あらすじ
ヤートウは「国之賓」での初ステージを成功させ、父を感動させる。しかし、同僚歌手の嫌がらせで苦手な台湾語の歌に挑戦することに。ドラマーの阿志(アージー)に教わる中で親しくなるが、母・趙素桂(ジャオ・スーグイ)は二人の仲を心配し、父・鄧枢(ドン・シュー)も交際を禁じる。一方、香港でヤートウを想う周台生(ジョウ・タイシェン)は、彼女からの連絡がないことに落胆し、台湾へ帰国。ヤートウを巡り、阿志と周台生、そしてヤートウの兄が絡んだ乱闘騒ぎが起き、周台生は警察に捕まってしまう。
ネタバレ
今回の『テレサ・テン 歌姫を愛した人々』第14話も、見どころ満載でしたね!ヤートウ(後のテレサ・テン)の歌手としての新たな挑戦と、淡い恋模様が交錯して、目が離せませんでした!
感動の初ステージと父の涙
ついにヤートウが「国之賓」のステージに!初日の夜、会場はヤートウを応援する人々で超満員!もちろん、お父さんの鄧枢(ドン・シュー)も駆けつけました。司会者がヤートウの名前「筠(ジュン)」を「君(ジュン)」って間違えちゃうハプニングもあったけど、ヤートウは全然気にしない!ステージでキラキラ輝く娘の姿に、お父さんはもう感無量。ヤートウが歌う「夜来香」に会場中が酔いしれます。
そして、この日はなんとお父さんの誕生日!ヤートウは心を込めて、お父さんに捧げる歌を歌います。その歌声に、これまでのヤートウの成長が走馬灯のように蘇り、お父さんの目には涙が…。いやー、ここはグッときましたね!娘の晴れ舞台、父親としては最高の誕生日プレゼントだったでしょう。
新たな試練!台湾語の歌に挑戦
でも、好事魔多し。ヤートウが「国之賓」で歌い始めたことを知ったラジオ局の金主任(金(ジン)主任)が、ちょっと待った!とやってきます。お父さんは「ちゃんとラジオ局との契約も続けるし、ギャラもそのままで!」と金主任をなだめます。これまでお世話になった恩は忘れない、義理堅い親子です。
そんな中、同じステージに立つ歌手、劉小春(リウ・シャオチュン)がヤートウに意地悪を仕掛けてきます。「台湾語の歌、歌ってみなさいよ!」って。ヤートウは台湾語を話せるけど、歌うのは苦手。それを知ってての嫌がらせ!でも、ヤートウは負けません!「やってやろうじゃない!」と、バンドのドラマー、阿志(アージー)に特訓をお願いすることに。
阿志はヤートウの手を取って、自分の喉仏に当てさせ、発音の震えを体感させる…って、ちょっとドキドキする教え方!そこへお母さんの趙素桂(ジャオ・スーグイ)が登場。「何してるの?」と訝しげな顔。ヤートウが「台湾語の歌を教わってるの!」と説明すると、一応は納得した様子で練習部屋へ促しますが、なんだかお母さんの目が…?
挫折と意外な助っ人
初めて台湾語の歌を披露するも、やっぱり発音がうまくいかず、お客さんからヤジが飛んだり、笑われたり…。さすがのヤートウも落ち込みます。「正直、へこむわ…」って、初めて周台生(ジョウ・タイシェン)に手紙を書きます(結局、送らなかったみたいだけど)。手紙を書くことで、少し気持ちが楽になったみたい。
そんなヤートウを見かねて、意外な助っ人が!なんと、あの黒狗(黑狗(ヘイゴウ))の子分たちが、台湾語の歌の先生に!?黒狗親分が「ちゃんと教えんかい!」って子分たちにハッパをかける姿は、ちょっと笑えちゃいました。でも、この特訓が効果てきめん!ヤートウの台湾語の歌はみるみる上達し、ステージでも拍手をもらえるように!よかったね、ヤートウ!
母の心配と、すれ違う想い
でも、お母さんの心配は別のところにあったみたい。阿志がヤートウに近づくのが気に入らない様子。ヤートウが台湾語の歌を歌うのを止めさせようと、勝手に歌う曲を変えちゃったり…。ヤートウは「なんで!?」って怒るけど、お母さんの意図は言わない。陳媽媽(陳(チン) 媽媽)に「本省人(台湾出身者)を差別してるの?」って聞かれても、「違うのよ!あのバンドの阿志が、うちの娘に気があるみたいで…」と、ようやく本音をポロリ。娘を思う母心、複雑ですねぇ。
一方、香港にいる周台生(ジョウ・タイシェン)は、ヤートウからの返事が来なくてやきもき。送られてきたカセットテープには、段寧(ドワン・ニン)の声ばかりで、ヤートウの声はなし…。がっかりする周台生(ジョウ・タイシェン)。「僕がアレンジした歌、気に入らなかったのかな…」なんて落ち込んじゃって。ついに意を決して、お母さんを説得し、台湾のお父さんの元へ帰るように言って、自分も台湾へ戻ることに!
恋の嵐!?三角関係勃発か?
台湾に戻った周台生は、ヤートウが「国之賓」で歌っていることを知ります。でも、なかなか会えないみたい。
そんな中、お母さんはお父さんに「阿志って子が、ヤートウを狙ってるのよ!」と告げ口。それを聞いたお父さんは激怒!「あいつと付き合うなんて絶対に許さん!言うこと聞かないなら、歌も歌わせんぞ!」と、まさかの交際禁止令!厳しい!
ある夜、阿志がヤートウを映画に誘います。「途中でちょっとアレなシーンがあるやつでしょ?」ってヤートウは断るんだけど、阿志がしつこく腕を引っ張るところへ、ヤートウの三番目のお兄ちゃん(三兄/サングァ)が登場!「妹に何するんだ!」と阿志を突き飛ばし、二人は殴り合いのケンカに!そこへ、なんと周台生も現れて加勢!?もう、めちゃくちゃ!結局、4人とも警察(少年隊)に連れて行かれちゃいます。
林老闆(リン・ラオバン)がなんとか周台生以外の3人を保釈させますが…。お兄ちゃんに「あの周台生って誰だ?」と聞かれたヤートウは、「段寧(ドワン・ニン)の英語の先生よ」とごまかします。そしてその夜、ヤートウは段寧(ドワン・ニン)の元へ走り、「大変!周先生が捕まっちゃった!」と告げるのでした…。
いやはや、ヤートウの周りで恋の嵐が吹き荒れそうな予感!阿志と周台生、どっちを選ぶの!?そして、周台生は無事に釈放されるのか!?次回が待ちきれませんね!
つづく