あらすじ

玥卿(げっけい)の嫉妬と策略により、幸せな日々を送っていた葉鼎之(ようていし)と妊娠中の易文君(い・ぶんくん)は引き裂かれる。易文君は息子の危機という偽情報で天啓城へ向かい、それを知った葉鼎之は怒りのあまり入魔してしまう。入魔した葉鼎之は玥卿らに連れ去られる。一方、葉鼎之を訪ねてきた百里東君(ひゃくりとうくん)と玥瑶は異変に気づき、葉鼎之の行方を追う道中で謎めいた公子・君玉(くんぎょく)と出会い、共に危険な旅を始めることになる。

ネタバレ

幸せな日々は束の間…嫉妬の炎が燃え上がる

物語は明徳三年。私たちの百里東君(ひゃくりとうくん)が武術の腕前で「武榜冠絶第三甲」に、そしてクールビューティー李寒衣(り かんい)が「良玉榜第六甲」にランクイン!でも、李寒衣はトップの趙玉真(ちょう・ぎょくしん)に納得いかないみたい。「いつか絶対、剣で勝負してやる!」って感じで、相変わらず気が強いね!

一方、姑蘇城では葉鼎之(ようていし)と易文君(い・ぶんくん)が、それはもうラブラブな3年間を過ごしてたの。易文君(い・ぶんくん)のお腹には新しい命も宿っていて、二人は幸せいっぱい!…のはずだったんだけど。

ここにきて、あの玥卿(げっけい)ですよ!二人の幸せが妬ましくて仕方ないみたいで、どんどんヤバい方向に…。見てるこっちもヒヤヒヤしちゃう。そして明徳五年、ついに黒幕っぽい無相(むそう)尊使(ウーシャン・ズンシー)が「今がチャンス!」とばかりに、飛盞(ひさん)に玥卿を探させるの。嫌な予感しかしない…。

親友との再会を前に、引き裂かれる二人

葉鼎之(ようていし)はずっと親友の百里東君(ひゃくりとうくん)を探してたんだけど、王人孫(おう じんそん)から雪月城にいるって情報をゲット!早速、「姑蘇城で会おうぜ!」って手紙を送るんだ。親友との再会、楽しみにしてただろうなぁ…。

でも、その間に玥卿が動いちゃった!葉鼎之(ようていし)がいない隙を狙って、易文君(い・ぶんくん)に「散魂香」っていうヤバそうなお香を焚きつけるの。このお香のせいで、易文君は忘れたかった辛い過去を思い出してしまう…。

さらに玥卿は飛盞を使って、易文君に嘘の情報を吹き込む。「洛青陽(らく・せいよう)様からの伝言です。息子の蕭羽(しょうう)様が重病で…最後に一目だけでも会いに、こっそり天啓城へお戻りください」って。母親なら子供のこと心配するに決まってるじゃん!易文君はまんまと騙されて、葉鼎之に置き手紙を残して天啓城へ向かっちゃうの…切なすぎる!

怒りの入魔、そして新たな出会い

家に帰って手紙を読んだ葉鼎之、そりゃもう激怒だよね!すぐに天啓城へ向かおうとするんだけど、玥卿と飛離(ひり)が待ち伏せしてるんだ。飛離が挑発してきて、ついに葉鼎之と剣を交えることに。

「誰も彼も俺に入魔するなと言うくせに、世の中が俺を入魔させようとしてるじゃないか!」

うわあああ!葉鼎之、ついに…ついに「入魔」しちゃったー!!魔の力に飲まれた葉鼎之は、めちゃくちゃ強くて飛離を殺しかけるんだけど、間一髪で玥卿が葉鼎之を気絶させて、飛離は助かるの。でも、葉鼎之はそのまま玥卿たちに連れ去られちゃう…。

ちょうどその頃、百里東君(ひゃくりとうくん)が玥瑶(ユエヤオ)と一緒に葉鼎之の家を訪ねてくるんだけど、家はボロボロ…。玥瑶が山の中で、葉鼎之が「天外天(ティエンワイティエン)」の奴らに連れ去られた痕跡を発見!二人はすぐに後を追うことに!

謎の公子・君玉登場!波乱の旅が始まる

一方、連れ去られた葉鼎之は、飛離から「三重虚念功」っていう力を無理やり注ぎ込まれちゃう。飛離も重傷を負ったから、玥卿は二人を連れて宣城へ。そこで「無作使(ウーズオ・シー)」っていうヤバそうな奴らの保護を求めるみたい。

宣城に入ろうとした玥卿たちの馬車を止めたのが、北離の第八公子、君玉(くんぎょく)!なんか飄々としたイケメン登場!玥卿に馬車の同乗を頼むけど、あっさり断られる(笑)。でも、そこに百里東君たちが追いついてきて、君玉は「待ってたのは君たちだよ!」って感じ。「旅費がないから乗せてって~」って、ちゃっかり百里東君の仲間入り!百里東君は「この旅、マジでヤバいんだけど?」って言うんだけど、君玉は全然気にしてない様子。大物なのか、ただの変人なのか…!?

案の定、道中では「無作使」が襲ってくる!こいつら、昔、李長生(り・ちょうせい)が片割れ(凶暴な方)を倒したんだけど、残った方もすっかり凶暴になっちゃってるみたい。でも君玉は「こんな見かけ倒しの怪物、指一本で倒せるよ」なんて余裕綽々!「こういうのを片付けるために付いてきたんだ」って言って、百里東君に代わって無作使と対峙することに!君玉、いったい何者なの!?

つづく