あらすじ

親友・段寧(ドワン・ニン)への想いから、周台生(ジョウ・タイシェン)に決別を告げたテレサ。周台生は過去の自分の行動を深く後悔し、段寧(ドワン・ニン)と酒を飲む。酔った周台生を介抱する段寧(ドワン・ニン)だったが、小羊の機転でトラブルを回避する。一方、テレサは母と共に日本での活動を開始。日本語習得のため街に出たところを記者に誤解され記事にされるが、めげずにチラシ配りを始め、そこで熱心なファンである何立云・趙宇夫妻と出会う。

ネタバレ

今回の『テレサ・テン』第27話、もうね、胸が締め付けられる展開だったわ…。友情と恋、究極の選択を迫られるテレサ(丫头(ヤートウ))の姿に、思わず涙しちゃった人も多いんじゃない?早速、詳しく見ていこう!

天国から地獄へ…ドワン・ニンの絶望

前回、ちょっといい雰囲気だった周台生(ジョウ・タイシェン)とテレサ。でも、その二人が会っていたことを知った親友の段寧(ドワン・ニン)(ドワン・ニン)の心は、もうズタボロよ…。天国から地獄へ突き落とされた気分って、まさにこのことよね。

テレサは、ドワン・ニンがどうしてそこまで周台生(ジョウ・タイシェン)に執着するのか理解できない。逆にドワン・ニンは、テレサが歌にあそこまで情熱を燃やす理由が分からない。平行線の二人…。ドワン・ニンは「これからは自分の好きなことだけして、好きな人だけを愛する」って言い残して、テレサの前から去ってしまうの。うーん、切ない!親友だからこそ、余計に辛いんだろうな…。

テレサ、涙の決断「もう、あなたとは関係ない」

一方、周台生(ジョウ・タイシェン)は諦めきれない様子で、テレサの連絡先を知ろうとお母さん(周敏(ジョウ・ミン))のお店へ。でも、お母さんは娘の気持ちを汲んで「知らないわ」って嘘をつくの。ナイスお母さん!

でもね、運命のいたずらか、お店に来たテレサのお父さん(鄧枢(ドン・シュー))が、何も知らずに周台生を店に引き留めちゃうのよ。そんな中、テレサはお母さんと周敏(ジョウ・ミン)さんの電話を偶然聞いて、周台生が自分を探しに来たことを知るの。

そして、テレサは自ら周台生のもとへ…。

「どんな事情があったとしても、あんな別れ方は許せない」

「これからの私の喜びも悲しみも、あなたとはもう関係ない」

きっぱりと言い放つテレサ。うわーん、まだ好きな気持ちが残ってるのに…!でも、近くにドワン・ニンがいることに気づいて、親友のために、自分の気持ちに蓋をしたのね。なんて健気なの…涙。

後悔と泥酔、そして小羊のファインプレー?

自分のしたことを激しく後悔する周台生。ドワン・ニンとヤケ酒よ。「あの時、本当のことを話していれば、彼女は待っていてくれたはずだ…」って、もう後の祭りだってば!ドワン・ニンも、そんな彼を見て、そして自分の気持ちもあって、辛くてお酒をあおるしかない…。

酔いつぶれた周台生をホテルへ連れて行こうとするドワン・ニン。その途中、バイクに乗った小羊(シャオヤン)とぶつかっちゃうアクシデント!幸い大したことはなかったんだけど、何かを感じ取った小羊はホテルへ引き返すの。

「警察が臨検に来るかもしれない。君は未成年だから、見つかったら周台生が大変なことになる!」

小羊、機転を利かせた(?)優しい嘘で、ドワン・ニンをホテルから連れ出すことに成功!周台生のお母さんには「自分がドワン・ニンを飲みに連れ出した」って嘘ついて怒られちゃうんだけど、ドワン・ニンが「彼は他人じゃないから」ってかばってくれて、小羊は内心ガッツポーズ!この子、ドワン・ニンのこと、かなり本気よね?

翌朝、周台生は昨夜のことを覚えてなくて、ドワン・ニンは「何もなかったわ。もし何かあっても、それは私が望んだこと」って、きっぱり伝えるの。うーん、ドワン・ニンの覚悟もすごいわ…。

いよいよ日本へ!でも、いきなり前途多難?

場面は変わって、テレサとお母さん(趙素桂(ジャオ・スーグイ))は、ビル(比尔)の手配でついに日本へ!新しい生活、新しい挑戦の始まりね!

でも、まだ仕事のスケジュールが決まってなくて、時間を持て余したテレサは、日本語を早く覚えようと街へ。そこで一般の人の会話を聞いて勉強していたら…なんと、週刊誌の記者に写真を撮られちゃった!しかも「テレサ・テン、日本で落ちぶれて街をさまよう」みたいな、ひどい書かれ方!もう、マスコミってやつは!

心配したお父さんから電話がかかってきて、お母さんが「日本語の勉強よ!」って説明するんだけど、お父さんは納得いかない。「ちゃんと先生につけばいいじゃないか!外で風に吹かれたりして…舟木(ふなき)さんたちが娘をいじめてるんじゃないか!?」って、心配しすぎ(笑)。

でも、このゴシップ記事が、テレサに意外なヒントを与えるの。

「そうだ!チラシ配りをすれば、たくさんの人と話せて日本語の勉強になるかも!」

ポジティブ!さすがテレサ!

早速、翌日チラシ配りを始めたら、すぐに「鄧麗君(ドン・リージュン)さんですよね!?」って声をかけられるの。声をかけたのは、テレサの大ファンだという何立云(ホー・リーユン)さん。彼女に連れられて行ったお店で、旦那さんの趙宇(ジャオ・ユー)さんを紹介されるんだけど、彼もまた大ファン!

「サインください!」って白紙を差し出す趙宇さんに、テレサは「白紙じゃなくて、後でサイン入りの写真を何枚かお渡ししますね。ご家族やお友達にもどうぞ」って、神対応!こういう誠実さが、彼女が愛される理由なのよね~。

いやー、今回も盛りだくさんだった!友情のために恋心を封印したテレサ、後悔する周台生、切ないドワン・ニン、そしてナイス(?)アシストの小羊。人間関係が複雑に絡み合って、目が離せない!そして、いよいよ始まった日本での活動。いきなり誤解されたりしたけど、素敵なファンとの出会いもあって、これからどうなっていくのか、ますます楽しみになってきたわ!

つづく