ついに迎えた『惜花芷(かし)~星が照らす道~』最終回、第40話!もうね、ハンカチ必須!怒涛の展開と、心温まる結末に、涙腺崩壊間違いなしでしたよ!早速、波乱万丈の最終話を振り返っていきましょう!(ネタバレ注意!)

最後の謀反、そして暴かれる真実

物語は、顾成焘(顧成燾(こせいとう))が皓月(こうげつ)を捕らえようとするところから始まります。しかし、皓月も一枚上手!とっくに手勢を忍ばせていたんです。庆帝(けいてい)が絶体絶命のピンチ!…と思いきや、我らが顾宴惜(こ・えんせき)が颯爽と登場し、庆帝を救い出します。顾成焘は、顾宴惜が自分の前に立ちはだかる姿を見て、思わず笑みがこぼれるのでした。

七宿司(しちしゅくし)によって反乱は鎮圧され、皓月は捕らえられます。顾成焘は大喜びですが、顾宴惜は「今回の事件は、花芷(かし)が異変に気づいたおかげです」と、花芷(かし)の功績を称えます。さすが顾宴惜、デキる男は違いますね!

捕らえられた皓月は、自分が昭国(昭(しょう)国)の人間であり、家族を大庆(たいけい)の兵士に殺された過去を告白。流民として皇都に流れ着き、怀王(かいおう)のもとで間者として育てられたこと、復讐のためなら何でもすると語ります。顾成焘は皓月を「蚍蜉が大樹を揺るがそうとするようなものだ」と嘲笑しますが、皓月は逆に顾成焘の猜疑心の強さをあざ笑います。そして、皓月が惠王(けいおう)の名を口にしようとした瞬間…!なんと惠王自身の手によって、皓月は命を奪われてしまうのです!衝撃の展開!

連鎖する裏切り、そして父子の絆

顾成焘は、なぜ花芷がこの事件を防ごうとしたのか疑問に思います。花芷は「天下が乱れ、大庆と昭国の両国が血の海になることを望まないからです」と毅然と答えます。その言葉、重みが違いますね…。

その直後、顾成焘が突然血を吐いて倒れてしまいます!なんと、皓月は惠王と共謀しており、顾成焘が飲んだ酒には毒「碧信(へきしん)」が盛られていたのです!惠王は刀を顾宴惜に向け、「謀反を企てたお前とは違い、自分こそが唯一の皇太子だ!」と叫びます。一触即発のその時、惠王もまた血を吐いて倒れます。彼が信じていた皓月からの解毒薬は、実は偽物だったのです…。どこまでも続く裏切りの連鎖、恐ろしいですね。

瀕死の惠王は、最後の力を振り絞り庆帝を人質に取りますが、顾宴惜が袖箭(しゅうせん)で惠王を討ち取り、事態は収束します。

顾宴惜は、倒れた顾成焘に「あなたのことを少しも恨んでいません。父と思っています。七宿司は永遠に皇都を守る剣であり続けます」と語りかけます。この言葉、顾成焘の心にどれほど響いたことでしょう…。そして、顾成焘は静かに息を引き取るのでした。

新たな時代の幕開けと、花家の喜び

顾成焘の崩御により、後継者問題で朝廷は揺れます。しかし、そこへ太后(たいこう)が現れ、「顾氏にはまだ皇嗣がいます」と宣言。そして、六皇子である顾宴昭(こ・えんしょう)の手を引いて現れるのです!新たな希望の光が見えましたね!

一方、北の地にいた花家の男たちにもついに赦免の知らせが届き、都へ帰ることが許されます。顾宴惜は花芷と共に、家族を迎えに行きます。待ちわびた花屹正(かきつせい)たちが姿を現すと、皆涙ながらに抱き合います。感動の再会シーン、涙なしには見られません!花芷は、祖父である花屹正の前で、そっと顾宴惜の手を握るのでした。この二人の絆の深さよ…!

花芷と顾宴惜は、花屹正と共に祠堂へ。花芷は亡き母・林婉(りんわん)に、自分の決意を伝えます。「もう一人ではありません」と。顾宴惜もまた、林婉(りんわん)の前で花芷を生涯大切にすると誓います。花屹正は、花芷の見る目を信じ、そして顾宴惜が率いる七宿司も以前とは違うものになるだろうと、二人を温かく見守るのでした。

幸せの連鎖、それぞれの未来へ

芍薬(しゃくやく)(しゃくやく)は和乐郡主(わらくぐんしゅ)となり、沈煥(しんかん)(しん・かん)は彼女に会うたびに拝礼するほど。沈煥(しんかん)は科挙の試験に向けて猛勉強中。芍薬(しゃくやく)は「二人が本当に愛し合っているなら、結婚するのに他のことは問題にならないわ」と、前向きです。陈情(ちん・じょう)も、抱夏(ほうか)に対して積極的にアプローチを開始!みんな幸せになってほしい!

花芷は、花家で民間の慣習に則った結婚式を挙げたいと望み、顾宴惜もそれに快く同意します。

結婚式当日、顾宴昭が摂政王(せっしょうおう)の印を持って祝福に駆けつけます。そして、花芷に太傅(たいふ)として自分を指導してほしいと頼み、手作りの同心結(どうしんけつ)を贈ります。なんて健気な…。花芷は「朝廷に花太傅がいなくても困りませんが、この広い世の中には、花芷という一人の人間が必要です」と、自分の生き方を示します。顾宴惜は、そんな花芷を愛おしそうに見つめ、「君のやりたいことを全て支持する」と微笑むのでした。最高の旦那様ですね!

婚礼衣装に身を包んだ顾宴惜と花芷は、家族や友人たちの温かい祝福の中、花屹正の前で三拝九叩の礼を行い、晴れて夫婦となります。このシーンの美しさ、そして二人の幸せそうな表情は、まさに眼福でした!

花家の事業はますます大きくなり、三夫人が全ての事務を取り仕切っています。花琴(かきん)の家の財産は迎春(げいしゅん)が管理。二夫人(にふじん)と秦姨娘(しんいじょう)はそれぞれの事業で大忙し。念秋(ねんしゅう)は帳簿の付け方を教え、拂冬(ふつとう)は止名楼(しめいろう)の経営を見守ります。白掌柜(はく・しょうき)は家で子育てに専念。沈煥(しんかん)は止名楼の飲み物を改良したり、人形劇を企画したりと大活躍。そして抱夏は、陈情からの愛情を一身に受けて幸せそうです。

郑知(鄭知(ていち))が都に転任になるという知らせに、三夫人は大喜び。花平阳(か・へいよう)は妻と娘を連れて各地を旅し、「第二の花芷を育てる」と意気込んでいる様子。花屹正の書物も出版され、都では飛ぶように売れています。これも、花芷が必死に守り抜いたおかげですね。

三夫人は、息子の伯礼(はくれい)だけでなく、孤児院の子供たちにも目を向けるようになり、邱姨娘(きゅう・いじょう)も学堂で自分のできることで貢献しています。

新たな旅立ち、そして永遠の愛

芍薬(しゃくやく)が、花芷からの手紙を顾宴昭に届けます。その頃、顾宴惜と花芷は船に乗り、新たな旅へと出発していました。顾宴惜は言います。「花芷がどこへ行こうとも、私はどこへでもついて行って、一緒にその景色を見たい」。

どこまでも広がる青い海の上、愛する人と共に新たな人生を歩み始める二人。これ以上ないハッピーエンドに、心が温かくなりましたね!

完結、本当におめでとうございます!そして、素晴らしい物語をありがとう!

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