あらすじ
学堂の大師兄・君玉(くんぎょく)が圧倒的な力で諸葛無成(しょかつむせい)を倒し、百里東君(ひゃくりとうくん)の旅に同行することに。一方、天啓に戻った易文君(い・ぶんくん)は、司空長風(しくうちょうふう)の助けも虚しく、自ら宮殿へ戻る道を選ぶ。絶望した葉鼎之(ようていし)は、玥卿(げっけい)と飛離(ひり)に唆され、復讐のために虚念功を完成させるべく廊玥福地へ向かう。百里東君は道中で虚念功を第三重まで習得し、葉鼎之を追うが、天外天で無相(むそう)尊使に阻まれる。君玉が足止め役となり、百里東君と玥瑶は先を急ぐ。葉鼎之は廊玥福地に到着し、禁制の門を開ける。
ネタバレ
前回、百里東君(ひゃくりとうくん)たちがピンチ!ってところで終わったけど、まさかあんな助っ人が現れるなんて!
謎の強者、その名は君玉!
諸葛無成(しょかつむせい)の奇門遁甲に苦戦する百里東君(ひゃくりとうくん)たちの前に颯爽と現れた謎の男。なんと、諸葛無成の術をいとも簡単に破っちゃうの!しかも「お前、何も成し遂げてないじゃん」って毒舌っぷり(笑)。
彼の正体は、なんと学堂の大師兄、君玉(くんぎょく)!師父・李長生(り・ちょうせい)に最も近いと言われる実力者なんだって。百里東君(ひゃくりとうくん)の愛剣「不染塵」を借りて戦うんだけど、その強さはまさに圧巻!
玥瑶(げつよう)が、諸葛無成が北闕の禁術「血魔功」を使ってることを見抜くんだけど、君玉は「ふーん、で?」って感じで、一瞬で諸葛無成をバッサリ!かっこよすぎでしょ!
師父に頼まれて百里東君を助けに来たっていう君玉。任務完了で去ろうとするんだけど、百里東君が「一緒に北へ行こう!」って誘ったら、あっさりOK!頼もしい仲間が増えたね!
葉鼎之(ようていし)に異変…?そして百里東君の決意
君玉から、馬車に乗せてた葉鼎之(ようていし)の気がすごく弱まってるって聞かされる百里東君。玥瑶は、玥卿(げっけい)たちが葉鼎之(ようていし)を死なせるわけないから、きっと無理やり「虚念功」を渡されたんだろうって推測するの。
それを聞いた百里東君は、君玉に馬車の運転を任せて、自分は道中で虚念功の修行に集中!葉鼎之が無理やり第三重にされたなら、自分もそれまでに第三重に到達してみせる!って決意するんだ。主人公、熱いね!
一方、天啓では…女傑たちの決断
場面は変わって、都・天啓。
なんと、易文君(い・ぶんくん)が天啓に戻ってきた!これを知った影宗宗主(えいそうそうしゅ)の易卜(い・ぼく)が連れ戻そうとするんだけど、そこに司空長風(しくうちょうふう)が登場!
昔、易文君(い・ぶんくん)のために天啓で大立ち回りして死にかけた彼だけど、もう昔の彼じゃない!槍一本で易卜を圧倒するの!めちゃくちゃ強くなってる!
でも、結局、易文君(い・ぶんくん)は司空長風(しくうちょうふう)に迷惑をかけたくないって、自ら宮殿に戻ることを選ぶんだよね…。切ない…。易文君を守りきれなかった司空長風(しくうちょうふう)は、天啓を去って再び江湖へ。彼の旅も気になる!
葉鼎之、絶望と誘惑
その頃、天外天で目覚めた葉鼎之。玥卿から衝撃の事実を聞かされる。なんと、愛する易文君の夫は皇帝になっていて、彼女は皇妃として天啓に戻った、と。もし葉鼎之が天啓に行けば、待っているのは死だけ…。
さらに、葉鼎之が暴走した時に、飛離(ひり)っていう人物が自分の命を削って「虚念功」の第三重までを彼に渡して助けたことも判明。飛離たちは、天性の武脈を持つ葉鼎之に虚念功を完成させて、北闕を率いて北離を滅ぼしてほしい、と。そうすれば復讐も果たせるし、易文君も取り戻せるって唆すんだ。
愛する人を奪われ、絶望の淵にいた葉鼎之は、この誘いに乗ってしまう…。子供の葉安世(ようあんせい)を天外天に残して、玥卿と一緒に、残りの虚念功を学ぶために廊玥福地(ろうげつふくち)へ向かうことに…。ああ、葉鼎之、そっちは闇への道だよ…!
百里東君 vs 無相(むそう)尊使!玥瑶の叫び
葉鼎之を追って天外天へ向かう百里東君たち。その道中で、百里東君はついに虚念功を第三重までマスター!すごい集中力!
でも、天外天では無相(むそう)尊使(むそうそんし)が待ち構えてた。玥瑶は「自分の権力のために民を犠牲にするなんて!それが北闕を滅ぼすのよ!」って無相尊使を激しく非難。もし父(北闕の王?)が目覚めることで北闕が滅ぶなら、目覚めないでほしい、とまで言うんだ。玥瑶の覚悟、すごい…。
話が通じない無相尊使を相手にするのは、我らが大師兄・君玉!「ここは俺に任せて先に行け!」って、百里東君と玥瑶を廊玥福地へ行かせるんだ。頼りになりすぎる!
そして、葉鼎之と玥卿は氷原を越えて廊玥福地に到着。葉鼎之は虚念功の力で、禁制がかけられた門を開ける…。いよいよ、葉鼎之の力が覚醒しちゃうのか…?
つづく