嘩の勢いで燃やしてしまった花霊(かれい)に、それを修復してプレゼント!「花家の女先生になってほしい」ってお願いするんです。こんな誠意を見せられたら、花霊だって断れないわよね。無事に女先生ゲットです!
そして、花芷の教育改革はこれだけじゃ終わらない!「花家の子供たちが将来、ただの商人や職人になってしまうのを避けたい」ってことで、なんと訓練場に教室を移して「百業課」なるものをスタート!各業界のプロを呼んで授業をするっていうんだけど、その記念すべき最初の先生に指名されたのが、なんと顧晏惜(こあんせき)!彼には北方の地のことを語ってもらうんだけど、そこは花家の男たちが流刑になっている場所…。みんなの顔が一気に曇っちゃうんだけど、そこは顧晏惜(こあんせき)。北方の良いところや魅力を語って、みんなを少しでも安心させようとするの。花芷がこの百業課に込めた想いは、子供たちの心を鍛えること。顧晏惜もそれを汲んで、生徒たちに城の周りを早朝ランニングさせたりして、彼らが自信を取り戻せるように後押しするのよ。この授業を通して、花家の子供たちは視野を広げ、知識を深めていくのね。いいぞ、花芷!
そんな中、花家の次女である花嫻(かかん)が息子の随安(ずいあん)を連れて実家を訪れるんだけど、なんだか様子がおかしいの。母親にも会わずにすぐに帰っちゃうし…何か事情がありそうよね。そして、花霊の初めての授業!…これがまた、子供たちには難しすぎたみたいで、おまけに態度も厳しくて、花家の末っ子・花朵(かた)を泣かせちゃう始末。柏林(はくりん)と柏礼(はくれい)も騒ぎ出しそうになるんだけど、窓の外から鄭知(ていち)がピシャリ!と一喝。花霊は鄭知に助けられたことを知って、彼に教えを乞いに行くの。うんうん、いい傾向だわ!
一方、お店の手伝いをしていた芍薬(しゃくやく)ちゃんに事件発生!沈煥(しんかん)の学友たちがやってきて、「芍薬(しゃくやく)が盛った薬のせいで沈煥(しんかん)が顔中赤い発疹だらけで死にそうだ」なんて嘘をつくのよ!純粋な芍薬(しゃくやく)ちゃんは慌てて彼らについて行っちゃうんだけど、案の定いじめられそうに…。そこへ颯爽と現れたのが沈煥(しんかん)本人!間一髪で芍薬ちゃんを助けるんだけど、ポロっと芍薬ちゃんが「薬を盛った」って言っちゃって、自分の顔の発疹の原因が芍薬ちゃんだったことを知っちゃうのよね…。そこへ迎春(げいしゅん)が芍薬ちゃんを探しに来て、沈煥は何も言わずに黙って去っていく…。切ないわ…。
迎春は沈煥を知らなかったけど、花家のお店で買い物をしていたのを見かけたことがあるって。芍薬ちゃんが思わず「沈二(しんじ)さんよ」って言っちゃったもんだから、それを聞いた顧晏惜がブチギレ! 陳情(ちんせい)に命じて沈煥の学友3人にお仕置きして、顧晏惜自身も沈煥のところへ向かうの。怖いわ~、顧晏惜の怒り…。
そんな中、陳情が訓練場にいる顧晏惜に報告。「太后(たいこう)の侍女である韋嬷嬷(いまま)が今日、太后の代理で善化寺に香油銭を奉納しに出かけました」と。顧晏惜は陳情に直接尾行させるの。そして顧晏惜の指示通り、陳情は箱から密書を抜き取る!
林婉(りんわん)の元に届けられた箱は空っぽ!慌てた林婉(りんわん)は花芷を呼んで、以前の密書を書き写すように頼むの。花芷が密書を書き写していると、ふと顧晏惜のことが頭に浮かんで訓練場へ。そこでちょうど陳情が顧晏惜に報告している場面に遭遇しちゃうのよ!
顧晏惜は花芷を部屋に招き入れ、ためらうことなく入る花芷。次の瞬間、顧晏惜は部屋の扉に鍵をかけ、腕で花芷の首を押さえつけて壁際に追い詰める!ひえー!でも、花芷は怯まない!袖に隠し持っていた矢(袖箭)を顧晏惜に向けるの!顧晏惜が袖箭に一瞬目をやった隙に、花芷は彼の短刀を奪って逆に彼の首に突きつける!きゃー!かっこいい!
…と、思いきや、二人とも相手を脅してただけみたい。顧晏惜は花芷を解放して、ここに来た目的を告げるの。花芷が密書を顧晏惜に渡すと、中身を見た顧晏惜はびっくり。なんと、内容は国家機密どころか、林婉(りんわん)と太后の長年にわたる友情と、日々の出来事や想いを綴った、心温まる(というか、ちょっと可愛らしい)手紙だったのよ!
顧晏惜は花家の潔白を証明するためにこれらの手紙を持ち帰ることに。花芷は一晩かけて全ての手紙を書き写すの。そして翌朝早く、顧晏惜は手紙を持って宮殿へ。
顧成燾(こせいとう)は手紙を見て、顧晏惜に「太后のように感傷的になるな」と釘を刺すの。顧晏惜は、花家に来たのは密書の調査だけでなく、かつて起きた大火事の手がかりを探すためでもあると告げるのだった…。
いやー、今回も濃かったですね!花芷の度胸と知恵、そして顧晏惜の複雑な立場と秘めた想い。密書の謎は意外な形で解決したけど、顧晏惜が追う「大火事の真相」とは一体何なのか?
つづく