あらすじ
張姑娘(ちょうぐうにゃん)を守るために奮闘した花芷(かし)と顧晏惜(こあんせき)は、それぞれの責任感と想いをぶつけ合い、少しずつ距離を縮めていきます。一方で、林婉(りんわん)の恋愛観や過去が明らかになり、花芷と顧晏惜の関係にも影響を与えます。甘さと切なさが入り混じる中、次回は沈煥(しんかん)が引き起こすトラブルが物語をどう動かすのか、目が離せません!
ネタバレ
第14話では、花芷(かし)と顧晏惜(こあんせき)の関係が大きく揺れ動き、サブキャラクターたちの物語にも新たな展開が訪れます。 緊迫感ある事件から、甘く切ない瞬間、そして未来へのヒントまで、多くのドラマが詰まったエピソードです。それでは、詳しい内容を見ていきましょう!
張姑娘の危機と花芷(かし)の正義感
夜中、林婉(りんわん)が眠る頃、顧晏惜(こあんせき)は彼女の部屋を訪ねます。一方、酒に酔った李繼宗(りけいそう)は、父である李貴(りき)の叱責に腹を立て、屋敷内をふらついていました。そんな中、張姑娘(ちょうぐうにゃん)が夜遅くまで裁縫をしているのを見つけ、彼女に言い寄り始めます。彼女が拒否すると、李繼宗は部屋の扉を閉めて無理やり迫るという暴挙に出ます。
悲鳴を聞いた花芷と顧晏惜が駆け付けると、張姑娘は必死で抵抗していました。花芷は体を張って彼女を守りますが、李繼宗は逆に「張姑娘が誘惑した」と嘘をつき、父の李貴も口封じをほのめかします。この状況に腹を立てた花芷は袖箭(しゅうせん:袖に隠した矢)を放ち李繼宗を負傷させますが、彼は暴力を振るおうとします。そんな危機的瞬間に顧晏惜が現れ、李繼宗と李貴を一喝。屋敷の護衛たちをまとめ上げ、事態を沈静化させました。
張姑娘が「念秋」に改名、花芷の責任感が試される
事件後、張姑娘は花芷に感謝しつつも、屋敷から去ることを拒否します。むしろ新しい名前をつけてほしいと願い、「念秋(ねんしゅう)」という名をもらいます。この一連の出来事に、顧晏惜は花芷の無謀さを叱ります。しかし花芷は、「今の私は一人ではない。家族を守る責任がある」と毅然と返答。その言葉に感銘を受けた顧晏惜は、彼女に謝罪し、袖箭の使い方を改めて教えることや、護衛たちの規律を見直すことを約束します。
顧晏惜は心の中で「彼女が皆を守るなら、俺が彼女を守る」と確信します。この二人の想いのすれ違いが、物語の深みを増しています。
林婉(りんわん)の恋のアドバイスと切ないすれ違い
林婉は、顧晏惜と花芷が馬の練習中に近づく様子を目撃します。特に花芷が馬上でバランスを崩した際、顧晏惜が彼女を支える場面を見て、二人の間に漂う微妙な空気を察します。林婉は花芷に「馬を操るのも人の心を操るのも同じ。張弛(ちょうじ:緩急)のバランスが大事」と語り、自身の若い頃の恋愛話を披露。彼女と夫・花屹正(かきつせい)が身分差を越えて結ばれたエピソードは、花芷の心を揺さぶります。
さらに林婉は、花芷に顧晏惜への気持ちを問います。花芷は自分でも無意識のうちに彼への好意を認めますが、その後、林婉が顧晏惜に直接気持ちを尋ねると、彼は「花芷は知己(しるべ:心の友)」だと回答。この言葉に、花芷の心は一瞬で暗く沈みます。
花芷の成長と次なる問題の予感
夜遅く、念秋は感謝の気持ちを込めて、花芷のために衣服を縫います。その姿を見た花芷は、彼女の忍耐強さと集中力を評価し、帳簿の管理を任せることを決意します。一方、街に出た芍薬(しゃくやく)は、沈煥(しんかん)に花芷と間違えられ、新たなトラブルの予感を漂わせつつ物語は次回へ続きます。
つづく