あらすじ
名剣「不染塵」を手に入れた百里東君(ひゃくりとうくん)は、師匠の温壺酒(おんこしゅ)と共に追っ手から逃れる。その際、葉鼎之(ようていし)と王一行(おう・いっこう)に助けられる。夢の中で葉鼎之との過去の約束を思い出した東君は、故郷の乾東城へ帰還するが、父・成風と衝突。一方、都では西楚剣歌の再来が皇帝の耳に入り、警戒が強まる。祖父・百里洛陳(ひゃくり・らくちん)と再会した東君は、儒仙(じゅせん)のもとを訪れ、本格的に剣術を学ぶ決意を固める。
ネタバレ
前回、我らが主人公・百里東君(ひゃくりとうくん)が、まさかの失われたはずの「西楚剣歌(せいそけんか)」で名剣「不染塵(ふせんじん)」を手に入れたところで終わったけど、第5話はその続きから!もうね、ハラハラドキドキが止まらない展開だったよ!
まさかの平手打ち!?じゃなくて、引き分け!そして逃走劇へ
東君と葉鼎之(ようていし)の対決、なんと引き分け!東君は「もう一回!」って感じだったけど、葉鼎之(ようていし)は「いやいや、伝説の西楚剣歌を見られただけで超ラッキーだよ!この剣は君にこそふさわしい」って、あっさり不染塵を譲っちゃうの。え、いい人すぎん!?
でも、感動に浸る間もなく、師匠の温壺酒(おんこしゅ)が「早く逃げるぞ!モタモタしてたら他の剣客たちに生きたまま食われるぞ!」って東君を連れてダッシュ!
案の定、剣林(剣客たちが集まる場所)の猛者たちが「待てー!西楚剣歌の秘密を教えろー!」って追いかけてくる!やばい、大ピンチ!…と思ったら、なんと葉鼎之(ようていし)と、あの謎多き王一行(おう・いっこう)が立ちはだかって、東君たちを逃がしてくれたんだよね。葉鼎之、やっぱり東君のこと気にかけてる…?
夢の中の再会と、切ない過去
温壺酒に連れられて逃げる途中、東君は酔って眠っちゃうんだけど、夢の中で誰かとの再会を逃したような、切ない気持ちに…。そして思い出すのは、幼い頃の葉鼎之との約束。「大人になったら、一人は北へ、一人は南へ。江湖で名を上げて、酒と剣で仙人になった時にまた会おう!」って、キラキラした約束があったんだね…。でも、その後、葉鼎之の父である大将軍・葉羽が謀反の罪で処刑され、一族は離散…うぅ、悲しい過去だ…。
一方、宿で一人お酒を飲んでいた葉鼎之も、同じ過去を思い出してたみたい。そこに王一行が現れて、「昼間、百里東君(ひゃくりとうくん)の名前を聞いた時、驚いてたよね?知り合いなんでしょ?」って核心を突く!葉鼎之は否定しなかったけど、詳しくは語らなかった。この二人の関係、もっと知りたい!
故郷へ!でも待っていたのは…お父さんの拳!?
温壺酒に連れられて、東君は故郷の乾東城(けんとうじょう)へ。お迎えの兵士にガッチリ捕まって(笑)、お父さんの鎮西侯府世子(ちんせいこうふせいし)・百里成風(ひゃくり・せいふう)とご対面!…かと思いきや、いきなり息子をぶん殴ろうとするお父さん!東君も負けじと逃げ回って、侯府(こうふ)の中は大騒ぎ!親子喧嘩もスケールがでかい!(笑)
お母さんの温珞玉(おん・らくぎょく)は、兄である温壺酒から息子がゲットした「不染塵」を受け取るんだけど、「うちの息子が西楚剣歌で勝ったなんて信じられないわ…」って感じ。まあ、普段の東君を知ってたらそう思うよね(笑)。でも、兄の真剣な様子を見て、ようやく信じたみたい。
都に激震!西楚剣歌の復活はヤバい!?
一方、都では大変なことに!北離(ほくり)の皇帝・太安帝(たいあんてい)が、宦官(かんがん)のトップ・濁清(だくせい)から「西楚剣歌が江湖に現れましたぞ!」って報告を受けるの。「え、マジで?じゃあ、あの儒仙(じゅせん)と剣仙(けんせん)って死んでなかったの!?」って大慌て。
しかも、その剣を使ったのが、こともあろうに鎮西侯・百里洛陳(ひゃくり・らくちん)のたった一人の孫、百里東君(ひゃくりとうくん)だって言うじゃない!昔、先代皇帝が鎮西侯の忠誠心を試すために、わざと親友だった儒仙・剣仙がいる西楚を討伐させたっていう因縁が…!表向きは西楚は滅び、二人の仙人も死んだことになってるけど…。太安帝は心配になって、皇子でもある風華公子(ふうかこうし)・蕭若風(しょう・じゃくふう)(しょうじゃくふう)(しょうじゃくふう)に「二人を乾東城から連れてこい!」って命令するんだ。うわー、きな臭くなってきた!
仲間からの報告と、祖父の登場!
その頃、蕭若風(しょう・じゃくふう)(しょうじゃくふう)は、友人の雷夢殺(らい・むさつ)から「百里東君ってやつに助けられたんだけど、そいつ、西楚剣歌を使うんだぜ!」って報告を受けてビックリ!雷夢殺も「あいつ、前は剣なんて使えなかったのに、なんで!?」って驚いてる。東君、知らないうちに有名人になってるね!
さて、侯府では東君がおじいちゃん(百里洛陳)に「早く帰ってきてー!」って手紙を送ってたんだけど、ちょうどタイミングよくおじいちゃんが帰還!息子(東君の父・成風)が孫(東君)を罰しようとしてるのを見て、「お前が罰を受けろ!」って成風を引っ捕らえちゃう!おじいちゃん、カッコいい!結局、お母さん(世子妃)の取りなしで、お父さんは許されたけどね。
おじいちゃんは、東君の旅の話を聞いて、「剣林のことは?」って核心に触れるけど、東君は「なんかよくわからないうちに良い剣を手に入れちゃいました~」ってはぐらかす。おじいちゃんは深くは聞かなかったけど、実は西楚剣歌のことは知ってたみたい。昔の戦いで手加減はしなかったけど、儒仙がなぜ生きてるのかは知らない様子。謀反の疑いをかけられる心配もあるけど、「恐れるものか!」って態度はさすが鎮西侯!
師匠との再会、そして決意
夜、東君はこっそり師匠である儒仙のもとへ。「師匠、俺のせいで大変なことになっちゃいました…西楚剣歌のせいで、悪い奴らが師匠を狙ってくるかも…」って謝る東君。でも儒仙は責めずに、「剣を学びたいか?」って聞くんだ。
東君は力強く頷く。「はい!俺も剣を持って江湖を歩きたいんです!籠の中の鳥で終わりたくない!」
その決意を聞いて、儒仙は「よかろう。次は本当の西楚剣歌を教えてやろう。こうなった以上、来るなら来い、だ」って言ってくれるんだ!うわー!ついに本格的な修行が始まる!?東君、これからどうなっちゃうの!?
つづく