あらすじ

日本でのデビュー曲の売上が75位と振るわなかったテレサ・テン。会社は本人に本当の順位を伏せるが、テレサは苦悩する。母親には心配かけまいと強がるが、東京に戻り友人に本音を漏らしたところを偶然母親に聞かれてしまう。傷心のテレサは母親と共に台北へ一時帰国。そこで友人・囡囡から、元恋人・周台生(ジョウ・タイシェン)との別れの真相と、彼が日本人の彼女からテレサの近況を知っていたことを聞かされる。一方、日本のレコード会社ではテレサへの投資継続が議論され、佐佐木らの強い後押しで再挑戦が決定。まずは香港での活動が決まる。

ネタバレ

さて、前回、鳴り物入りで日本デビューを果たしたテレサ。一生懸命、慣れない土地でプロモーション活動を頑張ってたよね!北海道まで行ってさ。でもね…現実は甘くなかったんだ。

まさかの結果…そして母への嘘

一生懸命頑張ったテレサだけど、デビューシングルの売れ行きは、正直、かなり厳しい状況…。会社の人たちも気を遣って、本当の順位はまだテレサには内緒にしてるんだよね。段寧(ドワン・ニン)ちゃんは、周台生(ジョウ・タイシェン)に会うためにアメリカ行きの資金を着々と貯めてるみたい。ご近所さんだけど、しっかり家庭教師代をもらうあたり、ちゃっかりしてるけど、目的のためならって感じかな?周敏(ジョウ・ミン)さんは「小銭稼ぎ?」くらいにしか思ってないみたいだけどね。

北海道でのプロモーション、テレサは本当に大変だったみたい。慣れない食べ物(生魚とか生のおにぎりとか…想像しただけで胃が冷えそう)に苦労しながらも、お母さん(趙素桂(ジャオ・スーグイ)さん)には電話で「元気だよ!心配しないで!」って明るく振る舞うんだよね。もう、健気すぎて涙が出ちゃう…。林金木(リン・ジンムー)さんが言ってた「龍になる前は、おとなしく虫でいろ」って言葉が、テレサの頭の中でぐるぐるしてたみたい。辛いよね…。

本当の順位と、母の前での涙

ついに発表されたレコードのランキング。テレサの順位は…なんと75位! 電台(ラジオ局)でのリクエストもほとんどないっていう、かなり厳しい結果だったんだ。

東野さんはテレサを元気づけようと、高級レストランに連れて行くんだけど、テレサはもう薄々気づいてる。「もしかして、10位以内に入れなかった?15位とか、16位くらい…?」って。東野さんも、まさか75位だなんて言えないよね…。見てるこっちも苦しくなっちゃった。

26日間にも及ぶ日本全国プロモーションを終えて、ようやく東京に戻ってきたテレサ。ヘトヘトなのに、家に帰る前に友達の何立雲さんと趙宇さんのお店へ直行!そこで、たまりにたまった苦労や愚痴をぶちまけるんだ。「毎日、生魚と生おにぎりで胃が冷蔵庫みたいだった!」とか、「お母さんに心配かけたくなくて、辛いって言えなかった」とか…。

…って、あれ?なんか視線を感じる…?

まさかの、お母さん登場!!

そう、なんとお店にはお母さんの趙素桂(ジャオ・スーグイ)さんがいたの!テレサの涙の告白、全部聞かれちゃってたんだよね…気まずい!でも、これでやっと本音で話せるきっかけになったのかな。

傷心のテレサ、台北へ…そして衝撃の事実

海辺で一人、歌を歌って悲しみを紛らわすテレサ。周台生(ジョウ・タイシェン)への想いが募るばかり…。そんな娘を見て、お母さんも胸が痛いよね。結局、母娘で台北に一時帰国することに。

でも、故郷に帰ってもテレサの心は晴れない。「日本で成功できなかった…」って、落ち込んじゃって家に引きこもりがちに。お父さん(鄧枢(ドン・シュー)さん)が心配して外に連れ出そうとするんだけど、なかなかうまくいかない。

そんな時、囡囡(ナンナン)が訪ねてくるんだ。そして、衝撃の事実が明らかに…!

なんと、台湾ではテレサの日本での苦戦ぶりは報道されてなくて、みんなテレサが失敗したことを知らないらしい。それを囡囡に教えたのは、なんと周台生!しかも、彼には日本人の彼女がいて、その彼女からテレサの近況を聞いていたんだって…!えぇぇ!?

さらに、囡囡は衝撃の告白を続ける。周台生がテレサに酷い言葉を言って別れを告げたのは、彼の母親(王又玲さん)がテレサのことを良く思っていなかったこと、そしてちょうどその頃、周台生のお父さんが脳卒中で倒れたことが重なったからだった、と…。

なんで今になってそんなことを…?ってテレサが聞くと、囡囡は「私の方があなたより周台生を愛しているから」と…。うわー…複雑すぎる!愛憎渦巻くって、まさにこのことだね…。

レコード会社の決断と、香港への道

一方、日本ではテレサの今後について、レコード会社(宝麗多)で会議が開かれていた。鄧枢(ドン・シュー)さんも、娘の順位が75位だったと知って愕然。今後のサポートが打ち切られるんじゃないかって心配してる。

社内でも意見は真っ二つ。「もうテレサへの投資は無理だ」っていう声が大半の中、東野さん、舟木(ふなき)さん、そして佐佐木さんたちが「もう一度チャンスを!」って強く訴えるんだ!特に佐佐木さん、「もし次もダメだったら、俺が責任を取って辞職する!」って…!男気ありすぎ! カッコよすぎるよ、佐佐木さん!

その熱意が通じて、会社はテレサにもう一度チャンスを与えることを決定!ただし、まずは香港で活動して、ステージ経験を積ませることに。

お母さんは「日本人に厄介払いされた!」って最初は不満そうだったけど、テレサが色々と説明して、なんとか納得してもらったみたい。

ラストは、段寧(ドワン・ニン)ちゃんが営業許可証のことで周敏(ジョウ・ミン)さんとケンカしたり、游英俊(ヨウ・エイシュン)さんが周敏さんに話しかけるけど、食べ物を褒めることしかできなくて「お腹すいてるの?」って言われちゃったり…っていう、ちょっとした日常シーンで締めくくり。

いやー、今回も濃かったね!テレサの挫折、周台生との過去の真相、そしてレコード会社の熱い決断!どん底まで落ちたテレサだけど、ここからどうやって這い上がっていくのか…!?香港での活動が、再起への第一歩になるのかな?次回が待ちきれない!

つづく