あらすじ
花芷(かし)は「百業課」という新たな教育プログラムを導入し、花家の若者たちの視野を広げようと奮闘する。一方、顧晏惜(こあんせき)は花家に隠された秘密を探るため密信を調査。二人の間には緊張感漂う対峙の場面もあったが、次第に信頼が芽生え始める。果たして、花家に潜む謎とは何か?そして、顧晏惜の真の目的とは?物語はますます目が離せない展開に!
ネタバレ
花家の学び舎で始まる新たな試み
夏金娥(かきんが)は夏明(かめい)に花家の帳簿管理を任せるが、家族が余計な詮索をしないよう、周囲に内緒にするよう指示。一方、花芷(かし)は新たな教育改革を打ち出す。花家の女性たちに広い視野と実践的な知識を身につけさせるため、従来の講義型授業を廃し、訓練場で「百業課」をスタートさせたのだ。北地の知識を提供する講師として、花芷(かし)は信頼する顧晏惜(こあんせき)を招く。
授業を通じて、花家の若者たちは北地の文化や魅力を学び、彼らの視野は大きく広がった。しかし、花家の女性陣たちはこの新たな試みに懐疑的。そんな彼女たちに林婉(りんわん)は「まず見守ってみよう」と説得する。
花芷と顧晏惜(こあんせき)の奇妙な交流
花芷は顧晏惜の助けを借りて、密信をめぐる陰謀に巻き込まれる。太后と林婉(りんわん)の手紙の内容を確認した顧晏惜は、そこに危険な内容が含まれていないと判断。ただの親密な手紙のやり取りであることが判明すると、花芷と協力し、手紙を誤解なく処理することに専念した。
しかし、顧晏惜は花家に足を運んだもう一つの理由を明かす。それは「当年の大火」に関する手がかりを探るためだった。この事件に花家がどう関与しているのか、真相は未だ霧の中だ。
笑いあり、涙ありのサイドストーリー
一方、花家の次女・花娴(かけん)は息子の随安(ずいあん)を学堂に預けるため、久しぶりに実家を訪れるも、母親には会わずに立ち去る。その理由には何か深い事情がありそうだ。
また、芍薬(しゃくやく)は沈煥(しんかん)の同窓生たちに騙されトラブルに巻き込まれるが、沈煥(しんかん)が間一髪で救出。しかし、芍薬(しゃくやく)の不用意な一言で沈煥(しんかん)は自分が以前薬を盛られたことを知り、心は複雑に揺れる。
顧晏惜と花芷の一触即発の対峙
物語のクライマックスは、花芷と顧晏惜の緊迫する一幕。密室での対峙では、顧晏惜が花芷を脅すかのような態度を取るが、花芷も負けじと袖に隠した武器で応戦。二人の息を飲む攻防は、最終的に顧晏惜が真意を告げることで収束する。
このやり取りの中で、互いの信頼関係が少しずつ深まっていく様子が見られた。密信の抄写を終えた花芷は、顧晏惜を通じて新たな花家の未来を想像しはじめる。
つづく