あらすじ

アメリカへ渡ったテレサは、機内で親切な男性ワン・ジョンウェンと出会う。友人ドアン・ニンを探しに周家を訪ねるが、恋敵と誤解したワン・ヨウリンに冷たく追い返されてしまう。偶然再会したワン・ジョンウェンに助けられるが、彼が裕福な実業家であることを知り戸惑う。一方、ドアン・ニン本人にも突き放され傷心のテレサ。そんな中、ワン・ジョンウェンはドアン・ニンを台湾に帰すため移民局を使って脅そうと画策するが、逃げ出したドアン・ニンとジョウ・タイシェンが交通事故に遭ってしまう。計画が裏目に出てしまい、ワン・ジョンウェンは動揺する。

ネタバレ

舞台はいきなりアメリカへ向かう飛行機の中! 我らがテレサ、ちょっとお疲れモードなのか、ブランケットをかぶっておやすみポーズ。すると隣の席の紳士が「これどうぞ」ってマスクを差し出してくれたの。あら親切! 長いフライト、タバコの煙も気になるもんね。

この親切な男性、名前はワン・ジョンウェン。テレサがアメリカ初心者だと知ると、色々話しかけてくれるんだけど、テレサったら、ドワン・ニンの忠告を思い出して「アメリカに友達?いないわよ~」なんて嘘ついちゃって。あらら、大丈夫かしら?

案の定、空港で道に迷って英語で四苦八苦してるテレサを、またまたワン・ジョンウェンが発見! スマートに助けて目的地まで連れて行ってくれるなんて、まるで王子様みたいじゃない?

でもね、目的地に着いたら着いたで大変! ドワン・ニンのいるはずの周家を訪ねると、出てきたのはワン・ヨウリン。彼女、テレサをジョウ・タイシェンを奪いに来た恋敵だと勘違いしてるみたい。「ドワン・ニンとタイションはラブラブよ!」なんて嘘までついて、テレサをけんもほろろに追い返しちゃうのよ!ひどいわ~!

そこにまたしても現れたのが、我らが王子様(?)ワン・ジョンウェン! なんと彼はワン・ヨウリンとも知り合いだった! 「美東の中国人コミュニティなんて狭いもんさ」って感じ? 一体何者なの、この人? 職業を聞いても「ちょっとした商売さ」なんてはぐらかすし…。

怪しいと思いつつも、食事に誘われたテレサ。ワン・ジョンウェンは自分がレストランのオーナーだってことも隠して、テレサとドワン・ニン、ジョウ・タイシェンの複雑な関係について聞き出すの。うーん、何か企んでる…?

でも、ワン・ジョンウェンは「ドワン・ニンが合法的に、安全に台湾へ帰れるように手伝うよ」なんて言うし、悪い人じゃなさそう…? と思いきや! ホテルに戻ってジー・フェイに彼のことを話したら、壁に貼ってあったポスターを指さして「彼、ワン・ジョンウェンよ!華僑の二代目で、超お金持ちの実業家!慰問団のスポンサーも彼の一族よ!」だって! えええーーーっ!?!? あの「ちょっとした商売」の人が!? テレサもビックリ仰天!

一方、ワン・ジョンウェンは家庭の事情も複雑みたい。お父さんの浮気で傷心のお母さんを慰めようとする優しい一面も。お母さん、最初は渋ってたけど、コンサートにテレサが出ると知って行く気満々(笑)。

その頃、ワン・ヨウリンはドワン・ニンに「テレサがアメリカに来たわよ!男なんてすぐ見つけるわ!」なんて吹き込んでるし…。それを聞いたドワン・ニン、わざわざテレサに会いに来たんだけど、「私のことは放っておいて。タイションとのこと、祝福してちょうだい」って、冷たく言い放って去って行っちゃうの…。うう、切ない…。

一部始終を見ていたワン・ジョンウェンは「手伝えるよ」って言うんだけど、テレサは彼が身分を隠してたことにまだ腹が立ってるみたい。「あなたとは友達になれないわ!」ってプンプン! …って、その直後にハイヒールで足をグキッ! あちゃー! そしたらワン・ジョンウェン、有無を言わさずテレサをお姫様抱っこ!きゃー!

甲斐甲斐しく手当てして、車からサッと女性用の靴まで出すワン・ジョンウェン。…って、なんでそんなもの持ってるの!? テレサじゃなくても「この人、もしや…?」って疑っちゃうわよね(笑)。ホテルまで背負って送ってくれて、湿布までしてくれる優しさ。同室のルルもビックリして口あんぐりよ!

翌日、ワン・ジョンウェンは団体行動させずに、わざわざ自分の車でテレサを送ってくれるんだけど、部屋がないテレサにジー・フェイが自分の部屋を譲ってくれて、「おかえりなさい」って…。え、どういうこと?

その頃、レストランでバイト中のドワン・ニンの元に、移民局の男たちが! ジョウ・タイシェンがドワン・ニンを連れて逃げるんだけど、なんと車にはねられて交通事故に!!

実はこの移民局の男たち、ワン・ジョンウェンがドワン・ニンをちょっと脅かして台湾に帰らせようとして呼んだものだったの! まさか事故になるなんて…。テレサの「ドワン・ニンを無事に台湾へ」って言葉を思い出して、ワン・ジョンウェン、さすがに焦って病院へ駆けつけるんだけど…。

つづく